『創造的生活者シンポジウム』7月11日(金)開催迫る!(当日参加可能)デジタル技術でモノをつくり・共有し・ユーザーの力でよりよいものに
@Press / 2014年7月8日 12時0分
COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」プロジェクトは、2014年7月11日に明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン3階アカデミーホールにて『創造的生活者シンポジウム』を開催します。
創造的生活者ムーブメントの源流を明らかにする講演と、最先端の研究発表・展示デモを通して、ものづくり社会の未来を「見て」「聴いて」「体験できる」シンポジウム。創発的な講演・最先端の展示デモ・インターネット配信の詳細を公開します。
本プロジェクトは、人と社会における感性価値の指標化や、3Dプリンタなどに代表されるデジタルファブリケーション技術とを連携させた研究を推進し、これまで大量生産・大量消費社会において受動的消費者であった個人を、心から満足できるものを自ら提案し作って使う「創造的生活者」へと変革させていくことを、産学連携で目指す大型プロジェクトです。
シンポジウムでは、キーパーソンによる講演や若手研究者によるライトニング・トークの他、デジタルファブリケーションなどのシステム・研究成果のデモ展示を行います。
プロジェクトホームページ・シンポジウム情報
http://www.fms.meiji.ac.jp/create/
※プログラム・ご登壇者プロフィール等の詳細情報は別紙添付資料に記載
【インターネットライブ配信~ニコニコ生放送・Ustream】
シンポジウムの様子は、Ustreamとプロジェクトの連携機関であるニコニコ学会βの協力によるニコニコ生放送にてインターネットライブ配信を行います。シンポジウム終了後もアーカイブ映像をご覧いただけます。
ニコニコ生放送(ニコニコ学会β): http://live.nicovideo.jp/watch/lv185292532
Ustream(創造的生活者シンポジウム): http://www.ustream.tv/channel/18445498
配信チャンネルの情報は、シンポジウムホームページでもご案内します。
http://www.fms.meiji.ac.jp/create/
【講演内容】
デジタルファブリケーション×ユーザーイノベーション×オープンソースカルチャー。4人のキーパーソンから創造的生活者ムーブメントの源流を紐解き、未来を読み解くご講演をいただきます。
■インターネット前提時代のデジタルファブリケーション
慶應義塾大学 環境情報学部長・教授 村井 純
■ユーザーイノベーション:消費者から始まるモノづくりの未来(招待講演)
神戸大学大学院 経営学研究科 教授 小川 進氏
40年前から研究が蓄積されているイノベーションの民主化について紹介する。産業財だけでなく消費財、どの製品分野でも無視できない数のユーザーがイノベーションを行っていることが科学的な調査で明らかにされてすでに3年が経過している。それら研究の広がりについても紹介する。
■USERS AS INNOVATORS(ビデオ講演)
マサチューセッツ工科大学 教授 エリック・フォン・ヒッペル氏
この講演のテーマは、馴染みのある今までの世界からのイノベーション、つまり企業が製品を製造し、ユーザは好むと好まざるとにかかわらずその中から選ぶという世界から、ユーザが自分でイノベーションを起こし、自分に合わせて精密にカスタマイズされた製品とサービスを作り、自分自身の心からのニーズを満たすことができる世界への変化です。
■オープンソースカルチャーとものづくり
Mozilla Japan 代表理事 瀧田 佐登子
ソフトウェアの世界から始まったオープンなモノづくりのスタイルは、ハードウェアやデザイン、ファブリケーションの世界にも確実に広がりつつあります。
こうした流れは、今後、世の中にどんな影響を与えるのか?
オープンソースソフトウェアの成功例をヒントに、モノづくりの過程におけるアイデアやプロセスの共有、それに携わる人々の想いや歴史をどう汲み取っていくのかについての提言を行います。
【ケーススタディ・ライトニングトーク】
研究と研究をつなげて生み出す、ものづくりイノベーション。
ダイナミックな「共創」の世界が見えてくる、リレー式ライトニングトーク!
