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気象情報を用いたPOSデータ解析「GfKエアコン需要予報」を公開

@Press / 2015年6月18日 17時0分

エアコン需要予報:対平年予報値チャート
 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:藤林 義晃)は、オープンデータとPOSデータを掛け合わせたビッグデータ分析の一環として、気象情報を用いたエアコンの週間需要予測を試験的に開始します。また、その結果を「GfKエアコン需要予報」として一定期間、下記ホームページ上にて公開致します。

 本取組は、季節家電の需要には気温が大きく関わっていることを受け、天気予報を利用して将来の需要を予測しようというもの。気象庁が発表している7日平均気温の確率予測資料を基に、GfK独自の統計モデルを用いて毎週木曜日に次週の需要を予測し発表します。対象家電は特に気温との相関が高い「エアコン」、対象期間はエアコンの販売数が多い「6月~8月」、対象地域は販売の約4割を占めている「関東・甲越地方」となります。


■GfKエアコン需要予報
公開期間: 2015年6月18日~2015年9月(予定)
URL   : https://kaden-yoho.gfk.com/

エアコン需要予報:対平年予報値チャート
https://www.atpress.ne.jp/releases/64459/img_64459_1.png


【5月のエアコン販売動向】
 家電量販店におけるエアコンの販売動向をみると、2015年5月の販売台数は過去6年間の5月の平均を18%上回り、同月比較では最多となった。気象庁の発表によると、5月の気温は全国的に高く、特に北日本では平年差+2.0℃、東日本では同+2.1℃で共に統計開始以来5月としては最も高い気温であった。


【6~8月の見込み:エルニーニョ現象強まる、今夏販売は平年を下回る可能性】
 夏季商戦にむけ好調な出だしとなったエアコン販売だが、同製品では6月~8月の3カ月間の販売が年間の過半を占める。また、その間、気温が販売に与える影響は非常に大きい。一例として、同期間における関東・甲越地方の販売台数と平均気温*1を指数化し相関を取ると、相関係数は0.72と高い値となる。
 気象庁によると、昨年夏に発生したエルニーニョ現象は強まる傾向にあり、今冬にかけて続く可能性が高い見込みだ。2008年以降、夏季にエルニーニョ現象が発生した年は2009年と2014年の2回あるが、いずれの年も夏季販売は低調であった(図1)。週間平均気温と週間エアコン販売数(6月~8月)を用いて統計的な分析を行ったところ、気温が1℃下がると販売数は1割強減少すると試算された。仮にエルニーニョ現象の影響が強まった場合、今夏の販売は平年を下回る可能性が高い。ただし、普及状況や買い替えサイクルを考えるとエアコンの潜在需要は依然高く、省エネ性や快適性の機能訴求や販促により、買い増しや買い替えが喚起される余地も大きいと見られる。

*1 アメダスデータ(地点:東京)

図1.エアコンの販売台数推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/64459/img_64459_2.png


ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
URL: http://www.gfk.com/jp


※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

図1.エアコンの販売台数推移

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