読者と選んだ! Autoblog版「カー・オブ・ザ・イヤー」国産車編、大賞決定!

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年12月27日 20時0分

読者と選んだ! Autoblog版「カー・オブ・ザ・イヤー」国産車編、大賞決定!


12月23日まで読者の皆さんから投票を受け付けていた「Autoblog版カー・オブ・ザ・イヤー国産車編」。大賞は11月20日に発売されたばかりの、このモデルに決定した。

投票してくださった読者の方は全部で535人。そのうち最も多い34%の票を獲得したのが「マツダ アテンザ」だった。

実は投票開始直後から、今回は輸入車編以上に接戦で、当初リードしていたのは「スバル BRZ」であり、アテンザは2位だった。それが途中からBRZを抜いて首位に立つと、そのまま徐々に票差を広げて行き、最終的には2位に48票の差を付けて大賞に輝く。そして2位はというと、実はBRZではなく、ある時点から急に票を伸ばしてきた「トヨタ 86」が全体の25%、133票を獲得し、兄弟にしてライバルのスバルを下した。BRZは20%の票を獲得、つまり26票差で3位となる。そこから僅か1%の差で「マツダ CX-5」が4位。我々Autoblogライターの間ではなかなか評価が高かった「日産ノート」は全体の1%しか票が入らず、5位に終わった。

Gallery: Toyota 86


 
思えば4月に発売されたトヨタ 86はすでに街でも多く見掛けるようになり、発売されたばかりのアテンザに比べるとやや新鮮味が落ちていたという点で不利だったかも知れない。逆にアテンザはまだ納車待ちの方も大勢いらっしゃるようで、期待値が高い分、有利だったとも考えられる。我々のAutoblog版カー・オブ・ザ・イヤーは前回も書かせていただいたように、今年発売された「最も優秀なクルマ」ではなく「最も注目のクルマ」を選ぶものだから、発売から8ヶ月も経てば注目度が少しばかり下がってしまったとしても仕方がない。それでもBRZと共に2位・3位に入ったのだから健闘したとも言える。この時代に新規開発されたFRスポーツカーは、充分インパクトが大きかったということだろう。ただ、輸入車編では3月発売(ワールド・プレミアはなんと2010年)の「ランドローバー レンジローバー イヴォーク」が大賞を受賞しているわけで、1年経たずに注目されなくなる程度のクルマなら、そもそも2位にだって入らないはず。


Gallery: Mazda Atenza


 
そんなトヨタ 86とスバル BRZを押さえて大賞に輝いたアテンザは、2011年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「雄(TAKERI)」のデザインをよくぞここまで量産車に落とし込んだと感心させられる美しいスタイルと、クリーンディーゼル「SKYACTIV-D」エンジンの搭載が話題になった。しかし、思えばアテンザは、クルマ好きの関心を呼びやすいスポーツカーでもなければ、動力性能が格段に優れているわけでもない、車型から分別すれば "単なる" 前輪駆動の4ドア・セダンとそれから派生したステーションワゴンに過ぎないのだ。しかもニッチ狙いの少量生産モデルでもなければ、モータースポーツ等で活躍した伝統・歴史に頼るわけでもない。そんな、日本のメーカーの、世界中で大量に販売するために開発された主力製品が、これだけクルマ好きから注目と支持を集めることが異例と言えるのではないだろうか。「カローラ」や「アコード」はどうだったろう? 4輪駆動やターボという "飛び道具" を備える「レガシィ」だって、これほど注目されたことがあっただろうか? 



"セダンなんて退屈だ、と誰が言った?" TVCMに使われているキャッチコピーだが、アテンザが我々を惹き付ける理由は、この言葉に集約されているように思える。「販売価格250~350万円の前輪駆動のセダン」この、ありふれた持ち札にも関わらず、"ありふれた持ち札なんて誰が言った?" とばかりに、技術力とデザイン力を最大限に絞って真っ向から勝負した、マツダに票を投じたくなる人が多くても不思議ではない。来年はアテンザが選考対象となる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の結果が楽しみだ。


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