「軽い形」ってどんな形?~「形の感性指標化」の研究から生み出された世界初の「3Dモデルの感性フィッター」を使うと、「デザインをもっと軽く」といった感覚的な言葉の強弱を操作するだけで、ほしいものの形ができあがってきます。たとえば「化粧品のケース」「和菓子」など。「ほしいもの」ができるまでの過程も、ものづくりデータのバージョン管理システムで共有されます。そのデータ・システムを使って3Dプリントサービス店舗での出力サービス化を実際に検証。「観光客が創造的生活者になる世界」「患者が創造的生活者になる世界」「化粧するひとが創造的生活者になる世界」のケーススタディから、創造的生活者が次々と生まれるファブ地球社会の未来までを、それぞれの研究成果の発表をリレーして読み解いていく、触発的なライトニング・トークです。
◎登壇者(登壇順)
■受動的消費者から創造的生活者へ
明治大学 客員教授 東京大学 名誉教授 原島 博
■3Dモデルの感性フィッターとケーススタディ
明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 准教授 宮下 芳明
■みんなで個別をつくる ~リハビリ現場での実践~
慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 博士(学際情報学) 筧 康明
■感性価値のメトリックを作る
関西学院大学 理工学部 人間システム工学科 教授 長田 典子
■対話型進化計算が導く自分の理想のデザイン
明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 教授 荒川 薫
■地方対応の和風メイカーズ革命!
山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学分野 教授 古川 英光
■共創の場における知的財産権を適切に扱うための
ルール提案としての参加同意書
情報科学芸術大学院大学 教授 小林 茂
■情報と行動を結ぶプラットフォーム
明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 専任講師 渡邊 恵太
■共創プラットフォームの社会実装に向けた調査研究
独立行政法人産業技術総合研究所 主任研究員 江渡 浩一郎
■ファブ地球社会の未来
慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 田中 浩也
※講演内容の詳細については別添PDFをご覧下さい。
http://www.atpress.ne.jp/releases/48500/att_48500_2.pdf
【展示デモンストレーション】
デジタルものづくりの可能性を知ることのできる最先端の研究が集結!他では見られないユニークな展示です。
8大学・機関から20の研究成果の展示を行います。モノから食品まで作り上げる様々な3Dプリンターのバリエーション、モノのデザインを支援し共有する様々なシステムなどを一同に揃えました。
<関西学院大学>
3次元オブジェクト 感性指標化
<金沢美術工芸大学>
3次元オブジェクト 制作課題
<中京大学>
顔表情認識 視線検出
<慶應義塾大学>
リハビリセンターでの製作物 / 分散FABシステム(FABOS) / FABTABLE / キッチン3Dプリンタ / 創造的生活者支援のためのAutoIDPrinterと個別認識技術 / 1m20cmのロング3Dプリンタの応用とその可能性 / 流体CAD / GitFAB+FABSCRIPT
<明治大学>
ファンデーションケースデザインツール / 帽子デザインと折紙式3Dプリンタ / Fabnavi+SyncPresenter / 3Dモデルの感性フィッター / 日本初3Dプリンター屋 オープンからの変遷とこれから
<産業技術総合研究所>
ニコニコ学会βなどの共創プラットフォーム実例について展示
<情報科学芸術大学院大学>
共創における法制度整備
<山形大学>
食品3Dプリンタ お菓子作り / 有機3D+プリンタシステム
【シンポジウム概要】
開催日時 : 7月11日 13:30~17:30
会場 : 明治大学 駿河台キャンパス・アカデミーコモン
1F 展示スペース & 3Fアカデミーホール シンポジウム
(東京都千代田区神田駿河台1-1)
アクセス : http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
参加費 : 無料
定員 : 700名
お申し込み: インターネットで無料チケットをお申込みください。
http://souzoutekiseikatusha.peatix.com/
当日の参加も可能です。
【プロジェクト概要】
「感性に基づく個別化循環型社会の創造」は、文部科学省および科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」のCOI-T(トライアル)として採択された研究プロジェクトです。
<研究開発体制>
中核機関 :明治大学(感性に基づく個別化循環型社会創造拠点)
サテライト機関:慶應義塾大学(ディジタルファブリケーション国際研究拠点)
サテライト機関:関西学院大学(感性価値創造研究拠点)
サテライト機関:山形大学(有機3D+プリンターシステム拠点)
【拠点概要】
拠点名 : 感性に基づく個別化循環型社会創造拠点
実施場所 : 明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科
〒164-8525 東京都中野区中野4-21-1
明治大学中野キャンパス12階1209号室
プロジェクトリーダー:株式会社ロングフェロー 代表取締役社長 松原 健二
研究リーダー: 慶應義塾大学 環境情報学部 学部長・教授 村井 純
運営リーダー: 明治大学 総合数理学部 教授 荒川 薫
URL : http://www.fms.meiji.ac.jp/create/
【本シンポジウムに関するお問い合わせ先】
明治大学生田研究知財事務室(COI-T担当)
Tel : 044-934-7718
E-Mail: coi@mics.meiji.ac.jp
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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