天才テリー伊藤対談「槙原寛己」(3)メジャーの日本人選手はパッとせず

アサ芸プラス / 2017年10月17日 17時56分

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テリー あらためて、槙原さんは、清宮幸太郎という選手を、どのように評価されていますか?

槙原 カナダで行われたU18ワールドカップの試合も全部観たんですが、木製バットでのバッティングが思ったより伸びていなかったですね。金属バットの時は力で持っていけるんですけど、木製だと最後にグッと球を押し込んでいかなきゃいけない。そういう部分では、まだまだやらなきゃいけないことはあると思います。ただ、まず普通に考えて、高校通算111本は打てないですよ。

テリー ですよねェ。

槙原 そう考えると、やっぱり彼は特別な選手だし、言動を見ていて頭がよさそうなところもいいですね。

テリー あの知的なところは、松井のイメージと重なりますね。プロ宣言の時も「何だよ、俺より難しい言葉を知ってるじゃん!」と驚いちゃった(笑)。

槙原 期待されたことにきっちり応えてくれるタイプじゃないかな、と思うんです。今は不祥事が多すぎて、「巨人軍は紳士たれ」の部分が色あせてきちゃっていますから、ピシッとしたキャプテンシー(指導力)を持った清宮みたいな選手が来てくれるといいんですけどね。まぁ昔だったら、いくらでも積んで、取りにいけたでしょうけど(苦笑)。

テリー 20億ぐらい出したっていいですよね。そのぐらい、2年もあれば回収できちゃうんだから。

槙原 そのくらい、どうにでもなるでしょう。だって彼が打ちだしたら、お客さんは絶対入りますから。

テリー 話は変わりますけど、今だとアメリカでも活躍する選手が大勢いるじゃないですか。もし、現役時代にこんな状況だったら、挑戦していましたか?

槙原 絶対行ってます。それくらい、大きな魅力を感じますね。

テリー 具体的には、どういうところが?

槙原 僕らの頃のメジャーの年俸って、例えば、僕らが1億~2億だったとしたら、向こうのトップクラスで6億だったんですけど、今は10倍くらいありますからね。あと、アメリカで活躍するっていうことは、イコール「日本代表」みたいな感じになるじゃないですか。やっぱり、夢があると思いますね。

テリー ちなみに、今季の日本人メジャーリーガーはいかがでしたか?

槙原 何か全体的にパッとしない感じでしたね。まあ、マー君(田中将大)も日本ではホームラン打たれることなんてほとんどなかったピッチャーですけど、ポストシーズンに近づいて12勝まで上げてきたなと思ったところで、12敗ですからね。

テリー そうなんですよ。これ、ちょっと後年の松坂(大輔)に近いですよね。

槙原 ダルビッシュ(有)も10勝はしましたけど、よく打たれていますよね。確かに、術後のほうが球にスピードはありますけど。

テリー それは慎重に投げているからですか?

槙原 いや、たぶんその間に他の部分のトレーニングをしていたんでしょう。だから手術で不安がなくなった分、パワーアップしているんですよ。でも、それだけ雑になっているから、防御率がよくない。見ていると、けっこう簡単に点を取られているんですよ。だから、よかったのはイチローぐらいじゃないですか。とはいえ、今は代打で出ているぐらいですけどね。

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