学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社が連携・協力協定を締結

立命館大学などを運営する学校法人立命館（京都市中京区、理事長：森島 朋三、以下立命館）と京福電気鉄道株式会社（京都市中京区、取締役社長：大塚 憲郎、以下京福電気鉄道）は、地域社会の発展および人材育成への貢献を目指し、2020年3月13日（金）、連携・協力に関する協定を締結いたしました。
また京福電気鉄道は協定締結を機に、3月20日(金)より嵐電北野線「等持院」を、「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」に改称いたします。
立命館は、「自由と清新」を建学の精神として、2030年までのビジョン「挑戦をもっと自由に」を掲げ、教育研究活動により、未来の社会と地域文化の創造に寄与していくことを目指しています。
京福電気鉄道は、「沿線深耕」を経営ビジョンとして、関係先との広範な連携を通じた沿線地域の活性化に取り組み、「地域になくてはならない交通事業者」として社会に貢献していくことを目指しています。
この連携を機に、産学連携の相乗効果を発揮させ、地域社会の活性化および将来必要とされる人材の育成に貢献するため、両者で協力してまいります。

【連携・協力協定の主な内容】 ※詳細は別紙をご参照ください。
（１）学術研究、教育、健康、スポーツ、地域文化伝統等の継承と振興・発展に関すること
（２）地域貢献に関すること
（３）魅力あるまちづくり及び観光振興の推進に関すること
（４）SDGs推進に関すること
（５）人材の育成に関すること

※協定書調印は新型コロナウイルス感染防止のため、3月13日午前9時より立命館朱雀キャンパスで関係者のみで行いました。

■森島 朋三 学校法人立命館 理事長のコメント
立命館創始150年・学園創立120年にあたる2020年は、節目の年です。「京都・衣笠エリアのまちのブランド化」を進めていきたいと思っています。大学が地域社会と一体となって地域の未来を創っていくために、京福電気鉄道との協定は、大きな推進力になると考えています。

■大塚 憲郎 京福電気鉄道株式会社 取締役社長のコメント
公共交通手段として安全・安心を追究し続けると同時に、「沿線地域あっての鉄道会社」として、沿線地域が将来に向けて魅力と活力ある地域であり続けるよう、協定を通じて立命館から知恵と力を借り、ともに学びながら、少しでも地域の皆様のお役に立っていきたいと考えております。


別紙

１．連携・協力協定締結について
協定に基づく今後の展開イメージ
■地域に関する調査・研究を通じた地域振興やまちづくりに関する提言、ビジョンの構築など、地域社会の将来に向けた貢献
■学生が制作したまち歩きマップによるウォーキングイベントや、芸術・スポーツなどの諸活動を通じた地域活性化・観光振興への貢献
■ラッピング電車や車内展示など嵐電を活用した立命館のSDGsへの取組事例や研究成果、市民向け講座などの紹介
■インターンシップを含む立命館の教育活動に関する相互協力や研究成果の共有など、人材交流を通じた産学連携効果の獲得
■「立命館創始150 年・学園創立120 周年記念事業」及び「嵐電開業110周年」との連携

（ご参考）これまでの連携事業の事例
■京福電気鉄道での立命館大学学生のインターンシップ受入や映像学部の作品制作への協力、立命館が事務局を務める京都歴史回廊協議会での協働など、日常的な連携（継続）
■「嵐電沿線まち歩きマップ」制作（継続）
・・・学生が沿線地域を取材し、「普段着の地域を散策」する観光まち歩きマップを制作。
■イベント「嵐電 絵本読み聞かせ電車」運行（2014年12月）
・・・嵐電沿線地域での「子育て支援」への取り組みとして、立命館大学人間科学研究所絵本プロジェクト（当時）が、嵐電貸切電車で絵本読み聞かせイベントを開催。
■「観光立国フォーラム『どうする日本・京都の観光振興』」開催（2011年1月）
・・・嵐電開業100周年事業として、立命館朱雀キャンパスで観光シンポジウム共催。

２．「等持院」駅は「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅へ（京福電気鉄道）
立命館との連携・協力協定締結を機に、また嵐電「北野白梅町」駅のリニューアル供用開始（2020年3月20日予定）に合わせて、「等持院」がこの地域の地名を表すと同時に、名刹・等持院をはさんで嵐電と立命館大学とが近接しており、嵐電が同大学へのアクセス手段として立命館と密接な関係であることを明示するため、駅名変更を行います。
新駅名：等持院・立命館大学衣笠キャンパス前 （英語表記 Tojiin・Ritsumeikan University ）
なお、新駅名の音読数26文字、表記17文字ともに、現時点で日本一長い駅名となります。（表記17文字は他に複数駅あり。）

３．両者概要
■学校法人立命館
創立：1900年5月19日
朱雀キャンパス（法人本部）：京都市中京区朱雀町1
学生・生徒・児童数：48,580名、教職員数：3,543名（2019年5月現在）
・2大学、4附属中学校・高等学校、1附属小学校を運営
■京福電気鉄道株式会社
設立：1942年3月2日
本社：京都市中京区壬生賀陽御所町3番地の20
資本金：10億円、従業員数：776名（2019年3月末日現在）
関連会社：8社（京都1社（京都バス(株)）、福井6社、石川1社）
・京都地区では嵐山線（嵐電）、叡山ケーブルカー・ロープウェイ、不動産賃貸業などを経営


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プレスリリース提供元：＠Press