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The Qt Company、ケーニグセグ・ハイパーカーのデジタルコックピット開発をサポート

@Press / 2019年9月17日 16時15分

本リリースは2019年9月16日にフィンランドで発表されたプレスリリースの抄訳です。

2019年9月16日― The Qt Company(本社:フィンランド エスポー、日本オフィス:東京都千代田区、日本オフィス代表:Dan Koo)は、スウェーデンの高性能スポーツカーメーカー、ケーニグセグ・オートモーティブ(Koenigsegg Automotive AB)が車載インフォテインメント(IVI)システムおよびデジタル計器の開発のため、Qtのクロスプラットフォーム開発フレームワークを採用したことを発表しました。このパートナーシップを通じてThe Qt Companyは、ケーニグセグ社のSmartCenter、SmartWheel、SmartCluster製品のソフトウェア開発をサポートします。ジェスコハイパーカーにはSmartCenterおよびSmartWheel、アゲーラRSとレゲーラハイパーカーには、SmartCenterとSmartCluster製品が使用されています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193522/LL_img_193522_1.jpg
ジェスコ デジタルコックピットイメージ

Qtの開発フレームワークは、グラフィックデザイナーからソフトウェア開発者に至るまでの同社の開発ワークフローを合理化し、製品の市場投入時間を大きく短縮すると同時に、モックアップ試作のイテレーションを効率化します。さらに、Qtの開発フレームワークが、さまざまなクロスプラットフォームプロジェクトで各種の機能やアセットの再利用を可能にします。これにより、ケーニグセグ社の次世代高性能IVIシステムの開発および製作を最適化します。

ケーニグセグ社のハイパーカー・モデルに位置づけられるジェスコは、レーシングカーにヒントを得てQtで開発された新たな計器システム「SmartCluster」を搭載。ディスプレイはハンドルの背面に直接搭載されてハンドルと一緒に回転する一方、主要な情報を表示するセントラルゾーンはハンドルを回転させても水平を保ちます。SmartClusterは、5インチ(108x64.8mm)のコンパクトディスプレイに、ドライバーが必要とするすべての情報を見やすくロジカルに表示します。SmartClusterはIVIシステムと速度計をはじめとする主な計器群を統合し、すべての計器類を従来のアナログゲージではなく、デジタルデータとして表示します。

さらにケーニグセグ社は、Qtのタッチスクリーン型インターフェース技術を用い、新たなドライバーコントロール機能であるSmartCenterおよびSmartWheelも開発。SmartCenterはケーニグセグ社が独自開発した車載ヘッドユニットで、内蔵の統合ハードウェアインターフェースがシステム全体のハブとして機能し、デバイス接続やメディア再生、車内のコンフォートシステムやコントロールシステムを制御します。

一方、SmartWheelはジェスコのハンドルに組み込まれた2つの小型タッチスクリーンで構成され、ドライバーはこれらのスクリーンをタッチしたりスワイプしたりするだけで各機能を選択・操作できるため、個々の機能を常時監視する必要がありません。2つのスクリーンにはデフォルトでオーディオ、電話、車高、クルーズなどの各コントロールが表示されます。しかし、これらのスクリーンは、状況に応じて変化し、その他のオプションの表示やシステムへの設定も可能です。いずれもドライバーの好みに合わせて表示を変更し、カスタマイズすることができます。Qtプロフェッショナルサービスチームはケーニグセグ社のソフトウェア開発における目標達成を支援しています。

The Qt Companyのセールス担当エグゼクティブバイスプレジデントであるJuhapekka Niemiは、今回のパートナーシップについて「ケーニグセグ社は自動車業界において、かねてからイノベーションのリーダーとして認知されてきました。弊社は、ケーニグセグ社における世界最速のハイパーカーおよびメガカーにふさわしいデジタルコックピットの開発を、全力でサポートしたいと考えています。ドライバーのエクスペリエンスは従来の物理的なハンドル操作と一元化されたダッシュボードから、マルチスクリーンディスプレイへと常に進化し続けており、現在ではコネクティビティをはじめとする各種機能を備えるようになっています。
Qtを用いて開発されるケーニグセグ社のIVIスイート製品は、マルチスクリーンで統合的かつ合理的なユーザー体験をドライバーに提供するものとなります。ドライバーはタッチするだけの多彩な機能を、ドライブ中の集中力を削がれることなく、シームレスかつ容易に操作することができます。」と述べています。


■The Qt Companyについて
Qtグループ(Nasdaq Helsinki:QTCOM)は、70以上の業界で強い存在感を放つグローバルなソフトウェア開発会社で、数百万種類ものデバイスやアプリケーションを支える独自のテクノロジーで業界をリードしています。現在、Qtは世界各国の主なグローバル企業および開発者にご利用いただいており、その独自のテクノロジーを活用することにより、多くのお客様が比類のないユーザーエクスペリエンスを提供しながら、同時に社内のデジタル化を推し進めています。2018年の総売上は4,560万ユーロ、従業員数は約300人です。詳細は https://www.qt.io/jp/ をご覧ください。

■Koenigsegg Automotive ABについて
1994年にChristian von Koenigsegg氏により設立。高性能ハイパーカーのエンジニアリングおよび製造において世界をリードしています。同社はスウェーデン、エンゲルホルムに拠点を置き、約300名の従業員を抱えています。


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プレスリリース提供元:@Press

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