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住宅用蓄電システム Enerezza(エネレッツァ) を製品化

@Press / 2019年10月2日 15時15分

京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、このたび、世界初※1となるクレイ型リチウムイオン蓄電池の開発に成功し、この蓄電池を内蔵した住宅用定置型蓄電システム(以下、蓄電システム)の製品化を決定しましたので、お知らせいたします。
2020年1月以降、新型の蓄電システム「Enerezza(エネレッツァ)」として少量限定販売を開始いたします。なお、本格量産の開始は2020年秋を計画しており、今後、量産に向けた生産体制の構築を進めてまいります。
※1 京セラ調べ(2019年10月2日現在)。クレイ型の蓄電システムとして。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/img_195141_9.jpg
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/img_195141_2.jpg
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新型住宅用定置型蓄電システムEnerezza(エネレッツァ)
(写真左より、パワーコンディショナ、蓄電池ユニット、リモコン)

本製品の基礎技術であるクレイ型リチウムイオン蓄電池は、正負の電極が粘土状であることから、製造プロセスを大幅に簡素化でき、(1)長寿命、(2)高安全性、(3)低コストという優位性を実現しています。

製品は、多様なお客様のニーズに応える5.0kWh、10.0kWh、15.0kWh(いずれも定格容量)を準備しました。製品のデザインにもこだわり、外観の継ぎ目を除くことにより、美しいフォルムを実現。リモコンの表示においても、強弱をつけて必要な数値などを一目で見やすくするなど、ユーザビリティに配慮と工夫を施しております。
このような本製品のデザイン性が評価され、本年10月2日に「2019年度 グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。

■開発背景
日本国内の太陽光発電市場は、2019年11月より、住宅用太陽光発電設備の固定価格買取制度(FIT)における10年間の買取期間が満了となるユーザーが生まれることから、従来の売電型の市場から、エネルギー自家消費型の市場への転換が進みつつあります。また、災害などによる停電時の太陽光発電システムの有効利用策として、蓄電システムの活用が注目を集めています。
当社は、本製品をエネルギー自家消費型市場における戦略商品の一つに位置づけ、設置済みの太陽光発電システムを引き続き最大限に活用していただく商品として、積極的に提案活動を展開してまいります。

■新型住宅用定置型蓄電システムEnerezzaの特長
1.世界初※1のクレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵システムの優位性
クレイ型リチウムイオン蓄電池の特長として、正負の電極層を従来の液体型リチウムイオン蓄電池の3~5倍の厚さに設計でき、製造プロセスの大幅な簡素化と低コスト化を実現しました。また、パウチ材にて密閉したユニットセルを直並列に組み合わせモジュール化した構造によって、長寿命と高安全性を実現しています。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/img_195141_6.jpg
クレイ型と従来型の断面イメージ図
(左:従来型、右:クレイ型)
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/img_195141_7.jpg
クレイ型リチウムイオン蓄電池セル

2.こだわりのデザインとユーザビリティ
製品は、継ぎ目のない滑らかな曲面で覆われたデザインで、蓄電池ユニット、パワーコンディショナ、リモコンの間で統一感を持たせ、住空間に溶け込むデザインとなっています。リモコンの表示においても、ユーザビリティを重視して、蓄電池の残量、太陽光発電システムの発電量など、頻繁に確認する情報を見やすくするために、メリハリの効いた表示方法に工夫しています。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/img_195141_8.jpg
リモコンの表示例

3.さまざまなユーザーのニーズに応える容量ラインアップ
蓄電システムのラインアップとして、5.0kWh、10.0kWh、15.0kWh(いずれも定格容量)の3種類を用意しました。自宅に設置している太陽光発電システムの容量、それぞれの生活スタイル、非常時に使用したい電力量などから、最適な蓄電池の容量を選んでいただけます。

4.見守りサポート機能
ユーザーのインターネット環境に頼らず、LTE専用回線と通信モデムを標準で用意し、専用サーバーへの接続により、個別動作の状況を把握する見守りサポートを行います。また、ソフトウェアのファームアップが必要になった際には、遠隔での実施が可能です。

■製品概要
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/195141/table_195141_1.jpg

※LTEは、ETSIの商標です。



詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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