Aurexが誕生50年でブランド刷新。Bluetooth対応カセットプレーヤーなどを発表

　東芝ライフスタイルの子会社で、ラジオ、CDラジカセなどのポータブルオーディオ製品を展開する東芝エルイートレーディングは7月19日、オーディオブランド「Aurex（オーレックス）」誕生50年を機にリブランディングを実施し、第1弾の新製品としてカセット付きワイヤレススピーカー「AX-R10／AX-R10C」「AX-T10」と、ワイヤレスカセットプレーヤー「AX-W10／AX-W10C」を発表した。いずれも7月下旬より発売する。

　新製品ではカセットテープに注目し、曲線的でスタイリッシュな外観デザインを採用。操作ボタンを従来の見やすくて大きな表示から、シンプルでカラートーンを抑えたピクトグラムへと変更し、ノイズレスなデザインで、若年層に向けた新たなブランドイメージの醸成を図る。

AX-R10

AX-R10C

　AX-R10／AX-R10Cは、室内で音楽を聴くスタイルをイメージしたカセット付きワイヤレススピーカー。6Wの高磁力モノラルスピーカーとパッシブラジエーターを左右側面に配置し、迫力のある重低音と良質な中高音質を再現するという。

　本体幅は145mmとコンパクト設計で、外観デザインはマットで滑らかな質感。AX-R10は、本体正面のカセット窓を小さく設計したシンプルな見た目に対し、AX-R10Cは、カセット窓が大きく露出したクリアモデルで、カセットテープのデザインや回転する様子を見ながら音楽を聴ける。

　スマホから本製品に音声をBluetooth送信し、ワイヤレススピーカーとして使用できる機能と、手持ちのBluetooth対応ワイヤレスイヤホンにカセット音源を送信する機能を備える。内蔵マイクで録音も可能。価格はオープンプライスで、実売価格は1万5000円前後の見込み。

AX-T10

　AX-T10は、屋外でアクティブに音楽を聴くスタイルをイメージしたカセット付きワイヤレススピーカー。5W＋5Wの高磁力スピーカーを左右に配置したステレオタイプで、背面には大型パッシブラジエーターを搭載し、カセット音源をよりパワフルに再生できるという。

　本体正面のフレーム内側には、LEDライティングを採用。7色に変化する光で空間の雰囲気を盛り上げる。Bluetooth送受信機能も搭載する。価格はオープンプライスで、実売価格は1万5000円前後の見込み。

AX-W10

AX-W10C

　AX-W10／AX-W10Cは、1980年代に多くのラインアップを展開していたポータブルカセットプレーヤー（Walky）のデザインを新たに現代風にアレンジしたワイヤレスカセットプレーヤー。カセット音楽をワイヤレスイヤホンで聴くスタイルで、持ち運んで音楽を楽しめる。

　外観デザインは、カセット窓の小さいAX-W10と、カセット窓を大きく露出させたクリアモデルであるAX-W10Cの2種類を展開する。また、スライドスイッチで操作ができるバーチャルサラウンド機能を搭載。複数のスピーカーで再生したような音響効果を実現するという。価格はオープンプライスで、実売価格は8000円前後の見込み。

AUREX　新ロゴマーク

AUREX　メインビジュアル

　Aurexのリブランディングにともないブランドスローガンを「心、躍る。」とし、ロゴマークも刷新。ウェブサイトや全国の家電量販店の店頭販促物で展開するプロモーションでは、若年層に人気のイラストレーター「pomodorosa（ポモドローサ）」氏、アーティストの「にしな」氏を採用する。

pomodorosa氏によるプロモーションイラスト