最も有望な将来の高度道路交通システムは自動運転 「何もしなくても運転できる!」 2040年には自律型自動車が主流となるとIEEEメンバーが予測

@Press / 2012年9月25日 15時0分

IEEE(アイ・トリプル・イー)は、将来の高度道路交通として「自律型自動車」が最も有望であり、2040年には道路通行車両の75%を占めるようになると予測しています。

IEEEのシニアメンバーでイタリア・パルマ大学のコンピュータ工学教授を務めるアルベルト・ブロッギ(Alberto Broggi)博士は、次のように述べています。「どのような形であれ、高度道路交通システムの導入にはその基盤整備が必要になることが多く、このことが普及への最大の障害となっています。自律型自動車の場合、既存の道路ネットワークをそのまま利用できるという利点があり、世界の大半の場所で日常的に道路交通に変化をもたらすことができます。」

ブロッギ博士はこの分野における第一人者で、2010年にはイタリアのパルマから中国の上海まで、8,000マイルに及ぶ自動運転自動車走行プロジェクトのディレクターを務め、2台の自律型自動車を見事完走させています。
自動運転自動車の増加がきっかけとなって車両交通の在り方が変わり、今後28年間で交差点、交通量、高速道路などを劇的に変化させ、運転免許の在り方さえも変わっていくことになります。


■道路から信号が消える
自動運転自動車は高度通信センサーを通じて操作され、走行の安全性と効率性が確保されます。道路を走る車すべてが自動運転自動車になれば、車両間通信や交通基盤との情報のやり取りが行われることで、信号や一時停止などの道路標識も不要になるかもしれません。「交通を監視し車の流れを制御するセンサーやカメラ、レーダーが交差点に設置されれば、衝突事故は無くなり、より効率的な交通が可能になります。車が自動で制御されれば、当然信号機を設置する必要もなくなるでしょう。」とブロッギ博士は述べています。


■走行レーンの棲み分け
自律型自動車が増えることで、高速道路にも大幅な変化がおきます。自律型と従来型の車両がそれぞれ専用車線を走行することで渋滞が最低限に抑えられ、運転効率を向上させて走行速度を上げることもできます。IEEEメンバーでジョージ・ワシントン大学のインテリジェントシステムリサーチセンター(Center for Intelligent Systems Research)のディレクターを務めるアジム・エスカンダリアン(Azim Eskandarian)博士は、「高速道路に専用レーンを設けることで車は効率的に流れるようになり、走行中の燃料効率も上がります。自動運転自動車が増加することで車の流れが変わるだけでなく、走行速度を上げ、おそらく従来よりも車間距離を縮めながらも、車両はより安全に走行できるようになり、フリーフローなどでは特に、その両方(あるいは自動運転機能)をうまく使い分けて、安全性を向上させることができます。」と、述べています。

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