第5回『三井化学 触媒科学賞』受賞者の発表について
@Press / 2014年6月16日 16時0分
三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、2014年『三井化学 触媒科学賞』および『三井化学 触媒科学奨励賞』受賞者を決定しましたのでお知らせします。
当社グループは、化学および化学産業の持続的発展に寄与する目的で、世界の触媒科学分野において特に優れた業績をあげた研究者を表彰する制度を2004年に制定し、2005年3月に第1回の表彰を行っております。第5回となる今回も多数の応募をいただき、今般、下記の通り受賞者を決定しました。
授賞式と各受賞者による記念講演は、2014年10月14日にタワーホール船堀(東京都江戸川区)で開催される「CSJ化学フェスタ2014」において実施いたします。
<2014年『三井化学 触媒科学賞』受賞者(1名)>
F・ディーン・トーステ 氏
カリフォルニア大学バークレー校 教授
http://www.atpress.ne.jp/releases/47572/img_47572_1.jpg
<2014年『三井化学 触媒科学奨励賞』受賞者(2名)>
千葉 俊介 氏
南洋理工大学 准教授
http://www.atpress.ne.jp/releases/47572/img_47572_2.jpg
熊谷 直哉 氏
微生物化学研究所 主席研究員
http://www.atpress.ne.jp/releases/47572/img_47572_3.jpg
1.授賞理由詳細
<2014年『三井化学 触媒科学賞』受賞者(1名)>
氏名 :F・ディーン・トーステ 氏(F. Dean Toste)
所属・肩書等:カリフォルニア大学バークレー校 教授
1971年生まれ
タイトル :有機合成に向けた新コンセプトおよび新触媒の導入:
均一系金触媒および不斉対アニオン触媒を含む触媒反応開発
選考理由 :F. Dean Toste博士は、高原子価金属酸化物や
不斉対アニオン等による次のような革新的触媒の開発に
先駆的役割を果たした
;(1) 低原子価金錯体による均一系触媒
;(2) 高原子価金属オキソ錯体触媒
;(3) 不斉対アニオンによる相間移動不斉触媒
また発酵と金属触媒系を組み合わせたバイオマスからの
燃料や化学物質の合成も展開した。
<2014年「三井化学 触媒科学奨励賞」受賞者(2名)>
氏名 :千葉 俊介 氏
所属・肩書等:南洋理工大学 准教授
1978年生まれ
タイトル :含窒素複素環化合物の合成を指向した
一電子移動型レドックス触媒系の開発
選考理由 :千葉俊介博士は、銅触媒による空気酸化反応や、
マンガン触媒によるラジカル反応などにおいて、
一電子移動による酸化還元(レドックス)を利用した
独創性の高い分子変換反応を開発し、医農薬や材料分野で
広く用いられている含窒素複素環化合物の合成に途を開いた。
氏名 :熊谷 直哉 氏
所属・肩書等:微生物化学研究所 主席研究員
1978年生まれ
タイトル :協奏機能型不斉触媒の開発と医薬品の高効率不斉合成への応用
選考理由 :熊谷直哉博士は、ソフトLewis酸/ハード塩基、
希土類金属/水素結合性配位子を組み合わせた
独自の協奏機能型不斉触媒系を開発し、創薬にも関連する
多数の有用化合物の高効率不斉合成を達成した。
2.授賞式・記念講演について
日本化学会秋季行事「第4回CSJ化学フェスタ2014」において当社主催の触媒科学セッションを設け、その中で触媒科学賞および触媒科学奨励賞の授賞式、受賞記念講演を実施いたします。
日程:2014年10月14日(火) 午後1時から5時
会場:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
講演:招待講演(2件)
・丸岡 啓二 教授(京都大学)
・佐藤 一彦 センター長(産業技術総合研究所)
受賞記念講演(3件)
<2014年「三井化学 触媒科学賞」>
・F. Dean Toste 教授(カリフォルニア大学バークレー校)
<2014年「三井化学 触媒科学奨励賞」>
・千葉 俊介 准教授(南洋理工大)
・熊谷 直哉 主席研究員(微生物化学研究所)
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プレスリリース提供元:@Press
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