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DSファーマアニマルヘルス、犬を対象とした同種由来間葉系幹細胞製剤治験開始のお知らせ 

@Press / 2018年4月19日 11時0分

DSファーマアニマルヘルス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:中島 毅、以下「DSPAH」)はこの度、株式会社J-ARM(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:竹根 幸生、以下「J-ARM」)の協力を得て難治性の胸腰部椎間板ヘルニアに罹患した犬を対象に、同種由来間葉系幹細胞製剤※1-2(犬(同種)脂肪由来)の治験を開始いたしましたのでお知らせいたします。


犬の胸腰部椎間板ヘルニアは、外傷や加齢、遺伝的な原因によって椎間板が逸脱して脊髄を圧迫することで発症します。後肢の麻痺による歩行困難や、排泄コントロールの不能が伴うため、発症した犬はもとより飼い主にとっても負担が大きな疾患です。外科療法やステロイドなどの薬物療法が一般的に有効な治療方法である一方、回復が期待できない場合もあり、これらの治療方法に加えて、新たな治療方法の開発が強く望まれてきました。


獣医療では、獣医師が自ら細胞製剤を調製して院内で動物に投与する細胞治療が行われています。しかしながら特殊な機器や細胞を取り扱う技術が必要なため、実施できる動物病院は限られています。DSPAHは、獣医療向けに国内で初めて医薬品として細胞製剤を提供するため、2015年に動物の細胞培養や細胞治療に豊富な知見を有するJ-ARMと提携、2016年4月には池田動物細胞医薬センター(大阪府池田市)を開設し、安全・高品質な同種由来間葉系幹細胞製剤の研究、開発、製造を一貫で行える体制を整えてきました。この度、2018年度中の動物再生医療等製品の製造承認申請を目指して治験を開始することになりました。


※1 間葉系幹細胞:体のさまざまなところに存在し、骨芽細胞、脂肪細胞、軟骨細胞、筋細胞などに分化する能力を持っている細胞です。この細胞は、傷害を受けた組織を修復する機能があること、免疫細胞の攻撃を緩和させる性質を持っているなどの報告があります。
※2 同種由来間葉系幹細胞製剤:自分自身ではない同種動物の間葉系幹細胞を元にした製剤です。(当社治験製剤)


【DSファーマアニマルヘルス株式会社について】
DSファーマアニマルヘルス株式会社は、動物たちの健康を支えることで、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献する企業として、2010年7月に大日本住友製薬株式会社の事業部門から分社化し設立された研究開発型の動物用医薬品メーカーです。当社は70余年に及ぶ動物薬事業を通じて培った経験と実績を基礎に、人と動物の絆を支える「コンパニオンアニマル事業」、人々の豊かな生活を支える「畜水産事業」、確定診断に必要不可欠な「臨床検査事業」を展開しています。詳細はホームページをご覧ください。
https://animal.ds-pharma.co.jp/


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プレスリリース提供元:@Press

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