バカリズム脚本ドラマの高視聴率で改めてわかったフジ「月9」の古臭さ

アサジョ / 2016年10月10日 17時58分

写真

 お笑い芸人のバカリズムが脚本を担当するドラマ「黒い十人の女」(日本テレビ系)の第1話が9月29日に放送され、23:59スタートの深夜ドラマとしては異例の高視聴率7.0%をマーク。不貞をコミカルに描いたストーリーが女性視聴者にウケているという。そのドラマについてテレビ誌ライターが解説する。

「主演の船越英一郎と9人の不貞相手を巡るストーリーの軽妙さに加え、LINEのタイムラインを画面に表示させるなど、SNSを前面に押し出した演出も評価されています。いまやスマホユーザーの90%がSNSを利用しており、40代や50代の利用率も85%を超えているのが実情。自らもツイッターやLINEを積極的に活用しているバカリズムは、そんな現状を肌感覚でとらえているのでしょう」

 そんなバカリズムに対し、いまだに20世紀の感覚を引きずっていると酷評されているのが、近年のフジテレビ・月9ドラマだ。直近作の「好きな人がいること」ではインスタグラムとの連携を見せていたものの、同作品を含めて月9には驚くほどSNSの描写が出てこないというのである。テレビ誌のライターが続ける。

「その『好きな人がいること』でも、主要キャスト同士がSNSでやり取りするシーンはほぼ皆無。1月期の『この恋を思い出してきっと泣いてしまう』では、留守電に延々とメッセージを吹き込むという2016年にはありえないシーンが描かれ、若い視聴者を呆れさせたものです。同作品の脚本家は1991年に『東京ラブストーリー』を大ヒットさせましたが、ここ数年のSNS文化にはまったくついていけてないのかもしれません」

 いまやドラマを観ながら視聴者が感想をツイッターに書き込んだり、LINEで友達と盛り上がるのは当たり前の光景だ。そんな日常をドラマに取り込んだバカリズムを、世の脚本家たちは見習うべきかもしれない。

(白根麻子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング