第29回「山本七平賞」 最終候補作決定のお知らせ

@Press / 2020年9月8日 13時10分

第29回「山本七平賞」候補作

株式会社PHP研究所(京都市南区西九条北ノ内町11、代表取締役 清水卓智)は、この度、第29回「山本七平賞」の予備選考会を実施し、下記の通り最終候補作が決定しましたのでお知らせいたします。


最終候補作


画像 : https://newscast.jp/attachments/NHWOilN1fD4nqAscAldb.jpg
第29回「山本七平賞」候補作


■『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』(近内悠太著 ニューズピックス)
■『テレビ越しの東京史 戦後首都の遠視法』(松山秀明著 青土社)
■『歴史の教訓 「失敗の本質」と国家戦略』(兼原信克著 新潮新書)
※以上、五十音順。


山本七平賞は、平成3年12月に逝去された山本七平氏の長年にわたる思索、著作、出版活動の輝かしい成果を顕彰することを目的に、平成4年5月に創設されました。賞の対象となる作品は前年7月1日から当年6月末日までに発表(書籍の場合は奥付日)された、書籍、論文で、選考委員は、伊藤元重(学習院大学教授)、中西輝政(京都大学名誉教授)、長谷川眞理子(総合研究大学院大学学長)、八木秀次(麗澤大学教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)の5氏。


最終選考会は9月23日(水)に実施され、受賞作品が決定します。受賞者には副賞として賞金300万円と記念品が贈られ、贈呈式は11月13日(金)、都内で開催予定です。


最終候補作と著者(五十音順)


『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』


(ニューズピックス 2020年3月13日)


「仕事のやりがい」「生きる意味」「大切な人とのつながり」―――。なぜ僕らは、狂おしいほどにこれらを追い求めるのか? この世界を基礎づける「お金で買えないもの=贈与の原理」とは何か? どうすれば「幸福」に生きられるのか? 「人間」と「社会」の意外な本質を、みずみずしく平易な文体で驚くほどクリアに説き起こす。ビジネスパーソンから学生まで、見通しが立たない現代を生き抜くための、発見と知的興奮に満ちた「新しい哲学」の誕生!


著者:近内悠太(ちかうち・ゆうた)


1985年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、教育者。哲学研究者。専門はウィトゲンシュタイン哲学。リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。本書がデビュー著作となる。


『テレビ越しの東京史 戦後首都の遠視法』


(青土社 2019年11月22日)


なぜ東京だけが特別なのか。戦後日本を生きる人びとが記憶する首都イメージは、いつどのように形成されたのか。放送局や電波塔の立地、五輪中継の舞台裏、「編成」の概念や「月9」の誕生、お台場の歴史にいたるまで。膨大なアーカイブから戦後のテレビ史を丹念に掘り起こし、そこに見いだされ、演出され、記憶された〈東京〉なるもののかたちをたどる。


著者:松山秀明(まつやま・ひであき)


1986年、埼玉県生まれ。東北大学工学部建築・社会環境工学科卒業。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程単位取得退学。博士(学際情報学)。現在、関西大学社会学部准教授。共著に『メディアが震えた―テレビ・ラジオと東日本大震災』(東京大学出版会、2013 年)、『新放送論』(学文社、2018 年)、『転形期のメディオロジー―一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』(森話社、2019 年)などがある。


『歴史の教訓 「失敗の本質」と国家戦略』


(新潮新書 2020年5月20日)


急速な近代化を成し遂げ、大国ロシアも打ち破った戦前の日本が決定的に誤ったのは、「統帥権の独立」が政争の道具として登場した時だ。逆に言えば、政治と軍事が国家最高レベルで統合されていない限り、日本は同じ過ちを繰り返すかも知れない──。「官邸外交」の理論的主柱として知られた元外交官が、近代日本の来歴を独自の視点で振り返り、これからの国家戦略の全貌を示す。


著者:兼原信克(かねはら・のぶかつ)


1959年、山口県生まれ。81年に東大法学部を卒業し、外務省に入省。外務省国際法局長を経て、2012年に内閣官房副長官補に就任。2014年より新設の国家安全保障局次長を兼務。2019年に退官。現在、同志社大学特別客員教授。著書に『戦略外交原論』(日本経済新聞出版社、2011年)がある。


★山本七平賞の詳細、過去の受賞作品はこちらをご覧ください。


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