1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

明治学院大学 犬飼佳吾准教授の共同研究「デジタル身体性経済学の創成」が2021年度文科省科研費「学術変革領域研究(B)」に採択

@Press / 2021年12月1日 14時0分

文部科学省 科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」2021~「デジタル身体性経済学の創成」
明治学院大学経済学部の犬飼佳吾准教授が代表を務める研究課題「デジタル身体性経済学の創成」が、文部科学省の科学研究費助成事業で、革新的な研究領域創成を目指す2021年度「学術変革領域研究(B)」に採択されました。この度、12月7日(火)にオンラインでキックオフシンポジウムを開催します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/287903/LL_img_287903_1.jpg
文部科学省 科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」2021~「デジタル身体性経済学の創成」

「学術変革領域研究(B)」は、次代の学術の担い手となる研究者による少数・小規模の研究グループが提案する研究領域です。挑戦的かつ萌芽的な研究に取り組むことで、学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを先導し、日本の学術水準の向上・強化につながる研究領域の創成を目指しています。また、将来の「学術変革領域研究(A)」への展開なども期待される研究です。

文部科学省「令和3年度科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」新規の研究領域について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1412385_00007.htm


◆「デジタル身体性経済学(Digital Embodied Economics)」とは
https://embodiedecon.digital/

情報通信技術の発達によって人間の身体が生み出すさまざまな情報が時空間を超えて流通するようになったとき、人間の社会活動、営みとしての経済活動がどのように変容するのか、また拡張した身体や自己がどのような未来を歩むのかについて、学術的な視点から解明しようという新たな学術領域です。

行動経済学、心理学、脳科学、情報学などの専門分野を持つ研究者が領域を横断し、「行動経済学班」「脳科学班」「身体性情報ネットワーク班」の3チームとして、有機的に融合したアプローチによって未来の人間社会のあり方を探求します。身体の情報が時空間を超えて流通する次世代情報通信環境における人々の社会経済的意思決定を、延べ約1万人規模の大規模生態学的ライフログ研究、脳科学実験、扱うべき身体性情報から検討するなどしています。身体・時間・信頼を自在に超えた新たな価値を創出することが期待されます。


◆「デジタル身体性経済学の創成」チームが探究する内容とメンバー

A01 行動経済学班 ー大規模行動実験と生態学的ライフログ研究によるデジタル身体性経済学のモデル化
「身体性情報の流通は人類をより良い未来に導くか」
個人の利己性ゆえに社会全体にとっての最適解に到達することが難しい現状を、「デジタル身体性」によって克服することができるのか。身体感覚の共有や大規模な実証研究で、デジタル身体性が歩む未来の行動経済学モデルを検討しています。デジタル身体性経済学の根幹となる、デジタル身体のもたらす効果や身体の利己/利他性を探求します。

研究者(敬称略):犬飼佳吾(明治学院大学)、塩澤康平(高崎経済大学)、中山義久(東京都医学総合研究所)

●B01 脳科学班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性神経基盤の解明
「個体間の身体性情報の共有によって身体性はどこまで拡張するのか」
個体間の身体性情報の共有は、他者の経験や感覚を自己のものとして捉える自己感覚の拡張を引き起こすと考えられています。このような技術が発展した際、人のもつ情動や意思決定はこれまでのものとどのように異なるのでしょうか。脳科学、神経科学的見地から、デジタル身体性社会における個人レベルでの影響を探求します。

研究者(敬称略):細田千尋(帝京大学)、田中由浩(名古屋工業大学)

●C01 身体性情報ネットワーク班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性ネットワーク基盤の設計
「デジタル身体性はどのような技術でかたちづくられるのか」
デジタル身体性情報の流通や共有は、情報通信技術によって可能となります。近未来に起こりうる身体性情報を扱う技術はどのような姿をしているのか、どのような技術によって、身体の何を伝送するでしょうか。さらには、デジタル身体性が歩む未来はどのような姿をしているのかについて探求します。

研究者(敬称略):渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、南澤考太(慶應義塾大学)、伊藤亜沙(東京工業大学)


◆12月7日(火)にキックオフシンポジウム「Digital Embodied Economics Kickoff Symposium -デジタル身体性経済学の創成-」をオンラインで開催します

「デジタル身体性経済学」の創成に向けて、プロジェクト推進者とともに一歩先の未来社会を考えるオンラインシンポジウムを開催します。「デジタル身体性経済学」とは何か、プロジェクトで生み出される未来の射程、遠いようで近い未来に起こるデジタル身体性経済を取り巻く社会像について議論します。「デジタル身体性経済学」が生み出す未来について、ともに考え、探求しましょう。

日時 : 2021年12月7日(火) 15:30-18:00 ※オンライン開催
人数 : 300名(先着順)
参加費 : 無料
詳細・申込サイト: https://loftwork.com/jp/event/20211207_digital_embodied_economics_kickoff_symposium
スピーカー : 犬飼佳吾(明治学院大学)、細田千尋(帝京大学)、
渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、
田中由浩(名古屋工業大学)、伊藤亜沙(東京工業大学)、
南澤考太(慶應義塾大学)、村田藍子
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
モデレーター : 小原和也(株式会社ロフトワーク、MTRLプロデューサー)
対象者(こんな方におすすめです):
「学術変革領域研究(B)」の取り組みに関心がある、本プロジェクトとのコラボレーションに関心がある、未来をつくり出すテクノロジーに関心がある、認知・行動・臨床などの心理に関する学術・研究開発に従事、情報・通信などの学術・研究開発に従事、社会学・経済学などの学術・研究開発に従事、脳科学・神経科学などの学術・研究開発に従事


◆犬飼佳吾 経済学部 経済学科 准教授

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/287903/LL_img_287903_4.jpg
明治学院大学経済学部 犬飼佳吾 准教授

2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。エコール・ポリテクニーク(仏)客員研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、2018年より現職。専門分野は行動経済学、実験経済学、神経経済学。経済学を軸に、ゲーム理論・心理学・神経科学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組む。

犬飼佳吾研究室 : https://inukailab.com/
「明学の理由。」: https://www.meijigakuin.ac.jp/about/why/inukai/index.html


【研究に関するお問い合わせ】
明治学院大学経済学部実験経済学研究室
E-mail: embodied.econ@gmail.com


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

心臓ピクニック(鼓動記録再生提示装置)明治学院大学の行動経済学実験装置明治学院大学経済学部 犬飼佳吾 准教授

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください