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シンクライアントOS新製品「Phantosys10」登場

@Press / 2017年7月6日 11時0分

Phantosys10システムイメージ
株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:松室 高志)は、高機能・高コストパフォーマンスのシンクライアントOSの新製品として、「Phantosys(ファンタシー)10」を本日7月6日から発売します。起動がより速く、キャンパス間同期が可能になるなど、従来製品を大幅にパワーアップ、ネットワークブート型シンクライアントOSの威力を最大限に発揮します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/132471/LL_img_132471_1.jpg
Phantosys10システムイメージ


■進化を遂げた「Phantosys10」
ネットワークブート方式のシンクライアントは、クライアント端末からの情報漏えいを防ぐセキュリティ効果に加えて、クライアント端末をサーバー側で一元管理できるTCO削減効果が大きなメリットとして知られています。

「Phantosys10」の前バージョンである「Phantosys5LV」は2013年4月の発売以来、おかげさまでご好評をいただき、小中高大など教育関連市場での納入実績はすでに700校を超えています。多くのユーザー様にお使いいただく中で明らかになったことは、シンクライアントの主目的であるセキュリティ確保と並んで大きなメリットとしてご評価をいただいているのがTCO削減で、最近の急速な普及の原動力となっています。そこでこれらさまざまなユーザー様のご意見を参考に、新時代のシンクライアントOSとして新たに「Phantosys10」を商品化し、サポート面についても、お客様により一層ご満足いただけるよう体制を強化しました。

今回の「Phantosys10」では、起動時間をさらに短縮し、またキャンパス間同期を可能にしました。

「Phantosys」シリーズは、ネットワークブート型シンクライアントのテーマであった起動時間の問題を解決したことで高いご評価をいただきました。今回の「Phantosys10」ではこの起動時間をさらに短縮し、さらにプリロード機能により2回目以降の起動速度を大幅に短縮しました。

「Phantosys10」は、大学などの大規模ユーザー向けにイメージデータのキャンパス間同期をフルタイムで可能にしました。各キャンパスに管理者がいなくても、メインとなるキャンパスでイメージ更新作業を行い、他のキャンパスのクライアントPCが稼働中であっても、サーバー間のイメージの同期処理が可能となり、全てのキャンパスで常に最新のイメージで起動することを可能にしました。


■「Phantosys10」の概要
「Phantosys10」は、ネットワークブート方式のシンクライアントOSです。サーバー上に仮想ディスクを設定してネットワーク経由で仮想ディスクのOSを起動するネットワークブート方式は、既存のPCをそのままシンクライアントとして使える手軽さに加え、実処理をクライアント側で行うためサーバーの負担が少なく、CADをはじめとする大容量アプリケーションも快適に稼働するなど、シンクライアントの中でも教育関連を中心に急成長を遂げています。

「Phantosys10」は、マルチレイヤードノード方式により、一つのディスクイメージの中に異なるOSや環境をいくらでも持つことができます。管理に必要な画面イメージを瞬時に作成することができ、これらのイメージを自由に選択して起動できるなど、多様な運用スタイルを提供します。

「Phantosys10」は、独自開発の統合管理ツール「Phantosys コンダクター10」をオプションで用意しました。誰にもわかるGUIで操作は簡単、管理者の負担を大幅に軽減します。

「メンテナンスの手間を軽減したい」「情報漏洩対策を強化したい」「複数のOS環境を利用したい」「誰がどのような使い方をしてもいつも同じ環境から始めたい」「万が一の場合の復旧は迅速にしたい」「シンクライアントといえどパフォーマンスを下げたくない」などというユーザーには「Phantosys10」が最適の選択肢です。


■「Phantosys10」の特長
[ネットワークブート方式]
ネットワークブート方式のシンクライアントを利用するには、まずサーバー上にイメージを作成する必要がありますが、このイメージ作成が簡単に素早く行えることが大きな特長です。イメージの更新は1台を更新すればOKですので、メンテナンス時間を大幅に短縮し、安定したシンクライアント運用が可能です。クライアントには通常のPCを使用しますので、マルチメディアやCADなど負荷の大きなソフトウェアもストレスなく使用することができます。

[イメージ管理]
一つのイメージに複数の起動イメージを持つことができます。学校などでは授業に応じてイメージを切り換えるなど環境に応じた使い方ができます。また問題が生じた場合など、正常なイメージから起動させることが可能です。新たなイメージが必要な場合は、現在の状態からすぐに作成できます。作成したイメージ群の中間層にあるイメージの変更や削除はいつでも可能で、クライアントの稼働中でも問題なく行えます。イメージファイルを変更するためにシステムを停止する必要はありません。

[起動モード]
クライアントの起動は、サーバー側でイメージを指定して起動することも、クライアント側でメニューを選択して起動することも可能です。再起動させる際に前回の起動状態を維持して起動する「手動復元モード」を備えており、いつでもクリーンな環境で起動することができます。ソフトウェアのインストール実習などでも後処理が極めて簡単です。

