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シベリアに抑留された男たちの不屈の物語。傑作ノンフィクション『収容所から来た遺書』が電子書籍として9月11日に復刊!

@Press / 2020年9月10日 8時0分

辺見じゅん「収容所から来た遺書」
文藝春秋電子書籍編集部は、ノンフィクション作家・辺見じゅんの著書『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』を電子書籍として配信いたします。2020年9月11日(金)より、各電子書店にて順次配信開始です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/225821/img_225821_1.jpg


敗戦から12年目に遺族が手にした6通の遺書。ソ連軍に捕らわれ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ男のその遺書は、彼を敬慕する仲間たちの驚くべき方法により、厳しいソ連監視網をかいくぐったものだった。

満鉄調査部に勤務し、応召してハルビン特務機関に所属していた山本幡男は、戦後シベリアに送られ、ハバロフスクの強制収容所で昭和29年に死去した。山本は故郷にいる妻子に宛てて、遺書を遺していた。「……一目でいい、君に会って胸一ぱいの感謝の言葉をかけたかった!」

当時、収容所から外部へは紙一枚、持ち出すことが許されなかった。帰国を許された仲間たちは、想像を絶するやり方で、遺書を山本の遺族の元に送り届けたのだった……一体、どうやって?

悪名高き強制収容所(ラーゲリ)に屈しなかった男たちの、したたかな知性と人間性を発掘した感動の傑作。第11回講談社ノンフィクション賞(1989年)、第21回大宅壮一ノンフィクション賞(1990年)をダブル受賞。

「山本の遺書を遺族に届けた元捕虜たちは、間違いなく彼らの物語を生きていたような気がする。それが途中で終わらせるわけにはいかない大事な物語だったからこそ、彼らは一人ひとり、遺書を届けるという完結編をそれぞれに書き上げたのだろう」(吉岡忍・解説より)

■著者プロフィール■
辺見じゅん(へんみ・じゅん)
富山県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。作家・歌人として活躍。主な著書に、『呪われたシルク・ロード』、『男たちの大和』(第3回新田次郎文学賞受賞)、『昭和の遺書』、歌集『闇の祝祭』(第12回現代短歌女流賞受賞)、『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(第11回講談社ノンフィクション賞・第21回大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『レクイエム・太平洋戦争』、『夢、未だ盡きず』(第9回ミズノ スポーツライター賞受賞)、『ダモイ 遥かに』などがある。2011年9月21日、逝去。

■書誌情報■
書名:収容所(ラーゲリ)から来た遺書
著者:辺見じゅん
販売価格:680円(税込)
詳細URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1673420300000000000E
主要販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店
配信日:9月11日




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プレスリリース提供元:@Press

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