星のや竹富島 「竹富町立竹富小中学校の課外授業を実施しました 」〜新型コロナウイルス感染症防止のため、 島外学習が制限されている児童への協働授業〜
@Press / 2020年11月12日 13時0分
沖縄県・竹富島にある滞在型リゾート「星のや竹富島」では、竹富町立竹富小中学校の小学部に向けて、課外授業を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、島の子どもたちは島外に出かけての課外授業が難しく、学習機会が制限されています。そこで、同じ島内にある事業者として、施設内で取り組んでいる海水淡水化の活動や、星のや竹富島のスタッフの講話からキャリア形成について学ぶ機会を子どもたちに提供しました。課外授業は第3・4学年に向けた「水はどこから?」と、第5・6学年に向けた「島で働くとは?~星のや竹富島のスタッフを事例にキャリアを考える~」をテーマに、2回に分けて実施しました。尚、今回の活動は竹富島地域自然資産財団が掲げる「アピール24」*の「島の子どもへの環境教育」にあたります。
*参考 竹富島地域自然資産財団「アピール24」:https://taketomijima.okinawa/project
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開催経緯
竹富小中学校の小学部では毎週木曜日の5・6時間目を、第3・4学年は「社会」、第5・6学年は「総合的な学習を行う時間」としています。コロナ禍において、この時間に予定していた課外授業を中止せざるを得ない状況となり、先生方も限られた中でできる授業内容を模索していました。そのような時に、施設に新しく導入する海水淡水化装置について興味をもった先生方から、子どもたちの学習に役立てられないか相談を受けました。先生方と星のや竹富島のスタッフで定期的に話し合いをおこない、島の子どもたちが必要としている学習内容を検討し、実現したものです。
授業の概要
2020 年 10 月 22 日(木)13:30~15:20
第 3・4学年対象「水はどこから?」
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今年度から小学部で開始した海洋教育にあわせ、星のや竹富島で設置を進めている海水淡水化装置をはじめとした工事現場見学などを通して、島の暮らしと生活用水の供給について授業をおこないました。自立した持続可能な竹富島を目指す活動について子どもたちに知ってもらい、考えを深めるきっかけづくりを目指しました。
2020 年 10 月 29 日(木)13:30~15:20
第 5・6 学年対象「島で働くとは?~星のや竹富島のスタッフを事例にキャリアを考える~」
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星のや竹富島のスタッフが、職務経験や現在の仕事内容、また、困難も諦めずに乗り越える楽しさを伝え、子どもたちがキャリアについて学ぶことを目的とした授業です。今回は施設管理を担当するスタッフが実際の仕事現場を案内して、エンジニアの仕事を紹介しました。施設見学の後は、仕事のやりがいや困難を乗り越えた経験を話す講話会を実施し、働くことの面白さを子どもたちに伝えました。
参加児童の感想
エンジニアとして働く星のや竹富島のスタッフは、物作りや環境への配慮にも興味があるんだなと思いました。分かりやすい説明で、難しい内容も理解することができました。(海水淡水化装置については)二酸化炭素の排出についても考えられていて嬉しいです。また招待してほしいです。(第5学年 女子児童)
星のや竹富島で海水を淡水化する活動に取り組んでいることは知りませんでした。星のや竹富島のスタッフからの話を聞いて初めて知ったことも多くあり、驚きました。私もエンジニアの仕事がしてみたいです。(第6学年 女子児童)
竹富小中学校教員の感想 小学部第 5・6 学年 教諭 親田 拓之(おやだ ひろゆき)
星のや竹富島で普段は見られない沢山の機械を目にしたことや、星のや竹富島のスタッフのエンジニアになるまでの経歴、その人が乗り越えてきた苦労を聴くことで、子どもたち一人ひとりに新たな発見があったようです。今回の課外授業を通して「たくさんの人に囲まれて緊張した自分」を知ることができたと思います。特に第3・4学年の児童にとっては、現場で話を聴くことが大きな学びに繋がりました。子どもたちは「海水淡水化装置が完成したときに、また見に行きたい。」と言っています。ぜひその時期には、また課外授業が開催されることを期待しています。
星のや竹富島スタッフの感想 施設管理担当 足立 淳(あだち じゅん)
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写真提供 水野 暁子
今回の課外授業を通して、島の子どもたちに、色々な仕事があることや、どれも大切な仕事として誰かがやっていることを分かってもらえたかと思います。普段は入れない施設の裏側で様々な機械やシステムを紹介し、水がどのように来て使われ、どのように排水を浄化しているかを見てもらいました。子どもたちには、私自身の小学生からの経歴を聴いて「こんな仕事もあるんだ。」と少しでもエンジニアに興味を持ってもらえたら良いなと思っています。
島と共生するリゾートとしての星のや竹富島
「星のや竹富島」は、沖縄県八重山郡竹富島にある「ウツグミの島に楽土」をコンセプトとした、島に暮らすように滞在するリゾートです。竹富島の伝統を踏襲した琉球赤瓦屋根の戸建ての客室、珊瑚の白砂の路地、見晴台などがあり、小さな集落が構成されています。2012 年に開業して以来、「島と共生するリゾート」として、島の方々から歴史や文化を学びながらリゾートを運営しています。2017 年からは「畑プロジェクト」と称して施設の内の畑で失われつつある島の伝統作物や祭事に使用するための作物を育てる文化継承活動をおこなってきました。そして現在は、竹富島地域自然資産財団が掲げる「アピール 24」*の実現に向けた活動にも注力しています。今回の課外授業は「島の子どもへの環境教育」にあたるひとつの取り組みです。今後も、地域連携を図り、竹富小中学校中学部向けのキャリア講話の開催を予定しています。
星のや竹富島
竹富島の東に位置する琉球赤瓦の集落「星のや竹富島」。約2万坪の敷地には、島内の家々と同じように「竹富島景観形成マニュアル」に従い、伝統を尊重して建てた戸建の客室、白砂の路地、プール、見晴台などがあり、小さな集落が構成されています。
〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富/客室数48室
[https://hoshinoya.com/]{https://hoshinoya.com/}
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プレスリリース提供元:@Press
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