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畜産DX!北里大学発ベンチャーのライブストックジャパン合同会社が畜舎の熱環境見守りサービス「サーモニ」を開発、提供開始

@Press / 2021年7月1日 12時0分

畜舎の熱環境モニタリングシステム“サーモニ”の概要
北里大学発ベンチャーのライブストックジャパン合同会社(所在地:青森県十和田市、CEO:鍋西 久)は、家畜の生産性に影響する畜舎の熱環境をリアルタイムで遠隔モニタリングでき、暑熱・寒冷ストレスのリスクを把握できるシステム“サーモニ”を開発し、サービスを開始します。
「サーモニ」は、環境センサー端末のみで畜舎環境(温度、湿度)を遠隔モニタリングでき、家畜に対する独自の熱環境指標(ストレス度合い)として可視化、畜産農家に提供するこれまでにないサービスです。
このサービスにより、畜産農家では、家畜に対する暑熱・寒冷ストレスのリスクをスマホでいつでも把握できるようになり、適切な対策が行われることによって、暑熱・寒冷の影響による生産性の低下を軽減できるようになります。
さらに、気候関連の危険や自然災害に対応できるレジリエンス構築の実現を目指している持続可能な開発目標:SDGsの達成と、家畜の快適性に配慮した飼養管理を目指すアニマルウェルフェアの実践にも寄与するものです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/265429/LL_img_265429_1.png
畜舎の熱環境モニタリングシステム“サーモニ”の概要
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/265429/LL_img_265429_2.png
畜舎の熱環境モニタリングシステム“サーモニ”のウェブサイト

【サービスの背景と目的】
気候変動に伴う温暖化による家畜の斃死や生産性の低下が深刻な問題となっており、畜産経営に深刻な打撃を与えています。このような熱環境の変化による家畜の生産性低下は、畜産経営の不安定化の一要因として考えられています。
畜産経営における熱環境の制御は基本的事項のひとつですが、これまで暑熱・寒冷対策は、多くの場合、経営者の勘や体感によって管理されており、結果的に生産性の低下を招いているのが現状です。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/265429/LL_img_265429_3.png
家畜に及ぼす熱環境の影響

温暖化の進行と異常気象のリスクは今後も高まることが予測されているにもかかわらず、畜産農家が気候変動適応策を実践するための技術情報は著しく不足しています。
また、家畜に対する熱環境の影響は、地域差、畜舎立地条件、 畜舎構造、設置機器等によって大きく異なります。
さらに、家畜に対する熱環境の影響は、畜種(牛・豚・鶏)や発育ステージ、生産物(乳・肉・卵)で異なることから、生産現場において家畜を管理するための熱環境指標の普及が望まれていました。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/265429/LL_img_265429_4.png
環境要因の今後(将来気候と現在気候との差)

そこで、畜舎の熱環境モニタリングシステムと独自の熱環境指標(ストレス度合い)を提供する、これまでにないサービスを開発、提供開始しました。


【サービス内容】
1. 畜舎環境遠隔モニタリングシステムの運用
環境センサー端末のみでクラウドへデータを送信できるシステム※を導入することで、面倒な作業や設定がいらない仕組みにより、リアルタイムで畜舎内環境(温度、湿度)を取得

2. 独自開発の熱環境指標の提供
環境センサーで得られた温度と湿度から温湿度指数(THI)を算出し、各畜種に応じた独自の熱環境指標(ストレス度合い)を可視化して農家に提供(専用ウェブサイト)

3. 生産履歴の入力
専用のウェブサイトでは、生産履歴データ(乳量、産卵数、発育など)を入力可能

4. データ解析、オーダーメード環境指標の提供
蓄積された種々のデータを解析し、各農場に応じたオーダーメードの畜舎環境指標を設定、農家にフィードバック(オプション)

※ 本システムは、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS社)が運用するSigfox(シグフォックス)ネットワークとマスプロ電工社製センサーを採用しています。本システムは、Sigfox通信エリア内にてご利用いただけます。
※ Sigfox通信エリアの確認について
カバーエリアは、KCCS社のエリア検索ページからご確認いただけます。 https://www.kccs-iot.jp/area/
※ Sigfox通信エリア圏外のお客様には、基地局のレンタルサービスを提供しています。

Sigfoxネットワークは、2009年に設立した仏国Sigfox社が提供するLPWAネットワークです。日本国内では920MHz帯アクティブタグとして制度化されている帯域を使用したサービスを、KCCS社が電気通信事業者として展開しています。


【畜舎の熱環境モニタリングシステム“サーモニ”ご利用料金】
・センサー価格
センサー 1台¥45,000(税別)
センサー価格には初年度の利用料が含まれます。

・サービス利用料
年間利用料 ¥12,000(税別)
2年目以降のセンサー1台当たりの年間利用料です。


【会社概要】
社名 : ライブストックジャパン合同会社
代表者 : CEO 鍋西 久
設立 : 2020年8月
資本金 : 1,000,000円
事業内容: 畜産用アプリケーションソフトウェア、教育資材等の製造、販売、
上記製品の開発に関わるライセンス、ノウハウ供与と技術指導、
上記製品の研究開発の受託、コンサルティング
本社 : 〒034-0091 青森県十和田市西十一番町21-1
URL : https://livestockjapan.com/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

畜舎の熱環境モニタリングシステム“サーモニ”のウェブサイト家畜に及ぼす熱環境の影響環境要因の今後(将来気候と現在気候との差)

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