F1のドンを悩ますフランスGP再開とF1運営会社の株式公開

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年5月20日 18時0分

F1のドンを悩ますフランスGP再開とF1運営会社の株式公開

Filed under: モータースポーツ


"F1界のドン"と呼ばれ、運営の最高責任者であるバーニー・エクレストン氏が進めていた2つの計画が思うように進んでいないようだ。
1つ目は、F1フランスGPの再開。1カ月前、エクレストン氏は、仏のサルコジ政権下でスポーツ相を務めていたダビッド・ドゥイエ氏と、ポール・リカール・サーキットでのフランスGP再開で合意していた。2013年から1年おきにベルギーGPと交互に開催するというもので、詳細についてはまだ決定していなかったが、契約は目前だったという。

ところが、先日の仏大統領選でサルコジ前大統領が破れ、フランソワ・オランド氏が大統領に就任したため、前政権下で決定されたことは全て見直されるという可能性が出てきた。実際にオランド大統領は就任直前の会見で、「F1GPに多額の税金を使う前に、解決すべき問題は他にもたくさんある」と語っている。

2つ目は、F1を運営するフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM社。エクレストン氏は同社のCEO)が、シンガポール市場で計画している新規株式公開(IPO)だ。世界規模での株価の低迷や、IPOで思ったような資金が集まらないといった状況が続いているため、FOMの大株主であるCVC社の関係者たちが、この時期の上場に不安を強めており、「最終的な判断は、18日に行われたフェイスブックのIPOの成り行きと市場の反応を見てから決めたい」としているという。更に、メルセデス・ベンツチームが未だ新コンコルド協定にサインをしていないことも問題となっている。同チームを運営するダイムラーは、「我々のチームと合意に至っていないまま、株式を公開するということは、株主たちが不利益を被る可能性がある」とし、FOMは協定が合意に至ってから株式を公開するべきだと主張している。ロイター通信は、もしメルセデス・ベンツが6月までにコンコルド協定にサインをしなければ、約1600億円を得られると予測されている株式公開は、来年まで待たなければならないだろうと報じている。

いままでF1界を思うがままコントロールしてきたエクレストン氏だけに、思ったように進まない計画にイライラが募る日々だろう。

By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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