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全4回連続シンポジウム「日本の美術教育を考える」を開催 ― 今の日本から世界のトップアーティストは育つのか? ―

@Press / 2012年9月14日 12時0分

東北芸術工科大学(所在地:山形県山形市、学長:根岸吉太郎)と京都造形芸術大学(所在地:京都府京都市左京区、学長:千住博)は、両校合同の外苑キャンパス(東京都港区)において、全4回の連続シンポジウム「日本の美術教育を考える」を開催します。

この企画は、1998年告示の学習指導要領改訂以来、小学校の図画工作や中学校・高等学校の美術の授業が大幅に削減され、美術を専門とする教員が初等・中等教育の現場から姿を消している現状に危機感を覚え、日本の今後のアートシーンを牽引する若手アーティストの育成・美術教育の道をオールジャパンで模索していこうとするものです。

初回となる10月3日は、「規格外サイズのアーティストが生まれる教育環境とは」と題し、現代美術家で東北芸術工科大学副学長の宮島達男をモデレーターに、脳科学者の茂木健一郎氏、現代美術家のやなぎみわとともに、日本の美術教育の現場に忍び寄る危機的状況と打開策について語り合います。
第2回は11月30日に現代美術家の大竹伸朗氏とともに、第3回は2013年1月9日にデザイナーの佐藤卓氏と写真家の杉本博司氏、第4回は2013年1月16日に建築家の西沢立衛氏と彫刻家の名和晃平とともに、現代美術家の宮島達男のモデレーションのもと語り合います。
ぜひこの機会に芸術教育に関わる多くの方にご来場いただきたく、事前広報および当日取材のお願いを申し上げます。

<facebook>
http://www.facebook.com/nihonno.bijutsukyoiku
<公式ホームページ>
http://www.tuad.ac.jp/nihonno


【開催概要(全4回共通)】
イベント名:東北芸術工科大学+京都造形芸術大学 連携企画
      全4回連続シンポジウム「日本の美術教育を考える」
時間   :19:30~21:00(予定/質疑応答の時間も含む)
      ※終了時間は予定で、内容により延びる場合もあります
会場   :京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
住所   :東京都港区北青山1-7-15
参加料  :無料
事前申込 :不要
定員   :170名(当日先着順)
主催   :東北芸術工科大学・京都造形芸術大学


【内容・日時】

第1回「規格外サイズのアーティストが生まれる教育環境とは?」
2012年10月3日(水)19:30~21:00(予定)
◆茂木健一郎(脳科学者)
◆やなぎみわ(現代美術家/京都造形芸術大学 教授)
◆宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学 副学長)(モデレーター)

第2回「教育でアーティストは育ち得るのか?」
2012年11月30日(金)19:30~21:00(予定)
◆大竹伸朗(現代美術家)
◆宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学 副学長)(モデレーター)

第3回「世界標準の表現者の学びとは?」
2013年1月9日(水)19:30~21:00(予定)
◆佐藤卓(デザイナー)
◆杉本博司(写真家)
◆宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学 副学長)(モデレーター)

第4回「世界で通用するアート教育とは?」
2013年1月16日(水)19:30~21:00(予定)
◆西沢立衛(現代美術家)
◆名和晃平(彫刻家/京都造形芸術大学准教授)
◆宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学 副学長)(モデレーター)


【講師プロフィール(あいうえお順)】

大竹伸朗 画家
1955年 東京生まれ。高校卒業後、北海道別海町の牧場に住み込みで働く。1977年から78年にかけてロンドン滞在。1980年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。1982年 初個展を開催。コラージュなどの絵画や、ゴミやガラクタを寄せ集めて作るオブジェの創作のほか、ボアダムズのEYEとのユニット・パズルパンクス、JUKE/19などでの音楽活動や、著述活動など国内外で精力的に活躍。2012年 ドクメンタ13(ドイツ)に参加。

佐藤卓 グラフィックデザイナー
1979年 東京芸術大学デザイン科卒業、1981年 同大学院修了。株式会社電通を経て、1984年 佐藤卓デザイン事務所設立。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」「エスビー食品 SPICE&HERB」などのパッケージデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」のシンボルマークを手掛ける。また、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」のアートディレクター・「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターも務めるなど多岐にわたって活動。大量生産品をデザインの視点で解剖する「デザインの解剖」プロジェクトが話題を呼ぶ。

杉本博司 現代美術家
1948年 東京都生まれ。中学校時代からカメラに親しみ、立教大学経済学部卒業後に渡米、ロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインにて写真を学ぶ。作品は1970年代後半から高い評価を集め、現在はニューヨークを拠点に活動。1996年 メトロポリタン美術館で個展「スギモト」を開催。建築設計にも関心を示し、2002年 瀬戸内海直島に護王神社を設計。2001年 ハッセルブラッド国際写真賞受賞。2009年 高松宮殿下記念世界文化賞受賞。2010年 紫綬褒章受章。

名和晃平 現代美術家
1975年 大阪府生まれ。1998年 京都市立芸術大学卒業。英国王立美術院交換留学。2003年 京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程修了。キリンアートアワード2003奨励賞。2005年 アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)日米芸術交流プログラムニューヨーク滞在、京都府芸術文化特別奨励者。2006年「アート・スコープ2005/2006」でベルリン滞在、2007年 京都府文化賞奨励賞。2008年 六本木クロッシング2007奨励賞。京都造形芸術大学准教授、SANDWICHディレクター。
http://www.kohei-nawa.net
http://sandwich-cpca.net/

西沢立衛 建築家
1966年 東京都生まれ。1990年 横浜国立大学大学院修士課程修了。1990年 妹島和世建築設計事務所入所。1995年 妹島和世と共にSANAA設立。1997年 西沢立衛建築設計事務所設立。2010年より横浜国立大学大学院Y-GSA教授。1996年「国際情報科学芸術アカデミーマルチメディア工房※」、2004年「金沢21世紀美術館※」、2005ロルフショック賞※、2010年「豊島美術館」ほか作品多数。2004年 ヴェネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞、2010年 プリツカー賞受賞、2011年 藝術文化勲章オフィシエ(フランス)、2012年 日本建築学会賞(豊島美術館)、2012年村野藤吾賞(豊島美術館) [※は妹島和世と共同設計]

宮島達男 現代美術家
1957年 東京都生まれ。1986年 東京芸術大学大学院修了。1988年 ヴェネツィア・ビエンナーレに招待され、デジタル数字の作品で注目を集める。1996年より「時の蘇生」柿の木プロジェクト、ピースシャドウプロジェクトも推進。1990年 ACCの招きでニューヨーク滞在。1990~1991年 DAADの召喚でベルリンに滞在。1993年 カルティエ現代美術財団の招きでパリ滞在。1993年 ジュネーブ大学コンペティション優勝。1998年 第5回日本現代芸術振興賞受賞。1998年 ロンドン・インスティテュート名誉博士。東北芸術工科大学副学長

茂木健一郎 脳科学者
ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶応大学研究特別教授。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)、「アハ体験」(ひらめきの体験)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年 著書「脳と仮想」(新潮社)が、第4回小林秀雄賞を受賞。2009年「今、ここからすべての場所へ」(筑摩書房)が第12回桑原武夫学芸賞を受賞。

やなぎみわ 美術作家
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1993年、京都で初個展を開催し、1996年以降、海外の展覧会にも多数参加。2009年 ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家。近年は演劇公演を行い、近代日本における諸芸術運動の成立・混淆をテーマとする『1924三部作』や『PANORAMA~パノラマ~』を美術館や劇場で上演している。
http://www.yanagimiwa.net/

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

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