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ドクターカー専用、医療VR撮影システムを開発!日本医科大学救命救急センターと共同で導入検証を開始

@Press / 2021年12月7日 10時0分



 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、ドクターカー専用医療VR撮影システムを開発いたしました。また、日本医科大学付属病院高度救命救急センター(東京都文京区、センター長:横堀將司)と共同で、救命救急の現場における本VRシステム導入の検証を開始いたします。


画像 : https://newscast.jp/attachments/zKBdqKcOCkW9Eqq8qtCr.jpeg


 本VRシステムは、人工心肺(ECMO)などを搭載したドクターカー内に高精度VRカメラを設置し、病院側がリアルタイムに搬送患者の容態及び処置を360度のVR映像で確認することが可能になります。
 これにより病院内に待機する医師、スタッフが搬送患者の容態を事前に把握することで、受入れ準備を最適化し、患者到着後、即座に適切な診療実施が期待できます。また、病院内に待機する医師からも適切なアドバイスを車内の医師やスタッフに伝えることができるなど、医療体制強化にも貢献することができます。
 1分1秒を争う救急患者への初期対応において、ドクターカー内での適切な医師の介入、そして病院側での受入れ準備の最短・最適化は大きな意味を持ちます。そのため、ジョリーグッドは本VRシステムの開発・検証を行い、救急患者の救命率向上を目指していきます。
 なお、本VRシステムでは、様々な患者の処置をVR映像コンテンツ化し、医療教育にも活用していきます。


■ドクターカー専用医療VR撮影システム開発・検証の背景


①病院では患者が到着するまで事前準備が整えにくい
 救急医療は時間との戦いであり、患者を受け入れる病院側は、時間内に知り得た患者情報で治療方法を決断しなければなりません。そのため患者が搬送されてくる前に得られる情報は多いに越したことはありません。しかし、患者到着前に得られる情報は限定的であることから、事前準備が整えにくい状況にあります。
②ドクターカー内で診療することの難しさ
 ドクターカー内での診療は、資機材やマンパワー不足から病院内とは異なる対応、判断が多く求められ、乗車する医師には豊富な知見に加え、多くの現場経験が必要になります。そのため、ドクターカー内にいる医師は、病院にいる他の医師から音声でアドバイスを仰ぐなど、病院側と連携しながら緊急時対応を現在は行なっています。
③ドクターカーに乗車する医師教育の難しさ
 ドクターカーに乗車する医師の教育は、病院内での研修以上に、ドクターカーに同乗しながら現場研修を行うことが難しく、多くの現場経験や知見を学ぶことができる新たな教育ツールが今求められています。


画像 : https://newscast.jp/attachments/st03rofbY7HDwMDILSXw.jpg
VR撮影システムを搭載するドクターカー


画像 : https://newscast.jp/attachments/XAaVXLTgjE8MGOETcw8U.jpeg
ドクターカー内の360度VR映像のイメージ


■新型コロナウイルスで「救急搬送困難事案」が増加し、ドクターカーへの期待が高まっている


 ドクターカーの出動件数は全国で年々増加しています。その中で、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、救急患者の搬送先が決まらない「救急搬送困難事案」が直近で急増していることから、これまで以上に病院に搬送される前での診療(ドクターカーなど)への期待が高まっています。


画像 : https://newscast.jp/attachments/QHQW9ANebNZYF1DAQhGL.jpeg
▲出典:厚生労働省「病院前医療の提供手段について」


画像 : https://newscast.jp/attachments/c1wYk8IM8HMb3zNVpFfG.jpeg
▲出典:総務省消防庁「救急搬送困難事案に係る状況調査」


■日本医科大学附属病院高度救命救急センター センター長 横堀將司教授 コメント


画像 : https://newscast.jp/attachments/6qDmIIbQPEbH0wZXmD9i.png
横堀將司教授


「ドクターカーを用いた病院前診療は、病院内での診療以上に困難を極めます。限られた車内空間、少ない医療リソースの中で、最大限の効果を発揮するためには強固なチームワークと迅速な情報共有が必須です。診療リーダーが病院内から360度の映像を見ることで、チームの動きを俯瞰的に、かつ冷静に判断し、現場に的確な指示を与えることができます。また指示と同時に、現場から情報を得ることで、病院内でのシームレスな診療に備えることができます。また、これらのやり取りをアーカイブ化することで貴重な経験を共有することができます。臨床・教育ともに優れた効果を発揮できる、画期的な取り組みになります。」


■オペクラウドVR〜VR臨床教育プラットフォーム(https://jollygood.co.jp/opecloud


 オペクラウドVRは、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単に高精度VR化し、術者目線の技を360度視点で体験学習できるVR臨床教育プラットフォームです。
 本サービスは、コロナ重症患者で需要が増した人工心肺ECMOのトレーニングや、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、医療技術を牽引する多様な機関で豊富な導入実績を誇っています。


■パートナー募集


 今後もジョリーグッドは、オペクラウドVRを活用し、全国の大学や専門学校と連携して次世代の医療従事者の育成や医療の質向上に貢献していきます。
 コロナ禍でも医療教育を止めることなく推進したい、スピードアップをしたい医療機器メーカーや医療機関、医療学会のパートナーを募集しています。
【問い合わせはこちら】https://jollygood.co.jp/opecloud


■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/


 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。




詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】
VR撮影システムを搭載するドクターカードクターカー内の360度VR映像のイメージ▲出典:厚生労働省「病院前医療の提供手段について」

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