天才テリー伊藤対談「槙原寛己」(1)日本シリーズでもソフトバンクがやはり優位

アサ芸プラス / 2017年10月17日 12時56分

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●ゲスト:槙原寛己(まきはら・ひろみ) 1963年、愛知県生まれ。愛知県立大府高校卒業後、82年に投手としてドラフト1位で読売ジャイアンツへ入団。翌83年には、1軍初登板で初完封、12勝をあげる。また、当時の日本最速である155キロを記録し、新人賞にも輝く。以降、藤田、王、長嶋監督のもとで、巨人黄金時代を支える選手として活躍する。94年、対広島戦で20世紀最後の完全試合も達成。98年、シーズン途中からリリーフへ転向し、2001年に現役を引退。現在は野球解説者として、プロ野球、メジャーリーグ、WBCなどの解説で活躍中。

 90年代の読売巨人軍を牽引する投手として活躍したあと、現在は野球解説者として活躍中の槙原寛己氏。今後のCS、日本シリーズにドキドキが止まらない天才テリーは、今季を振り返りながら不調が続く巨人の現在、そして話題の清宮幸太郎選手についてともに熱く語り合った!

テリー 今季のこれまでを振り返っていただきたいんですが。パ・リーグは、やはりソフトバンクがダントツでしたね。何なんですか、あの強さは?

槙原 やっぱり選手層ですよね。厚さが全然、違います。和田(毅)とか武田(翔太)が4月にいなくなりましたけど、まったくそんな感じもなかったですから。

テリー 確かに、ピッチャーの差は大きい。

槙原 相手のピッチャーがいいと「それでも打たなきゃいけない」みたいな気合いが入るし、バッターも育つじゃないですか。一方で、相手バッターがいいと、ピッチャーも「打たれちゃいけない」と気合いが入る。

テリー 相乗効果ですね。

槙原 だから、パ・リーグのピッチャーはソフトバンクに限らず、全体的にレベルが高いですよ。まぁ、DH制があるというのも大きいですけどね。

テリー それは確かに。

槙原 だからセ・リーグは6番、7番にヒットを打たれても点を取られないケースがあるんですよ。8番、9番でピッチャーを抑えればいい、みたいなケースもあるので。でも、パ・リーグはDHがある分、タフですよね。

テリー で、セ・リーグは広島が37年ぶりのリーグ連覇を飾りました。

槙原 僕、広島のピッチャーはそこまですごいとは思わないんですけど、バッターには若くて走れるいろいろなタイプがいて、おもしろいですね。

テリー もし槙原さんがまだ現役で、今の広島と対戦する立場だとしたら?

槙原 もう最悪です(笑)。ランナーが出たら走り回るし、中軸がまた長打を打てますから。僕らの頃も広島は足がありましたけど、長打という点ではそうでもなかったですからね。だからやっぱりロースコアになるんですけど、足があって長打があると、ワンサイドゲームになる可能性があるんですよね。とにかく今の広島は、年齢も含めて選手のバランスがいいです。ベテランがいて、さらにエルドレッドや新井(貴浩)も待機している。

テリー ですよねェ。

槙原 鈴木誠也がいなくなったと思ったら松山(竜平)が打ちだすし。実際、去年優勝した時のチーム編成やバランスを見ても「当分広島の時代が続くかな」と思いましたが、それが現実になった感じです。

テリー CSが順当にいくと、日本シリーズはソフトバンクと広島の対決になりますよね。その場合、槙原さんは、どう予想しますか?

槙原 実力的に見れば、やっぱりソフトバンクが4勝2敗ぐらいで勝ちそうな感じですね。4勝3敗ぐらいになってくれるとおもしろいな、と思いますけど。

テリー やっぱりピッチャーがいいですものね。

槙原 広島も藪田(和樹)とか、今年頑張っていましたけれど、やっぱりソフトバンクは和田、武田も含めて、東浜(巨)、千賀(滉大)、バンデンハークと、先発完投できそうなピッチャーがいっぱいいますから。やはり、優位は動かないでしょうね。

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