英訳マンガのサブスクリプションを大日本印刷と共同で開始 ~出版社と連携し、正規に翻訳されたマンガを全世界へ配信~
@Press / 2019年11月18日 14時0分
株式会社ファンタジスタ(本社:新潟県新潟市、代表取締役:栗原 弘樹)は、英訳マンガのサブスクリプション(定額読み放題)の新サービス「Manga Planet」(マンガプラネット)を2019年11月18日より開始いたします。Manga Planetは、出版社からライセンスされたマンガ作品の英語版が月額6.99米ドルで読めるオンラインマンガ配信サービスで、大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区、社長:北島 義斉、以下:DNP)と共同で開発、運営します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/198383/LL_img_198383_1.jpg
Manga Planet
▼海外のフォロワーはすでに94万人以上!
Manga Planetは、DNPの海外マンガファンに対するマーケティング実証実験として、2012年に立ち上がり、共同で運営をしてきました。同年に全世界向けのFacebookページ(グローバル版/現在フォロワー数:84.3万人)を、2015年に同インド版(現在フォロワー数:9.8万人)を開設し、オリジナルのマンガ作品や日本の書店で販売されている最新マンガ情報を英語で配信したり、海外のイベントに出展するなどして、インド、フィリピン、タイのマンガファンや関連企業と協力体制を構築しています。また、こうしたネットワークを活かして海外のマンガファンが真に求めるサービス内容、価格などを独自に調査、分析してきました。
今回、その経験から得た現地のリアルな声、要望を反映させたサブスクリプション型のマンガ配信サービスとして、Manga Planetは生まれ変わります。
▼日本のマンガは世界中で人気だが、流通に課題が
日本のマンガに対する認知は海外でも高く、海外の書店では一部の人気作品しか流通していないにも関わらず日本人同様にマンガを愛するファンが世界中に数多くいます。日本におけるマンガ市場規模が約4,000億円であるのに対し、日本の2.6倍の人口を抱えるアメリカのマンガ市場が約200億円(自社調べ)と日本の20分の1であることからも流通の少なさが窺えます。
その要因として、マンガを海外へ展開する場合、作品選定や流通を現地の出版社に一任するケースが多く一部の人気作品しか扱われないことや、マンガ1冊あたりの販売価格が1,000円前後と高価なため10代を中心とする低年齢層や所得の低いファンが購入できないこと、そして、資金や人材の理由から海外へ進出できる出版社が限られてしまうことなどが挙げられます。
▼海外の海賊版サイトが莫大な収益を得ている
正規に翻訳され流通しているマンガはごく僅かで、海外のマンガファンの多くは英語などに翻訳された海賊版サイトを利用しているのが現状です。海外の海賊版サイトの中には、1ヶ月の訪問者数が7,640万に上り、多額の広告収入を得ているものもあります。最近では、利用料を取って収益を得るものまで出てきました。そのため、日本のマンガは本来、海外から得られるはずの収入をほとんど得られていない状況となっています。
▼Manga Planetの事業モデル
Manga Planetは、海外進出を考えている日本国内の出版社や作家と海外配信ライセンス契約を結び、各作品を英語に翻訳して、配信します。海外ですでに人気の作品に限らず、これまで海外に紹介されていない名作を掘り起こし、出版社を横断して配信するのが特徴です。
翻訳された作品は随時配信され、利用者は毎日新しいマンガを読むことができます。サービスの月額利用料金は、6.99米ドル。2022年末までに売上:12億円、配信コンテンツ数:3,000作品、有料会員数:15万人以上を目指します。
また、海外のマンガ市場に精通した外国人スタッフを雇用し、海賊版サイトの運営者にマンガの取り下げ要請を行うなど、海賊版サイトの撲滅に向けた働きかけも積極的に行なっていきます。尚、2020年以降に多言語でも翻訳展開します。
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事業モデル
▼マンガ配信の予定連携先(順不同)
祥伝社、ホーム社、リイド社、三栄、ぶんか社、海王社、ワニブックス、徳間書店、スターツ出版、ハーパーコリンズ・ジャパン、MUGENUP、外薗 昌也先生 他(2019年11月現在)
▼Manga Planet 各種サイト(英語)
マンガ配信サイト: https://read.mangaplanet.com/
Facebookページ
グローバル版: https://www.facebook.com/MangaPlanet.jp/
インド版 : https://www.facebook.com/MangaPlanet.in/
▼Manga PlanetにおけるDNPの役割について
DNPは出版社に対するManga Planet参画の働きかけに加え、マンガの翻訳から校正、印刷データの生成までを一貫して行える、DNPの独自のシステムである「DNPマンガオンラインエディトリアルシステムMOES(モエス)」を活用した高品質な翻訳やデータ作成などを行います。
▼株式会社ファンタジスタについて
マンガ、電子書籍関連サービスの企画開発に加え、ゲーム、映画、アニメなどエンターテイメントに特化したCG映像の企画制作、VR/ARコンテンツの企画開発などを行っています。
ファンタジスタのWebサイトはこちら: https://fantasista-net.jp/
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プレスリリース提供元:@Press
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