ウォーターズ、ionKey/MSシステムで新たなレベルのMS性能を実現 キーを回転させるだけでMSの性能が向上

@Press / 2014年3月4日 11時0分

iKey
シカゴ - 2014年3月3日 - ウォーターズ(NYSE:WAT)は、比類のない感度、堅牢性、高い操作性を備えた質量分析用システムとして、Waters(R)ionKey/MS(TM)システムを新たに発表しました。
このシステムは、バイオアナリシス、薬物動態研究から食の安全、環境分析まで幅広いアプリケーションに適用可能です。
ionKey/MSシステムを、ACQUITY(R) UPLC(R) M-ClassシステムおよびXevo(R)TQ-S質量分析計と併用することにより、UPLC分離と質量分析計が物理的に統合されて感度が飛躍的に向上し、化合物の分離と検出に関して他に類を見ない性能が実現します。ionKey/MSシステムは、3月2日から6日まで開催されているPittcon Conference and Expositionで公開しています。
ウォーターズは、このionKey/MSシステムを世界中に一刻も早くお届けいたします。

Waters(R)ionKey/MS(TM):
http://www.waters.com/waters/en_US/ionKey-MS---the-integration-of-the-UPLC-separation-into-the-source-of-the-mass-spectrometer/nav.htm?cid=134782630

Xevo(R) TQ-S:
http://www.waters.com/waters/en_US/Xevo-TQ-S/nav.htm?cid=10160596&locale=en_US

ACQUITY(R) UPLC(R) M-Classシステム:
http://www.waters.com/waters/en_US/ACQUITY-UPLC-M-Class-System/nav.htm?cid=134776759


「ionKey/MSは、LC/MSに対する認識を変えることでしょう。ionKey/MSにより、あらゆる科学者は市場で最も感度の高いLS/MS分析を実施できるようになります。今まで必要だった多くの調整作業は排除され、ユーザーによる操作も容易になります」と、Waters DivisionのSeparations Technology担当Vice PresidentであるIan Kingは述べています。「これによりトレーニングや操作の標準化の必要性が減るため、大きなインパクトがあると考えられます。ionKey/MSでは、分析に使用する溶媒とサンプルの量を減らすことができました。コスト、廃液、分析に必要なサンプル量という3つの低減により、環境面、倫理面、経済面において健全な分析を行うことができるようになります」


感度の向上に加えて、ionKey/MSのプラグ・アンド・プレイ性能も賞賛されています。繊細なフィッティングやカラムを取り扱う際の面倒や、カラム外拡散とそれに付随する不可避なばらつき、バンド幅の拡大に関する懸念はなくなります。

薬剤の開発、ライフサイクルマネージメント、ラボサービス専門のグローバルCROであるPPD LaboratoriesでScientific Directorを務めるRand Jenkins博士は、ionKey/MSシステムの性能を確認して、次のように述べています。「ウォーターズのionKey/MSは高い操作性と最適なマイクロフロー性能を備えたシステムであり、LC/MSによるルーチン分析および高度な分析の両面で、次の波となることを確信しています」

PPD Laboratories: http://ppd.com/


ionKey/MSシステムのiKeyマイクロ流体分離デバイスは、スマートフォン程度のサイズです。しかし、このサイズのなかに、電子機器、ESIインターフェース、カラムヒーター、eCord(TM)インテリジェントチップ技術、1.7μmUPLC用の充填剤が充填された内径150μmの流路が組み込まれています。サイズが小さいながらも性能を損なうことなく、膨大な数のUPLC分離を高い再現性と信頼性で行うことができます。
ウォーターズのiKey分離デバイスは、質量分析計のイオン源にデバイスを挿入してから、キーを回して流路接続および電気的接続を確立し、デバイスを所定の位置に固定するまでの一連の手順を、数秒で行えるように設計されています。独自のeCordチップには、iKeyデバイスのサイズ、ケミストリーの種類、シリアル番号、製造履歴、QC履歴が保存されるだけでなく、分析者名、機器名、サンプルセット名、初回注入日、最終注入日、合計注入回数、背圧の測定値、分析温度などの情報が収集され、保存されます。これらの使用データは、個々のiKeyデバイスと関連付られており、ウォーターズのEmpower(R)クロマトグラフィーデータソフトウェアおよびMassLynx(R)質量分析ソフトウェアを使用してアクセスできます。


この規模のクロマトグラフィーでは溶媒を90%近く節約できるうえ、ionKey/MSシステムは高い操作性を備えているため、ラボに大きな変革をもたらします。


ウォーターズでは、ionKey/MSシステム用として、長さ5cmおよび10cmの数種類の1.7μmUPLC用の充填剤から提供を開始する予定です。具体的には以下のとおりです。


●C18 BEH (Bridged Ethyl Hybrid) 300 A

●CSH (Charged Surface Hybrid)

●C18 BEH 130 A

Pittconでは、ウォーターズのPrincipal Consulting ChemistであるJim Murphy氏が、3月4日火曜日の朝9時10分からRoom S503aでionKey/MSシステムの開発について発表を行いました。「Liquid Chromatography in Microfluidics: A Workhorse Tool is Going Small Scale」というセッションの中の「The Development of and Applications for a Ceramic Microfluidic UHPLC System」というタイトルの講演です。


存在量が非常に少ない分析種の定量では、マイクロ流路デバイスを採用したマイクロスケールLCの使用頻度が高くなっています。これは、マイクロスケールLCによって生成されるスペクトルのバックグラウンドノイズが非常に少なく、鮮明で、イオン効率にも優れているためです。2014年にBioanalysis誌で公表されたMerckの科学者らによるionKey/MSシステムのベータテストに関する論文では、ホルモンペプチドGLP-1をはじめとする分析種に対する感度が、従来の2.1mmクロマトグラフィーと比較して60倍超となっていることが報告されました。ウォーターズのionKey/MSシステムで開発されたこのメソッドでは、従来のLC-MS/MSメソッドと比較して、ヒト血漿中の内在性GLP-1濃度に関する感度が全体で20倍(11pmolに対して0.5pmol)となり、分析時間が短縮(35分に対して9分)し、特異性および分解能が向上したことが報告されました。

Bioanalysis誌について: http://www.future-science.com/doi/abs/10.4155/bio.13.280

詳細は次のサイトまで: http://www.waters.com/ionkey


【ウォーターズについて( http://www.waters.com )】
ウォーターズは50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。
ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。

2013年には19億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。

Waters、ACQUITY、ACQUITY UPLC、UPLC、Xevo、ionKey/MS、Empower、MasslynxおよびeCordはWaters Corporationの商標です。

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プレスリリース提供元:@Press

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