フジワラ産業 空港や消防署などの新たな防災対策に「津波避難用昇降機」を開発

@Press / 2013年8月23日 16時0分

津波避難用昇降機と収納型緩衝杭&ネット
 津波から「人の命」を救うことを最重点課題として、津波避難タワーを始め緊急避難のための各種施設を開発・販売している環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:藤原 充弘、以下「当社」)は、このたび高価な飛行機やヘリコプターなどの航空機および消防車・救急車やブルドーザー・油圧ショベルなどの特殊車両(以下「車両・航空機」)を、津波や洪水から守る「津波避難用昇降機」を開発しました。
 本製品は大出力の油圧の力を利用して、車両・航空機が駐機している駐機台を機体毎リフトアップし津波や洪水による冠水から守り、被害額を最小限に止めかつ救助・復旧の時間の短縮することを目的としています。


■「津波避難用昇降機」開発の背景- 東日本大震災に学ぶ -
 2011年3月11日午後2時46分、仙台空港には奇跡的に旅客機がありませんでした。仙台空港では、駐機がゼロになるのは一日3、4回、それも数分から20分程度といわれています。幸い旅客機の被害はありませんでしたが、津波は車やがれきを飲み込みながら来襲し、海上保安庁の飛行機やヘリコプターは冠水し壊滅、民間小型機も冠水しました。また、空港施設も大きな被害をこうむると共に周辺住民も合わせ、1,400人が空港ターミナルビルに孤立、最後の住民が空港を後にしたのは5日後の16日でした。

 一方、航空自衛隊松島基地では、地震発生約1時間10分後の15時54分頃、高さ2mの津波に襲われ、F2戦闘機18機始め28機の航空機が水没し壊滅的な被害をこうむりました。F2戦闘機は18機中被害が酷く修理が困難とされた12機が処分(部品取りに利用)され、約800億円と3年の歳月をかけて6機を修理することとなりました。(その後、上記の6機に加えて7機合わせて13機を修理する計画であると防衛庁より発表されています。)
特に戦闘機の場合、最新の技術を集約して作られているため津波などの冠水により深刻な影響をこうむり、復旧が極めて困難になることが容易に想像できます。

 航空機以外にも、消防車・救急車やブルドーザー・油圧ショベルなど市民生活を守り、復旧に役立つ特殊車両も被害をこうむりました。そのため、浸水による通信網の喪失と燃料補給の問題が相まって、消防活動が遅れ、被害を拡大させ、復旧を困難にする原因となりました。予想されている南海トラフ大地震でも、静岡県から宮崎県の沿岸部の消防署、あわせて222か所の消防署のうち63で、浸水の恐れがあると伝えられています。

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