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翻訳会社の十印、機械翻訳サービス「Gen-pak」を発表 Google NMTのセキュアな商用利用が可能に

@Press / 2018年2月6日 10時15分

企業向け翻訳サービスを提供する株式会社十印(本社:東京都港区、代表取締役社長:日下部 優、以下 十印)は、Google社の提供するニューラル機械翻訳エンジン(以下 NMT)をセキュアに使用できる「Gen-pak(玄白)」の発売を発表しました。リリースは2018年4月予定です。

Google社が2016年11月に発表したNMTは、ディープラーニング技術を取り入れた最新式の機械翻訳エンジンで、難しいと言われてきた英語から日本語への翻訳、日本語から英語への翻訳で格段に品質を向上させました。また、NMTでは訳文での用語統一に難点がありますが、十印独自の手法T-termにより用語集の適用を実現しています。
さらにGen-pakでは使いやすいインターフェイスで、Word、Excelなどのファイルをそのまま翻訳にかけることができます。

■Gen-pak 概念図
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/149001/LL_img_149001_1.png
Gen-pak 概念図

■NMT(ニューラル機械翻訳)について
今までの機械翻訳は、登録したルールに基づいて翻訳を行うルールベース機械翻訳、大量の対訳データ(通常「コーパス」と呼びます)を登録し統計的手法により訳文を生成する統計的機械翻訳がメインでしたが、2016年にGoogle社がディープラーニング(深層学習)によるニューラル機械翻訳(Neural Machine Translation、NMT)エンジンを発表。機械翻訳の飛躍的な品質向上が注目を集め、NMTの活用により実務翻訳での作業効率向上が期待されています。十印でも生産性向上について実証的な調査を行っており、昨年MT Summit(機械翻訳に関する国際学会)にてその成果を発表しました
今後はNMTエンジンをいかに効果的かつ安全に活用できるかがビジネス成功の鍵となります。


■Gen-pakについて
最新のNMTエンジンを利用したくても、情報漏洩の懸念などからビジネスでの利用を躊躇するお客様も少なくありません。Gen-pakでは、Google Translation API経由で翻訳を行うことにより、データの安全性を確保しながらセキュアに機械翻訳を利用できます。
また、NMTでは、訳文は非常に流暢ですが、訳語が統一されないという難点があります。十印は独自の手法「T-term」によりこの問題を解決。お客様指定の用語集を適用して訳語統一を図ることが可能になりました。
直観的な使いやすいインターフェイスで、WordやExcelのファイルをそのまま翻訳することもできます。
さらに、お客様の用途に応じて、インターネット上のサーバーを経由してご利用いただくクラウド版、お客様専用のサーバーをご提供するオンプレミス版の2種類をご用意。
使用料は、クラウド版が月額5千円からの月額制、オンプレミス版は初期費用100万円から(別途1年ごとの保守費用)。お客様の使用状況に応じて最適なプランを設定いたしますので、まずはご相談ください。
十印では3月にご利用をお考えのお客様向けの説明会を開催する予定です。 mkt@to-in.co.jp までご一報ください。別途ご案内をお送りします。
なお、Gen-pakの名称は、西洋語から日本語への本格的な翻訳を初めて行ったといわれる杉田玄白に由来しています。


■対応言語ペア
日本語と英語の双方向はもちろんのこと、中国語と英語、韓国語と英語など、英語を介していれば、Google NMTの提供している言語ペアがすべて翻訳可能です。(現在、98言語ペア)

<例>
日本語⇔英語
中国語(簡体字)⇔英語
中国語(繁体字)⇔英語
韓国語⇔英語
ベトナム語⇔英語
インドネシア語⇔英語

<2018年1月現在の対応言語>
https://www.atpress.ne.jp/releases/149001/att_149001_2.pdf


■Gen-pak画面(例) ― 直観的でわかりやすいインターフェイス
https://www.atpress.ne.jp/releases/149001/img_149001_2.jpg
日本語と英語で提供予定。ユーザーはファイルをドラッグするだけで翻訳済のファイルを取得できます。(画面は変更する可能性があります)


■株式会社十印について
株式会社十印は、1963年より半世紀にわたり企業向けのドキュメント制作に携わってきました。技術文書の翻訳からスタートし、時代の変化と、お客様のニーズにいち早く対応しながら成長し、現在ではIT分野のローカライズで高い実績を誇り、「ローカリゼーションの十印」として認知されています。
1980年代からは、「言語研究所」を設立し、日本初の機械翻訳プロジェクト Mu プロジェクトに関わってきました。
一般社団法人日本翻訳連盟の立ち上げにも関わり、長く会長を務め日本の産業翻訳の発展に貢献してきました。独自の厳正なトライアルを合格した登録翻訳者数は3,000名を超え、IT分野にとどまらず、半導体、自動車、医療・医薬、ビジネス一般、金融など広い分野に対応しています。
現在は、米国・英国・中国・韓国にも拠点を持ち、海外のお客様との取引も多く行っています。


【株式会社十印(日本本社)】
所在地 : 〒141-0031 東京都港区芝5丁目31番19号 オーエックス田町ビル7階
代表者 : 代表取締役社長 日下部 優
事業内容: 1) 翻訳、ローカリゼーション、2) MT翻訳サービス、3) 派遣
資本金 : 9,998万円
従業員数: 約70名
電話番号: 03-6453-6282(代表)
URL : https://www.to-in.com


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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