[ローカルキャッシュ]
クライアントのハードディスクの一部をキャッシュとして利用する「ローカルキャッシュ機能」を備えています。この機能を利用することで、大容量データを使用するCADなどでの処理速度の低下を防ぐと共に、サーバーやネットワーク負荷を軽減することができます。キャッシュはセクターベースですので、PCが盗難にあっても元のファイルを復元することは極めて困難です。この機能はローカルOSとの共存も可能です。

[冗長化とロードバランス]
複数のサーバーを設置して、サーバーの障害時に他のサーバーからクライアントを起動してダウンタイムを最小化するなどの冗長化が可能です。また複数のサーバーにクライアントを割り振ってサーバーの負荷を分散するなど負荷分散(ロードバランス)が可能です。

[セキュリティ機能]
セキュリティ機能として、イメージの起動をパスワードでロックすることができます。これはクライアントやイメージ単位で設定が可能です。USBデバイスやCDドライブなど各種デバイスへのアクセスを禁止し、情報の持ち出しを制限できます。

[クライアントログ管理]
クライアントログ管理ツールにより、クライアントの各種情報を収集し表示できます。起動イメージ履歴、Webアクセス履歴、ログオン履歴、印刷履歴、イベントログ収集、アラート機能、ブラウザ管理、OSに関する情報をエージェントレスで収集します。

イメージ作成をはじめとするさまざまな操作について、Windowsを使えるユーザーであれば操作できるように工夫しています。専門ベンダーに頼まなくてもユーザー自身で簡単にイメージ作成や設定変更が可能ですので、迅速かつ低コストでの運用が可能です。


■統合管理ツール「Phantosys コンダクター10」(オプション)
「Phantosys コンダクター10」は、ユーザーの要望を集大成した統合管理ツールで、一目瞭然のGUIによって誰でも簡単に操作できます。複数のサーバー群をまとめて管理する「サーバー管理」、クライアントをグループ別に整理して管理する「ユーザー管理」、イメージの作成や削除などを管理する「イメージ管理」、起動できるクライアント数を管理する「起動制限」、電源や起動イメージ変更、イメージ同期および事前キャッシュなどを指定した周期や時間で実行できる「スケジュール」、ネットワークの任意のPCから管理する「ターミナル」、クライアントのモニタリングが可能な「リモートコントロール機能」、指定したアカウントでクライアントのWindowsにログオンする「リモートログオン」などの機能があります。


■動作環境
<サーバー>
CPU :Xeon 2.0GHz メモリ8GB 以上 ※1
対応仮想環境 :VMware vSphere/Hyper-V ※2
ハードディスク:SAS接続(RAID10 推奨)
容量についてはご相談ください
OS :Windows Server 2012 R2/2016

<クライアント>
CPU :Celeron2.0GHz メモリ4GB 以上
ハードディスク:ローカルキャッシュ使用時必要 SSD推奨
BIOS :PXE2.0以上、Wake On LAN レガシー/UEFI
OS :Windows7/8/8.1/10(32/64bit) ※3、
Linux(32/64bit) ※4

<ネットワーク>
規格:1000Base-T以上(有線) ※5、無線LAN(フルキャッシュ運用時)
(IEEE802.11ac推奨) 複数セグメント、外部DHCP対応 ※6

<LogVillage Lite>
OS :Windows Server 2012 R2/2016 ※7
ハードディスク:マネージャーにログ保存領域が必要

※1 クライアント台数などで必要な機器の構成が異なります、ご相談ください。USB空きポートが必要です。
※2 仮想環境の構成はお問い合わせください。
※3 クライアントにはWindowsのソフトウェアアシュアランスが必要です。Windows10の場合は、Windows10 EnterpriseLTSBを推奨します。Microsoft WindowsやMicrosoft Officeの認証にKMSホストが必要です。
※4 対応Linuxはお問い合わせください。コンダクターでは機能制限があります。Log Village Liteではオプション対応となります、また一部機能制限があります。
※5 LANケーブルはCategory6を推奨、タブレットPCの場合は、別途USBLANアダプタが台数分必要です。
※6 外部DHCPの場合、IPを固定することで、セグメント越えのWake On LANに対応できます。
※7 クライアントの台数に応じてPollingサーバーを追加する必要があります。


● Phantosysは株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーの登録商標です。
● LogVillageは株式会社蒼天の商標です。
● 上記に記載されるその他すべての製品名および登録/未登録商標は、識別のみを目的としており、その所有権は各社にあります。


■株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーについて
株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは、2005年の設立以来、次代を担う子供達の教育のために、便利で安心して使えるコンピュータ環境を提供しています。さらに、教育分野で培ったEASY to USEの環境をビジネス分野にも広げています。Phantosysの他にも、iPad環境復元・展開ソフト、HDD瞬間復元ソフト、画像転送ソフト、PC教室空席情報表示システムなども販売中です。


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プレスリリース提供元:@Press

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