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限られた対面学習を充実したものに 教育機関でのオンライン学習ツールの導入について実証実験を実施

@Press / 2021年8月31日 15時0分

習熟度表示画面
エンジニアの人材派遣・教育事業を行う、トライアロー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:保坂 幸治、以下 トライアロー)は、エンジニア向け教育サイト「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」の教育現場での実用化を目指し、学校法人岩崎学園 情報科学専門学校(横浜市神奈川区、理事長:岩崎 文裕、以下 情報科学専門学校)との実証実験を行いました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/273209/LL_img_273209_1.png
習熟度表示画面

【実証実験の背景】
1年以上続くコロナ禍で、世の中は大きく変わりました。ITの現場ではテレワークを活用した新しい生活スタイルが定着しつつある一方で、将来のIT人材の育成が大きな課題となっています。教育現場では、一斉休校が生徒・学生に与える影響の大きさから、小中学校、高等学校は原則対面授業が行われる一方で、専門学校や大学などではオンライン授業を継続しているところや、併用しているところ、対面授業に戻したところなど、対応が分かれています。
情報科学専門学校では、感染の状況に合わせて対面授業とオンライン授業の比率を変えるという柔軟な対応を取っていますが、対面授業とオンライン授業それぞれにおいて、効果的な教育手法の検討をしていました。
一方で、トライアローは長くIT業界に対して人材サービスを提供してきており、その中で未来を担うIT人材の育成を大きな課題と感じていました。また、エンジニアが実際に手を動かすことの重要性から「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」という教育サイトを開発し、運営していました。
この実験は「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」の開発者と情報科学専門学校で教鞭を執る教員の方が、勉強会での出会いをきっかけに、IT系エンジニアの教育に対する共通の課題を共有したことから始まりました。
対面授業に制限がある現状をテクノロジーにより打開し、未来を担うITエンジニアの育成に貢献するべく、教育機関における「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」の有用性検討のための実証実験を実施いたしました。


【実証実験の内容】
「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」はDockerによって構築されたLinuxのシミュレーション環境です。利用者一人ひとりに個別の仮想コンテナを割り振ることで、セキュアで「思う存分失敗ができる」環境になっており、Webブラウザからその環境を簡単に準備・利用できることがメリットになっています。この実証実験は7月から8月の2か月間、計6回の授業時間を利用して実施され、合計で200名余りの学生が参加しました。Linuxコマンドを操作する授業の教材として「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」を利用し、学生が自宅にいながらLinux環境下でのコマンド操作実習を行いました。1回の授業で約110名の学生が同時にシステムに接続し、それぞれ個別の環境で同じ課題に取り組みました。
なお「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」は、当初はログイン時間の他、実際にコマンド操作をしている時間を記録しているツールでしたが、この実証実験開始時に教員の方々からの要望を受け、練習問題への挑戦回数、その問題を解くのにかかった時間、問題の正答率等を記録できるように改修いたしました。これにより教員は、担当する学生がどの問題にどれくらいの時間をかけたのか、何につまずいたのか、どこが理解のボトルネックになっているのかを分析することができ、従来の対面実習以上に「学生の理解に合わせた細やかなケア」をすることが可能になっています。


【今後の展望】
今後は実証実験の結果を精査し、「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」が学生のオンライン学習にどのぐらい貢献できたのか、もっと効果を上げるためにどのようなコンテンツや機能が必要なのかを検証し、改善していきます。また、情報科学専門学校が得意としているセキュリティ分野についても知見をお借りし、セキュリティエンジニアの育成のためのコンテンツ作成を行う予定です。
コロナ禍をきっかけとした授業の制限は、学びの環境を大きく変えました。トライアローはこれをオンライン教育発展の好機と捉え、このプラットフォーム上の教育コンテンツをさらに拡充させることで、エンジニアの学習環境をより柔軟に変え、将来のIT人材不足に人材サービス業の立場から立ち向かってまいります。

<「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」の概要>
収録コンテンツ
LinuC…サーバーエンジニアリングの基礎を学び、LinuC(LPIC)の取得を目指す
Machine Learning…対話型実行環境(Jupyter Lab)を利用して機械学習について学ぶ
統計解析…AI、機械学習、ディープラーニングを使いこなすための「古典的統計解析」の基礎知識を学ぶ

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/273209/LL_img_273209_2.png
コマンド操作画面

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/273209/LL_img_273209_3.png
理解度テストの解説画面

※画面は開発中のものであり予告なく変更されることがあります。


【トライアローについて】
トライアローはエンジニアに強みを持つ人材サービス企業です。ITや通信、建築・土木、プラント等、幅広い領域をカバーし、北海道から九州まで、全国700以上ものプロジェクトに技術力を提供しています。働くエンジニアとキャリアパスを共に考え、ライフスタイルや希望に最もマッチしたプロジェクトの提案やスキルアップ向上を実践、人材・技術力を必要としている企業には、確かなマッチング力によりニーズに応え、働く人と企業がお互いに幸せとなる関係づくりを目指しています。

DockerはDocker Inc.の米国およびその他の国における登録商標又は商標です。


【トライアロー株式会社】
本社 : 〒108-0023
東京都港区芝浦3丁目2番16号 田町イーストビル7F
代表者 : 代表取締役 保坂 幸治
設立 : 1979年2月
資本金 : 8,000万円
事業内容 : 人材派遣事業、人材紹介事業、教育事業、
受託開発事業等
コーポレートサイト: https://www.tri-arrow.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

コマンド操作画面理解度テストの解説画面ハンズオンラボロゴ

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