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クリアな音質と自然な音場感を生み出す画期的なスピーカー技術「Φ(ファイ)」を新開発

@Press / 2018年6月15日 9時15分

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、生演奏に近いクリアでキレのある音質と自然な音場感を生み出す画期的なスピーカー技術「Φ(ファイ)」を開発しました。「Φ(ファイ)」は、独自開発した電気音響変換フィルム「B.E.A.T.」をスピーカーの振動板に採用し、独自のユニット構造(図1)とすることで世界最速クラスの0.1ミリ秒以下の音の立ち上がり・立ち下がり速度(*1)を実現。さらに、スピーカーユニットを柱状の多面体とすることで、360°全方向への均一な音の広がりを可能にしました。
なお、6月16日・17日に東京国際フォーラムで開催される国内最大級のオーディオ展示会「OTOTEN」にて、本技術を用いた試聴用スピーカーとサブウーファー(*2)を組み合わせた2.2チャンネルオーディオシステム(*3)の体験試聴会を実施します。

◆詳細はWebページをご覧下さい。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1300.html?link=atp
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/158978/img_158978_1.jpg

一般的なスピーカーは、振動板を磁石とコイルで振動させることで音を発生させます。現在、スピーカーに用いる振動板は、振動を伝える伝搬速度と、振動を減衰させる内部損失が重要な要素といわれています。伝搬速度が低いと音の立ち上がりが遅くなるとともに、高音域の音が出づらくなります。また、内部損失が小さいと音の立ち下がりが遅くなり、不要なノイズが発生してしまいます。そのため、幅広い音域でクリアな音質を実現するために、高い伝搬速度と内部損失を両立する振動板が求められています。
また、人間の声や楽器の音などは、1点から全方向に向けて音が発生する「点音源・全指向」に近い特性であるのに対し、通常のスピーカーは、特に高音域では前面方向への指向性が強いため、自然な音場感を実現することが難しいという課題がありました。
富士フイルムは、これまで写真フィルムで培ってきた材料設計技術や分散技術、精密塗布技術を活かして、磁石やコイルなしに電気信号で直接振動する革新的な電気音響変換フィルム「B.E.A.T.」を開発するとともに、その応用検討を進めてきました。今回、「B.E.A.T.」をスピーカーの振動板に用いることで、生演奏に近いクリアでキレのある音質と、「点音源・全指向」に近い特性による自然な音場感を生み出すスピーカー技術「Φ(ファイ)」を開発しました。

今後、富士フイルムは、社外パートナーとのオープンイノベーションも視野に、本技術をハイエンドオーディオ機器や業務用音響機器への応用展開を検討していきます。
*1 音の立ち上がり速度、立ち下がり速度のそれぞれで0.1ミリ秒以下を実現。2018年6月14日時点。富士フイルム調べ。
*2 メインスピーカーとは別に設置する市販の重低音用のスピーカー。
*3 視聴者に対して、右前方と左前方に1つずつスピーカーを配置し、それぞれにサブウーファーを組み合わせたオーディオシステム。

富士フイルムニュースリリース一覧
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp
富士フイルム株式会社
http://fujifilm.jp/?link=atp
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プレスリリース提供元:@Press

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