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第22回グリーン購入大賞 審査結果発表 SDGsの目標達成に寄与する持続可能な調達の先進的事例を表彰

@Press / 2021年11月24日 13時0分

グリーン購入ネットワーク(事務局:東京都千代田区、会長:梅田 靖)は、「持続可能な調達」を通じて、グリーン市場の拡大に貢献した取り組みやSDGsの目標達成に寄与する取り組みを表彰する「第22回グリーン購入大賞」の受賞団体を以下のとおり決定いたしました。


■第22回グリーン購入大賞 審査結果
◆大賞・環境大臣賞
株式会社キミカ(中小企業部門)

◆大賞・経済産業大臣賞
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(行政・民間団体部門)

◆大賞・農林水産大臣賞
不二製油グループ本社株式会社(大企業部門)

◆大賞
つくば市(行政・民間団体部門)
住江織物株式会社(プラスチック資源循環特別部門)

◆優秀賞
エスビー食品株式会社(大企業部門)
株式会社スーパーホテル(大企業部門)
有限会社内藤鋼業(中小企業部門)
株式会社二川工業製作所(中小企業部門)
公立大学法人長野県立大学(行政・民間団体部門)


■応募部門
大企業部門、中小企業部門、行政・民間団体部門、プラスチック資源循環特別部門


■審査方法・審査結果について
5月12日~7月30日に募集を行い、全国より応募のあった取り組みについて、1次審査(8月26日)、本審査(9月29日)を経て受賞団体を選定いたしました。

グリーン購入大賞「大賞」は大企業部門:不二製油グループ本社株式会社、中小企業部門:株式会社キミカ、行政・民間団体部門:NGP 日本自動車リサイクル事業協同組合、つくば市、プラスチック資源循環特別部門:住江織物株式会社の5 団体、「優秀賞」は大企業部門:エスビー食品株式会社、株式会社スーパーホテル、中小企業部門:有限会社内藤鋼業、株式会社二川工業製作所、行政・民間団体部門:公立大学法人長野県立大学の5 団体に決定致しました。

「環境大臣賞」は株式会社キミカ、「経済産業大臣賞」はNGP日本自動車リサイクル事業協同組合、「農林水産大臣賞」は不二製油グループ本社株式会社への授与が決まりました。


■審査総評:審査委員長 梅田 靖GPN会長(東京大学大学院教授)
数十年に一度であったはずの豪雨と熱波は、毎年のように繰り返され、私たちの生活や経済に深刻な影響を与えています。一方で、プラスチック資源循環促進法の施行を前に、プラスチック製品のあり方や代替素材の活用に注目が集まり、Nature SBTやTNFD等、生物多様性の保全に向けた新たなイニシアティブが動き出す等、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが広がってきています。

22回目となる今年度のグリーン購入大賞は、SDGsの目標達成に寄与する消費と生産の取り組みに加え、昨年度設けた「プラスチック資源循環特別部門」を継続し、プラスチック問題の解決に寄与する取り組みを表彰しました。近年の中では、最も多くの企業・地方自治体・団体から応募があり、その中からとりわけ優秀と判断した10団体を表彰しました。

各部門を通じて多かったのは、再生可能エネルギーで発電された電力を調達する取り組みでした。従来、大手製造業が中心であった再エネ電力の調達ですが、サービス業や小売業に加え、中小企業や大学、地方自治体等、多様な業種・団体から応募がありました。これから再エネ電力の調達に取り組もうとする企業や団体には、自分たちとの類似点・共通点を見出し、参考にしていただきたい取り組みです。大企業部門では、サプライチェーンを通じた原材料の持続可能な調達の取り組みや、その取り組みを支えるサービス等が多く見られました。
上流に位置する一次サプライヤーへ方針等を伝えるだけでなく、二次・三次と遡ったり、認証制度を活用したりする応募や、環境面への配慮に留まらず、労働者への適正な対価の支払い等の社会面にも配慮した事例があり、取り組みの幅の広がりが感じられました。プラスチック資源循環特別部門の表彰は1団体でしたが、プラスチック資源をつなぎ、循環させるための事業者のパートナーシップやシステムを構築しようとする試みが随所に見られました。

今年度の受賞事例の成果だけでなく、成果に至るプロセスや関係者との連携の形等、成果に至るエッセンスを掴み取っていただき、さらなる優秀事例につながることを願っています。


■本審査委員(敬称略)
委員長:
梅田 靖(東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 教授、GPN会長)

委員:
伊坪 徳宏(東京都市大学 環境学部 教授、GPN代表理事)
奥 真美(東京都立大学 都市環境学部 都市政策科学科 教授、GPNアドバイザー)
石川 雅紀(叡啓大学 特任教授、神戸大学 名誉教授、GPNアドバイザー)
近藤 康之(早稲田大学 政治経済学術院 教授)
栗栖 聖(東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 准教授)
波戸本 尚(環境省 大臣官房環境経済課長)
中原 廣道(経済産業省 産業技術環境局環境政策課長)
久保 牧衣子(農林水産省 大臣官房 環環バイオマス政策課 地球環境対策室長)
長谷川 雅巳(日本経済団体連合会 環境エネルギー本部長)
竹ケ原 啓介(株式会社日本政策投資銀行 設備投資研究所 エグゼクティブフェロー)
伊藤 剛寛(読売新聞東京本社 編集委員)
西川 拓(毎日新聞社 科学環境部 部長)
田中 太郎(日経BP 日経ESG 経営フォーラム事業部長)


■表彰式について
2021年12月15日(水)10:00~11:30
会場:コングレスクエア日本橋
(〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル2階)

※表彰式は、受賞団体、メディア関係者のみで開催いたします。


■グリーン購入大賞
グリーン購入大賞は、環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998年に創設しました。
SDGs(持続可能な開発目標)の目標の1つに位置付けられた目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」を踏まえ、第19回(2018年度)より、グリーン購入から持続可能な調達に審査、表彰する活動領域を広げ、従来のグリーン市場の拡大に貢献した取り組みに加えて、持続可能な調達(消費と生産)を通じてSDGsの目標達成に寄与する取り組みについても募集、審査を行いました。
特別部門では、第21回に引き続き、社会的課題となっているプラスチック問題の解決に寄与する取り組みを対象とした「プラスチック資源循環特別部門」を設けました。


■主催:グリーン購入ネットワーク(GPN)


■後援:環境省、経済産業省、農林水産省、消費者庁、日本経済団体連合会、読売新聞社、毎日新聞社、日刊工業新聞社、日経BP、東洋経済新報社、株式会社共同通信社、環境新聞社、Sustainable Brands Japan(SB-J)


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プレスリリース提供元:@Press

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