フジワラ産業 「防潮堤簡易起伏プレート堰」を開発 高すぎる津波対策防潮堤に対する解決策として

@Press / 2014年6月12日 14時30分

防潮堤簡易起伏プレート堰
 水処理装置および津波避難タワーをはじめ、各種災害対策施設・機器を開発・販売している環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業株式会社(本社:大阪市、代表取締役:藤原 充弘、以下「当社」)は、このたび、新たに設定され問題化している高すぎる津波防潮堤の解決策として「防潮堤簡易起伏プレート堰」を開発しました。


■平時は倒伏、津波襲来時に起立して高い津波から守る
 東日本大震災や南海トラフ巨大地震の予想により、津波対策用の防潮堤の高さが大幅に見直しされています。岩手県、宮城県をはじめとした各地で計画されている巨大防潮堤に対して、「津波の状況がわからない」、「なりわい(漁業など)の妨げとなる」、「景観を損なう」など地域住民から疑問や見直しを求める声が上がっています。
 そのため、自治体では、地元住民の要望に応えて平時はできるだけ堤防の高さを低くしながらも、津波発生時には、防潮堤の高さを津波予想高に対応させて安全性を確保する必要にせまられています。
 「防潮堤簡易起伏プレート堰」は、この問題を解決するために開発したもので、防潮堤の上部に設置、津波襲来時に油圧により起伏プレート堰を起立させ、高さをかさ上げすることにより予想された津波高を確保して、津波や漂流物の流入を防ぐことができます。
 たとえば、6mの高さの防潮堤が必要とされている場合に、余裕を持たせた幅2.5mの起伏プレート堰を起立させることにより、平時の防潮堤の高さは4mに留めながら、6mの高さの津波に備えることができ、安全とくらしのバランスをとる有力な解決策となりえます。


■「防潮堤簡易起伏プレート堰」の概要
◆津波や高波襲来時に、防潮堤上に支点をおいて起伏する鋼鉄製の起伏プレートを油圧の力で起立させることにより、防潮堤の高さを起立したプレート堰の高さ分かさ上げします。

◆起伏プレート堰の海側に取り付けた油圧シリンダーのヘッド部分は、プレートの起立に伴って円弧を描いて曲線運動をします。そのため、油圧シリンダーはこれに応じて角度を変えることのできるトラニオン型を採用しました。

◆シリンダー稼働中に津波が襲来したときに、津波の波力により起伏プレート堰が津波に合わせて素早く立ち上がることができるような機能を装備した回路設計としました。

◆防潮堤に取付けられた起伏プレート堰の全油圧シリンダーを、遠隔操作により同時に作動させることができます。

◆起伏プレート堰が起立した後は、油圧装置により完全に固定されます。さらに、プレート堰が津波波力により陸方向に倒れないよう、擁壁(ストッパー)で陸側からしっかりと支え安全性を高めます。

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