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12球団の「ヤング侍」汗と涙のブレイク秘話(4)

アサ芸プラス / 2012年10月3日 10時59分

阪神 新井弟 芽が出ない中日時代も「とにかく走った」

DeNA 荒波 師匠ノリさんの一言で「重圧から解放」

 リーグ下位に沈んだ阪神と横浜。観客動員も落ちる中、消化試合を盛り上げる明るい2人が、両チームの未来を担っている。

 金本知憲(44)に「新井兄弟が引退を後押ししてくれた」と言わしめた新井弟・良太(29)。後半戦は虎の新4番として、豪快なアーチを量産した。

 期待されて入団した中日では伸び悩んでいただけに、トレードされた阪神での一気の開花には驚く人も多い。しかし、その礎はしっかり作られていたのだ。「中日時代は落合監督からバットを内から出してスイングするように教わったのですが、その天才流スイングが壁になっていたようです。ただし、成績は泣かず飛ばずでも、とにかくよく走った。バットもたくさん振った。それで下半身が徹底的に鍛えられたようですね」(スポーツライター)

 阪神移籍後、高橋光信コーチから「自分のスタイルでやれ」と言われ、新たな甲子園名物となる豪快なアーチを放てる新スターとなった良太だが、決して過去は否定していない。「中日時代の猛練習が自分を作り上げた。とても感謝しています」

 一方、足の速さから、中畑監督に「人間じゃない、猿だ」と称された横浜DeNAの荒波翔(26)。50メートルを5秒7で走り、遠投110メートルと高い身体能力を誇る。

 荒波はアッパースイングからダウンスイングに変えることで、自慢の足を生かせるようになり、レギュラーの座をつかんだ。だが、今年5月、突如スランプに陥っている。それを気づかせたのが中村紀洋(39)だった。

「ノリは結果ばかり欲しがる荒波が再びアッパーになっていることを指摘しただけでなく、『今ここ(一軍)でプレーしていることを幸せに思え』と話したそうです」(横浜担当記者)

 自分の持ち味を生かしてこその一軍生活ということを、百戦錬磨のベテランが気づかせた一場面。そんな中村に心酔し、「ノリさんは僕の師匠です」と語る荒波。師匠のアッパースイングはまねせず、その快足でチームを勝利に導いてくれ!

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