「清酒酵母(※1)」に“睡眠の質”を高める効果があることを世界で初めて発見!

@Press / 2014年5月16日 16時0分

図1
ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・裏出 良博(うらで よしひろ)教授と共同で、“睡眠の質”の改善に関する研究に取り組み、このたび「清酒酵母」に“睡眠の質”を高める効果があることを発見しました。すなわち
・「清酒酵母」には、深い睡眠を誘発するアデノシンA2A受容体の活性化能を著しく高める効果があること
・ヒトによる評価において“睡眠の質”の改善に対する客観的効果(脳波計の測定)が認められること
を、世界で初めて確認しました。

本共同研究成果については、『第68回 日本栄養・食糧学会大会(2014年5月30日~6月1日、札幌・江別)』、『日本睡眠学会 第39回 定期学術集会(2014年7月3日~4日、徳島)』において発表する予定です。

※1 主に清酒製造に用いられる酵母の総称。パンやビール、ワイン酵母と同じSaccharomyces cerevisiae種に属する。日本酒製造に利用されるほか酒粕などにも含まれる食経験の豊富な食材。


1.研究の背景
近年、生活者のQOL(Quality of Life)向上を目指す取り組みにおいて、生活時間の4分の1~3分の1を占める「睡眠」への関心が高まっています。本年3月には、厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」を11年ぶりに改定するなど、「睡眠」は全身健康に関わる重要な因子として注目されています。

一方、睡眠に関する科学的な研究も進歩しており、良い睡眠をとるには時間の長さ(量)だけではなく眠りの深さ(質)が重要であり、“睡眠の質”を改善する方法として、睡眠中枢と覚醒中枢のバランスを制御する検討が進められています。筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・裏出 良博教授らの研究によると、深い睡眠は脳内物質の一つであるアデノシンA2A受容体(※2)を活性化することで誘発できることが明らかにされています。

当社生命科学研究所、機能性食品研究所では、2010年より裏出教授(公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所:当時)と共同で“睡眠の質”の改善を目指した研究開発を進めてまいりました。
そしてこの度、裏出教授との共同研究において、アデノシンA2A受容体を活性化する食品素材の探索を行い、効果の高い素材を発見しました。

※2 脳内の大脳基底核や視床下部近辺に存在し、睡眠・覚醒を司ると考えられている。


2.研究結果
細胞を用いてアデノシンA2A受容体の活性化能を評価する方法を確立し、約80種類の食品素材を評価した結果、「清酒酵母」に極めて高いアデノシンA2A受容体の活性化能があることを見出しました(図1)。
次に、「清酒酵母」の摂取による睡眠の質への影響を確認するため、ヒト臨床試験を行いました。脳波測定の結果から、「清酒酵母」の摂取により、深い眠りの指標となるデルタ波パワー値(※3)が増大することを確認しました(図2)。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
@Press

トピックスRSS

ランキング