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テレビスポットCM価格:最新市場概況と2015年半ばまでの中期予測 今後2015年半ばまでは緩やかなデフレに転じる可能性あり?

@Press / 2014年11月4日 10時30分

SPIIndex=テレビスポットCMマーケット平均単価の推移
企業のマーケティング・広告宣伝活動における費用/価格/投資対効果についての、測定/ベンチマーキング/透明化/最適化を使命とする株式会社エスピーアイは、保有する「SPIIndex(テレビスポットCMマーケット平均/ベンチマーク単価)」を基に、「テレビCM最新市場概況(テレビスポットCMマーケット単価の推移)」と「2015年半ばまでの中期予測」についての分析を行いました。

URL: http://www.spi-consultants.com/ja/spi_index/0054.html


分析結果は下記の通りです。

(1) 2014年前半(1~6月)は対前年で約5~6%のインフレ
…1~3月は消費税増税前駆け込み需要の影響でインフレーション
…4~6月は上記反動を殆ど受けず、景気回復見込みが後押しとなり、需要逼迫によりインフレ継続

(2) 今後2015年中盤(2015年8月)迄は、現在の急激なインフレがストップし、緩やかなデフレ傾向に転じる見込み
…2014年後半は、2013年後半~2014年前半でのインフレ傾向が頭打ちし、反動が現れる見込み
…2015年中盤(2015年8月迄)まで緩やかなデフレーション傾向になる、と予測される


詳細は下記をご覧下さい。

(1) テレビCM最新市場概況(テレビスポットCMマーケット平均単価の推移):2014年前半振り返り
…消費税増税前駆け込み需要と、その反動が未だ現れなかった事で、インフレが継続した

・2007年に発生したリーマンショックによる経済ダメージの影響により、2008年頭からデフレーションが発生し、2010年初頭まで値下がりトレンドであった。

・2010年初頭に値下がり傾向が底を尽き、景気回復と足並みを揃える形でインフレーションに転じ、途中東日本大震災の影響を受けたものの2012年半ばまでインフレ継続となった。

・2012年半ば~2013年半ばは市況安定化していたが、2014年3月の消費税増税が決定するとその“駆け込み需要”の影響で急激なインフレ発生、2014年4月以降もしばらくは反動が現れず。

■下記図:SPIIndex=テレビスポットCMマーケット平均単価の推移
http://www.atpress.ne.jp/releases/53094/img_53094_1.jpg

*インフレーション下では、購買時点コストはインフレしていないが「質(=予定GRPに対する実績GRP獲得量、等)」が大幅悪化する広告主も多く発生する。
*上記分析は「全体傾向」であり、地区別・局別で見ると大きな差異が生じている。


(2) 中期SPIIndex傾向値予測分析:2015年半ばまでの「テレビスポットCMマーケット単価」傾向値予測
…現在の急激なインフレがストップし、デフレ傾向に転じる見込み

●テレビスポットCMマーケット平均単価ベンチマーク、「SPIIndex」とは
・SPIIndexの定義(算出方法)

・1st step=SPIIndex-basecost
…「各局のスポット総売上(月別)」を「各局の全広告主のスポット総GRP(月別、15秒換算)」で割ったもので、全広告主平均のスポット世帯GRP平均コストである。関東・関西・中京の民放合計15局別、月別に存在する。
→ SPIIndex-basecost=各局のスポットの総売上÷各局のスポットの総GRP

・2nd step=SPIIndex-basecostדSPI-adjustmentINDEX”
…「全平均」に“各広告主の発注条件を加味”する為、“SPI-adjustmentINDEX”での補正を実施
…“SPI-adjustmentINDEX”=SPIの過去1995年以来100社1,000ケース以上のSPI-datapoolから算出
→ SPIIndex(「各広告主のテレビスポットCM購買条件に対応した」テレビスポットCMマーケット平均単価)

●中期SPIIndex傾向値予測分析、概念&手法
・SPIでは、SPIIndexと東証株価指数(以下 TOPIX)とは、TOPIX9ヶ月先行値において、強い相関があると分析している(図参照)。これは、TOPIXに代表される企業の景況が将来の広告予算に影響を与え、その需給のバランスがSPIIndexに反映されていると考えることができる。
*SPIIndexは季節性を除去した傾向値を、TOPIXはノイズを統計モデルにより除去した前年同月比の傾向値を、それぞれ用いている。

図:SPIIndexとTOPIXとの関係(2007年1月~2014年8月)
http://www.atpress.ne.jp/releases/53094/img_53094_2.jpg

●中期SPIIndex傾向値予測分析:2015年半ばまでの「テレビスポットCMマーケット単価」傾向値予測
・前項の「SPIIndexとTOPIXとの相関性」をベースとし、2015年8月までの中期予測分析を実施、結果は下図の通り。

■下記図:中期SPIIndex傾向値予測分析結果、2014年10月時点
http://www.atpress.ne.jp/releases/53094/img_53094_3.jpg


<本レポートの引用・転載・使用に関する注意事項>
*掲載レポートは当社の著作物であり、著作権法により保護されております。本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
例:株式会社エスピーアイの分析によると~・・・


*記載情報については、当社による現時点での分析結果・意見であり、こちらを参考にしてのいかなる活動に関しても法的責任を負う事はできません。


【株式会社エスピーアイについて】
エスピーアイは、テレビCMをはじめとした広告の価格妥当性調査、宣伝活動や広告キャンペーンの投資効率計測、消費者インサイトや商品・ブランドに関する分析 等を通じて広告宣伝やマーケティングの投資効率把握と改善を行う、日本の広告業界では草分け的なコンサルティング会社です。
独自データベース、テレビ視聴率データ、高度な統計手法等を駆使して、科学的・数値的なアプローチを基にしたサービスを展開しています。

社名  : 株式会社エスピーアイ
本社  : 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル15F
代表  : 代表取締役 秋葉 祐輔
設立  : 1995年
加盟団体: 日本アドバタイザーズ協会、日本マーケティング協会、
      日本メディアアナリシス業協会
URL   : http://www.spi-consultants.com/ja/

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

SPIIndexとTOPIXとの関係(2007年1月~2014年8月)中期SPIIndex傾向値予測分析結果、2014年10月時点

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