日本生協連調べ “社会保障に不満”7割強

@Press / 2013年11月29日 13時30分

“社会保障に不満”7割強
このたび、日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、会長:浅田 克己)は、国民の社会保障制度に対する意識や考え方を明らかにするために、「社会保障調査」を実施しました。


■調査からわかったこと

1.「生活」への満足度に対して「社会保障」への満足度は極度に低い
 回答者の58.1%が現在の自分の生活に「満足・まあ満足」と回答した。一方で、日本の社会保障について「満足・まあ満足」と回答した割合は26.8%と低く、生活への満足度の半分以下となった。また、各制度のうち満足している割合を見ると、「医療」は57.5%と高かったが、「年金」19.7%、「介護」20.6%と低かった。

2.若年層は社会保障に対する関心が低く、年金制度への信頼感、満足度が低い
 若年層(40歳未満)は社会保障への関心が低く、各分野の詳細に関する設問に対しては高齢層と比較して「わからない」と回答する傾向が強い。「子育て・教育」「雇用」という社会保障分野については高齢層以上に関心を持っているものの、全年齢層を合計した結果では「医療」「年金」「介護」「雇用」「子育て・教育」という順に関心が高くなり、若年層の声が見えにくくなっている。
 若年層ほど「将来年金がもらえないかもしれないので納付したくない」と回答する傾向があり、年金制度への満足度も高齢層と比べて低かった。

3.将来への不安が大きく、家族や地域で支えあうという意識は低い
 どの年齢層でも「自分に何かあったときには、周囲の人が助けてくれる」と考えている人の割合が低く、特に男性高齢層で「そう思わない」と回答した割合が高かった。また、社会保障に対するイメージとしては「政府による支援や給付」が66.3%と最も高く、家族や友人、地域で支え合うという回答はともに10%に満たなかった。
なお、社会保障に満足している層は、地域で支え合うイメージをもつ比率が高かった。

4.非正規労働者は不安定感をもっており、生活や社会保障への満足度が低い傾向がある
 現在、非正規労働に就いている人は、「今後、正規雇用と非正規雇用でますます格差が広がると思う」「もっと非正規雇用者の社会保障を充実させるべきだ」「終身雇用されるなら、給料が下がってもその組織に尽くしたい」と考えている率が高く、現在の雇用状況への不安定感が強い。
また、特にフルタイム並みに働く非正規雇用の層では、自分自身の生活への満足度、日本の社会保障への満足度ともに低い傾向がみられた。

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