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SFファン必読! 電子書籍オリジナル『プロローグ』刊行記念対談 円城塔×大森望「文学とSFの狭間で」文春e-Booksから発売

@Press / 2016年1月29日 14時0分

「文学とSFの狭間で」 表紙
 文藝春秋電子書籍編集部では、1月29日(金)より、電子書籍オリジナル『プロローグ』刊行記念対談 円城塔×大森望「文学とSFの狭間で」を発売します。

 昨年11月、『プロローグ』(文藝春秋)を上梓した作家・円城塔さん。日本語の解析を目論む、知的で壮大なたくらみに満ちた著者初の「私小説」であり、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作です。その発売を記念して、昨年12月、代官山蔦谷書店でSF評論家の大森望さんと「大森望のSF漫談」と題した対談が行われました。この対談を1冊にまとめたものが、本作になります。

 対談では、円城さんの作品の特徴、SFと文学の境界、『プロローグ』の中で描かれている和歌集のコンピュータ解析、新興宗教施設を訪ねたエピソードなどが語られます。知的で壮大、時に難解とも言われる円城作品はいかにして生まれるのか? その創作の秘密にも迫る一冊となっています。


■本文より
 大森 話を『プロローグ』に戻しますと、登場人物の名前もコンピュータで決めたんですよね。
 円城 僕は自分で登場人物の名前を決めたくないので、昔の名前がリスト化されている「新撰姓氏録」から、ランダムに名前を選びました。
 大森 ランダムに13個選ばれた名前の「十三氏族」が小説の中で、社会を作って、部族を作って、さまざまな辛酸をなたりします。
 円城 たいした辛酸なめてないですよ。連載中は働かなかったけど、単行本だと働いている人もいたりします。
 大森 その中の一人が、作中で他の人に「お前はこれを調べに行って来い」と言われて、その後「ここまで分かりました」ということを報告する。その一方で、途中でいなくなったと思ったら、別の世界に行ってしまった人もいて。
 円城 『プロローグ』の中では、キャラクターが気軽に他のキャラクターに仕事を命じていますけど、やっているのは全部、僕なので面倒くさい(笑)。登場人物に命じられて何かをやらなきゃいけない。しかも単行本化のときにもやらなきゃいけないと。
 大森 13人分の仕事を一人でやるので大変ですね。
 円城 なんでこんなことをやっているんだと思いましたが、楽しかったと言えば楽しかったですね。


■書誌情報
『プロローグ』刊行記念対談 円城塔×大森望「文学とSFの狭間で」
著者:円城塔 大森望
価格:200円(※電子書店により異なる場合があります)
発売日:1月29日(金)
主要販売電子書店:Kindleストア、楽天Kobo、iBooks Store、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を販売している主要書店

『プロローグ』
著者:円城塔
価格:1400円(※電子書店により異なる場合があります)
発売日:1月29日(金)
主要販売電子書店:Kindleストア、楽天Kobo、iBooks Store、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を販売している主要書店


■関連URL
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692030200000000000Y
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639035800000000000M

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プレスリリース提供元:@Press

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プロローグ 表紙

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