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新元号「令和」発表!脳も腸も疲れさせる「新元号疲労」って!?マインドフルネスの権威にきく、改元期を穏やかに過ごすテクニック

@Press / 2019年4月1日 14時15分

新元号「令和」が発表され、新時代を迎えるにあたり、脳腸相関LABOは20歳~49歳の働く女性735人に「新元号にあたりどう感じているか」の調査を実施。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/180810/LL_img_180810_1.jpg
働く女性に聞いた「新元号にあたりどう感じているか」調査結果

その結果、50.2%の女性が「元号が変われば、新しい時代が来たと感じ、わくわくすると思う」と答えており、約半数の女性が新元号時代への期待感をもっていることがわかりました。しかしその反面、「新元号に慣れるのに時間がかかると思う」と答える女性は61.9%と、6割以上の女性が、新元号時代にスムーズに移行できるかを不安視している様子が伺えます。

また、「元号が変わると事務処理等の仕事が増えそうだと思う」女性が60.8%、「元号が変わると例外的な仕事が増えそうだ」という女性も50.2%と半数以上の女性が、新元号に切り替わることで、処理作業により生まれるトラブル、書類記入などの事務処理や、元号と西暦の照合など、仕事への支障を懸念していることがわかります。


わくわくする気持ちとちょっと不安な気持ちが入り混じる、新元号への過渡期。このような時期には見えざる心身の不安定が起こりやすくなると、東京マインドフルネスセンター センター長 長谷川洋介さんは警鐘を鳴らします。

「目に見えない気持ちの揺らぎとともに、例外的な仕事も増え、脳もフル回転させなくてはならないこの時期、働く女性の心と身体に無自覚のうちに疲労感が現れる恐れがあります。いわば“新元号疲労”ですね。この、「新元号疲労」は知らない間に心と身体の両方を蝕む危険があります。」

この「新元号疲労」を乗り切る方法を、自分自身の状態にフォーカスすることで心を穏やかにする、話題の“マインドフルネス”の観点から、長谷川洋介さんにアドバイスいただきます。


【監修】長谷川洋介(はせがわ ようすけ)さん
東京マインドフルネスセンター/センター長・ディレクター。
マインドフルネス、ヨガ、鍼灸に詳しく、バラエティ溢れるマインドフルネス手法を紹介。数々のマインドフルネスの世界的権威に師事。日本マインドフルネス学会会員。全日本鍼灸学会会員。人体科学会学術会員。株式会社Tulsi Tree 代表取締役。


【「新元号疲労」とは?】
■前向きなワクワク感が、実はストレスにつながる
新元号時代への過渡期を迎え、女性たちの心や身体にどんな変化が起きているのでしょうか?

「新元号になり、女性たちはこれまでとは意識や環境が変わったことに対する見えないストレスを感じている状態にあると考えられます。ワクワクしているという女性も半数以上いるとのことですが、実は『先が見えない』という状態はポジティブな気持ちであっても心と身体に見えないストレスを与えています。」

同時に、例年環境が変わることの多い4~5月の時期は、部署異動で業務が変わる方も多く、一度も経験したことのない新元号対応のための業務に取り組むことも未知へのストレスになりそうです。


■女性のほうが「新元号疲労」を感じやすい
「女性はもともと男性よりも感受性が高く、未来に対しても不安を感じやすいといわれています。未来を見据える機会が増える改元の時期も、普段よりも不安感を感じやすくなることが考えられるでしょう。女性が多面的に様々なことをとらえられることの裏返しですが、あらゆることをよくも悪くも予測してしまい、ストレスを生みます。」


■「新元号疲労」は「脳腸疲労」にもつながる
未知なる未来に対しての心的ストレスとともに、実は身体にもダメージが及ぶ可能性があると長谷川さんは言います。

「不安やストレスが多い緊張状態になると、交感神経と副交感神経とがある自律神経のうち、緊張感を高める交感神経が優位になります。長期的にこの緊張状態が続くと副腎から分泌されるストレス物質のコルチゾールが増え続け、この物質が血管にダメージを与えたり、脳を委縮させたりと、深刻なダメージが現れることもあるといわれています。」

一般的に、ストレスが多いと、腸内環境の悪化にもつながるといわれていますが、近年では『脳腸相関』といって、脳(=考える機能を持つ)が疲れると、腸(=免疫力や幸せホルモンといわれるオキシトシンの9割を分泌されるともいわれます)の不調を引き起こし、さらに腸の不調で脳で考える事のクリアさを減退させる、という相関関係が話題になっています。脳がストレスを感じるとお腹が痛くなったり、腸の調子が悪いと不安感が増したりするのも脳腸相関の代表的な例です。

「新元号への過渡期は、精神的には“未知への不安”ストレスを感じ、物理的には仕事の作業が増えて忙しくなって疲労を覚えるため、まさに脳と腸が互いに疲弊せざるを得ない環境を作る恐れがあります。そんな時に、自分自身の心と身体にフォーカスし、対話し、自分のフラットな状態を取り戻すマインドフルネスを行うことは、『脳腸相関』の原理に則り心も身体も快くする手法の1つといえます。」


■マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、意識的に「現在の瞬間」に、判断を加えず注意を払うこと。正式には「マインドフルネス・ストレス低減法」という心理学的治療の一つで、うつや不安症の医学的治療効果や、健常人の生活の質を高める作用も確認されており、世界各国の教育現場やビジネスの研修にも取り入れられるなど、今、世界的に大きな注目を集めています。

<マインドフルネスは「気づき」>
「マインドフルネスは、一言で言えば“気づき”と捉えられます。『今現在の自分自身はどのような状態なのか?』に気づくこと。そして、自分が理想の自分でない瞬間も、なぜ自分が理想と違うことをしているのか、してしまったのかを見つめ、受け入れることが重要なポイントです。」

例えば、イライラして人に当たってしまったとき、『自分はちょっといま疲れていて体調も気持ちも不安定で、人に当たってしまった』と、まずは自分を客観的に見つめること。それを心が落ち着いた状態で繰り返していくうちに、自分の自制心のない行いを“即座に”穏やかな行いにすることができるようになっていくといいます。

「マインドフルネスを行うことで、脳の前頭葉と海馬や扁桃体が活性化するため、感情のコントロールができるようになると言われます。マインドフルネスが脳や自律神経、全身のコンディションを整えるという健康効果に関するエビデンスも発表されています。自分のマイナスの感情、うまくいっていない状況に無理にフタをするのではなく、優しさと思いやりを持って向き合う。そうすることで脳の疲れに気づき休養を取ることができたり、身体が本当に求めるものだけを食べたりすることやストレスの軽減で腸内環境が整ったり、まさに『脳腸相関』に良い影響を及ぼすことが期待できます。腸内環境、自律神経、免疫系が整い、心身の健康はもちろん、肌荒れがよくなるとい方もいるくらいです。」


【「新元号疲労」を克服するマインドフルネス・テクニック】
マインドフルネスの手法は、一般的に瞑想やヨガ、いま自分がどんな状態かを全身に思いをはせて探る瞑想手法“ボディスキャン”などが基本ですが、ここでは忙しい働く女性が日々の生活の中で手軽にできるマインドフルネス手法をご紹介します。
1日3分からでも、ぜひ取り入れてみてください。

(1) 3分間、呼吸を意識する
自分の呼吸に3分間だけ注意を向けてみましょう。鼻からゆっくり息を吸い、鼻からゆっくり息を吐くのを繰り返します。マインドフルネスでは、呼吸を無理にコントロールしません。呼吸が浅い場合も、自分の呼吸が浅いことも意識して、不安や緊張など現在の状況を認めることがポイント。無理に心や呼吸を落ち着かせる必要はありません。

(2) 食べる時、飲む時は、その行為にフォーカス。「ながら」も早食いもNG。
仕事中に飲食するときは、「ながら」ではなく、その行為にフォーカスしましょう。視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚といった五感を徹底的にじっくり感じながら食べる方法は、マインドフルネス瞑想の一つである “マインドフルネス・イーティング”の原理と同じで、メンタルを安定させる効果も期待できます。

ゆっくり食べれば、消化液がきちんと分泌され、食べ始めて20分で刺激が始まるといわれる満腹中枢をきちんと刺激することができ、美味しく満足感が得られる上に、腹八分目でとどめられます。飲み物を飲む時も同様です。こうして、『自分が本当に求めているものだけを摂る』ことで、より心も軽く、美しさも手に入れられます。

(3) 「プチ瞑想」する
「マインドフルネスの基本である瞑想を、簡易的に行う“プチ瞑想”もおすすめ。外出先のカフェなどでも行えます。瞑想時は、目を開けたまま、もしくは半目でも良いです。
ただ、目から入ってくる情報量は非常に多く、無意識に自分へのフォーカスが阻害されることもあり得ますので、状況に応じて目を閉じて行いましょう。呼吸の意識も忘れずに。」

(4) 人とのコミュニケーションでは相手に気を配る
「人とのコミュニケーションにおいてもマインドフルネスは実践できます。話すときは、相手に気を配り、言葉やジェスチャー、表情、声の調子など全身全霊で相手に集中して注意を向けます。
また話すほうも聞くほうも、しっかりと相手の目を見ること。これは“傾聴(けいちょう)”と呼ばれる概念です。自分の価値判断をはさまず、ありのままを受け入れて聴くことがポイントです。すると相手の本意が理解できるようになり、人間関係も良くなることが期待できます。」

(5) 習慣化させるには?
「マインドフルネスは習慣化させないと意味がありません。『時間は見つけるものではなく作るもの』と心得て、毎日のスケジュールに何時から何分、と入れてしまうのがポイント。もしくは携帯の待ち受け画面に、自分を癒す言葉、いつも振り返りたい言葉などを入れておき、それを見るたびに、“自分にフォーカスする”ことを意識するのも、マインドフルネスを自身の中で根付かせる一助となるでしょう。」
多忙な人ほどマインドフルネスを意識することが大切です。そのほうが、やるべきことの優先順位の整理などもでき、実は仕事も効率化するでしょう。

すぐにでも始められるマインドフルネス。「新元号疲労」による不安やストレスを賢く対処するポイントは「脳腸相関」の考えに基づき、マインドフルネスで脳からアプローチして、腸内環境を整えること。心も身体も上手にケアして、「新元号疲労」を乗り切りましょう。


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プレスリリース提供元:@Press

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