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情報を無意味化したままで演算処理 秘匿計算技術の実用化を産総研との協働で始動

@Press / 2018年10月16日 9時30分

データの無意味化により「情報の安全」を実現する「ZENMU(ゼンム)」を展開する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下 ZenmuTech、代表取締役社長:田口 善一、東京都品川区)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と協働で、新たに、無意味化したままで演算処理が可能な秘匿計算技術の実用化に向けた取り組みを開始いたします。


ZenmuTechはこれまで「情報は盗まれるもの、人間は過ちを犯すもの」を前提に、「情報は必要な時だけ情報として利用し、不要な時は無意味化しておく」という新発想のセキュリティを提言し、秘密分散技術を用いたZENMUソリューションを展開してまいりました。
一般的に暗号化や秘密分散技術では、実際に情報処理を行う際には、元データに復号する必要がありましたが、秘匿計算は、データを復号することなく処理が可能になる技術です。
産総研でこれまで培われた秘匿化技術の研究成果と、ZenmuTechによる情報の無意味化技術の開発と実用化の実績を元に、この度、汎用的に利用可能な秘匿計算技術の実用化に向けた協働プロジェクトを開始しました。
秘匿計算技術を用いることで、医療分野において個人情報を秘匿化したまま診断を行ったり、異なる企業が管理する購買履歴や行動履歴からマーケット分析を行ったり、複数の異なる所有者が存在する膨大なデータをプライバシーやセキュリティの観点で安心・安全に相互利活用することが可能となります。
ZenmuTechは、ZENMUによるデータの無意味化と無意味化したままでのデータ処理を可能にする秘匿計算技術で、「情報の安全」を当たり前と感じる社会の実現を目指します。


■エンドースメント
「近年、多くのデータが収集され、それを利活用することで個々人に応じたきめ細かいサービスが提供できるようになるものと期待されています。
これはサービス利用者にとって『優しい社会』となる反面、収集されるデータからのプライバシー漏洩が懸念されています。
産総研ではこれからの社会にとって有用な情報セキュリティ技術として秘匿計算技術の研究に取り組んでいます。秘匿計算技術は、収集される個人情報を秘匿状態のままデータ解析が可能な高機能暗号技術であり、これらの個人情報が収集するサービス提供者にすら漏れないことを保証することができます。我々は、実用化を視野に入れ、汎用的に実行可能な秘匿計算技術を設計し理論検証・実証を重ねてきました。
今回、秘匿計算技術の要素技術である秘密分散技術の事業化に成功しているZenmuTechと協働することにより、秘匿計算技術を理論検証フェーズから実用化に至らしめることを目指しています。」

国立研究開発法人産業技術総合研究所
情報技術研究部門 高機能暗号研究グループ 研究グループ長
博士(工学)
花岡 悟一郎


【商標について】
本文中の社名、商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。


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