就活戦線に異状あり!ブランドペアレンツが急増中!40代後半~50代のお受験世代ブランド志向の親が 子供の就職をコントロール
@Press / 2012年1月25日 15時0分
就職支援事業やキャリア教育事業を展開する株式会社クオリティ・オブ・ライフ(本社:東京都千代田区)の代表取締役、原 正紀(『間違いだらけの会社選び』著者)の元に、大学生の子供を持つ親からの相談が増加し、親が子供の就職支援に大きな関心を持つことがわかりました。
特に、40代後半~50代のお受験世代ブランド志向の親が、自分の子が就職する企業にブランド志向を強く持つ傾向があり、子供の就職活動に大きな影響を与えていると考えられます。
【就活戦線に異状あり!ブランドペアレンツが急増中】
近年、私立の有名ブランド小中校の受験を手伝ったお受験世代の親の子供達が就職の時期を迎え、それに伴い、子供の就職活動にも同様のブランド志向を持ち込む親が急増しています。
毎年様々なサイトが発表する「新卒に人気の企業ランキング」では、普段目にするBtoCの有名企業ばかりが名を連ねます。中にはトップ10全てBtoC企業というものもあります。
学生自身の安定志向が最も多い理由ですが、親のブランド志向、つまりブランドペアレンツの影響も理由の一つと考えられます。
ブランドペアレンツの考え方としては、「名前を知っている会社なら安心できる」という建て前の理由のほか「他のお母さん友達に自慢したい」という見栄もあるようです。
【ブランドペアレンツが採用のミスマッチを助長】
厚生労働省が発表した新卒の3年以内の離職率は、2007年度卒は31.1%、20年度卒は30.0%という結果でした。不況の影響で離職者は減っているものの、3割は3年以内に会社を辞めてしまいます。
またその一方で、「辞めても次の仕事がないから」というネガティブな理由で会社に残っている「離職予備軍」が多くなるのも不況の特徴です。離職者も離職予備軍も、結局は「採用のミスマッチ」が原因で起こります。
採用のミスマッチが起こる要因として、多くの学生は中小企業やBtoBの企業に興味を持たずに就職活動を始めることが挙げられます。そのため、就職人気ランキングのような名前の知れたブランド企業ばかりに応募が殺到し、本当に自分に合った会社と出会わないまま社会人になっていきます。
そういった状況のなかで大人たち、特に両親が子供にするべきことは、自分の社会人経験を活かし適切なアドバイスを行って子供の視野を広げることです。しかしブランドペアレンツは子供と一緒に、時には子供以上に名前の知れたブランド企業へ就職させることにこだわります。
『間違いだらけの会社選び』の著者でもある当社代表の原 正紀が、ブランドペアレンツを親に持つ子供から受けた相談の一部として、「ベンチャー企業への就職を反対されている」「地元から出ることを反対されている」等があり、反対に親からは「中小企業への就職は不安」「企業の良し悪しが分からない」「子供の動きが消極的」といった相談も寄せられています。
このように、ブランドペアレンツは子供を親の意向で偏った方向へ導いてしまう傾向にあります。
【ブランドペアレンツの特徴】
・バブルの豊かな時代を知っておりブランド神話がある
・少子化で子供の数が少なく、いろいろと子供に強く関与している
・小中高大と子供と共に受験にのめり込む「お受験世代」を過ごしてきた
・自分自身も大学卒など高学歴であり、進学・就職に対する思い入れが強い
【代表取締役 原 正紀プロフィール】
株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表取締役
高知大学客員教授
主な著書:『間違いだらけの会社選び』(アチーブメント出版・2011年11月25日発売)『採用氷河期』(日本経済新聞出版社・2007年10月23日発売)など
●早稲田大学法学部卒業後、リクルートを経て新時代の人財ビジネス、株式会社クオリティ・オブ・ライフ設立。企業への人財活用支援を中心に、産学官で活動を行う。「企業ソムリエ」として中小企業を中心に企業研究をおこない、これまで2,000人近い経営者と面談して“人財経営”を追求している。
●内閣府「市場化テスト専門委員」、中小企業庁「若者と企業のネットワーク構成委員」、文部科学省「就業力強化事業 選考委員」、自治体関係、静岡県、島根県、沖縄県での雇用対策委員、経済産業省「ジョブカフェ・サポートセンター代表」など歴任。
●月刊経済誌「企業診断」で“挑戦する経営者”シリーズを連載中。
●就活支援のサイト「就活の栞」、「会社を見る眼」を運営中。
【今後の展開】
今後もブランドペアレンツによる就職への影響力強化は増加し続けていくことが予想されます。親から企業への問い合わせが増えたり、企業説明会に親が同伴したり、親を対象にした説明会が開催されたりと、最近は就活の場に親が出てくる機会が多くなりました。一昔前には考えられなかったことです。
今後当社ではそのような親向けの説明会などで「間違った会社選び」の考えを指摘し、「子供の就職のために本当にするべき事は何か」を積極的に啓蒙していまいります。
【会社概要】
会社名 : 株式会社クオリティ・オブ・ライフ
代表取締役: 原 正紀(はら まさのり)
住所 : 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-15-3 ISビル2F
設立 : 2006年11月28日
URL : http://www.qol-inc.com/
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
「東大卒という肩書があっても恐ろしいほどESが通らない」東大法学部卒YouTuberが「既卒2年目」で挑んだ就活の誤算
NEWSポストセブン / 2025年1月13日 15時59分
-
虐待に至る親の回復を支える「MY TREE ペアレンツ・プログラム(R)」東京都では初となる父親向けプログラムを開催
PR TIMES / 2025年1月9日 9時53分
-
高学歴特化紹介サービス「ジョブコミットハイクラス」をリリース
PR TIMES / 2025年1月8日 12時45分
-
2026年卒版「一流ホワイト企業ランキングTOP100」発表!
PR TIMES / 2024年12月26日 10時0分
-
【就活】「オヤカク」は企業が学生の保護者向けに内定承諾の確認を行うこと、では「オヤオリ」は?
マイナビニュース / 2024年12月19日 16時31分
ランキング
-
11年で30人の職員が退職…60代・嘱託介護士が体験した「サービス付き高齢者住宅」の闇【専門家が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月13日 11時15分
-
2参天製薬の「近視進行抑制剤」に注目が集まる理由 国内で初承認、小児の近視対策に新たな選択肢
東洋経済オンライン / 2025年1月13日 7時30分
-
3プラダがヴェルサーチ買収の可能性検討、シティと評価=関係筋
ロイター / 2025年1月13日 14時16分
-
4フリーアナと駅弁経営の二刀流「異色の社長」の素顔 プロバスケのレポーターを兼業、会場で弁当販売も
東洋経済オンライン / 2025年1月13日 9時5分
-
5ローカル鉄道に続々登場「復刻カラー」人気の秘密 何十年も前の初登場時の塗装が懐かしさを呼ぶ
東洋経済オンライン / 2025年1月13日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください