【ジュネーブ2013】アストンマーティン、4ドア・スポーツの進化版「ラピードS」を公開!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年3月10日 19時30分

【ジュネーブ2013】アストンマーティン、4ドア・スポーツの進化版「ラピードS」を公開!


アストンマーティンは、5日に開幕したジュネーブ・モーターショーにおいて、"アストン史上最もパワフルな4ドア・モデル"「ラピードS」を初公開した。

Gallery: Aston Martin Rapide S: Geneva 2013


 
今年1月にその概要をお知らせしたように「ラピードS」は、2009年にアストンマーティンが20年ぶりに復活させた4ドア・モデル「ラピード」のボディに変更を加えると同時に、フラッグシップ・モデル「ヴァンキッシュ」から最新エンジンを譲り受けることで81psものパワーアップを遂げたエヴォリューション・モデル。ラピードの上位グレードに位置するのではなく、従来のラピードを置き換える後継モデルとなるそうだ。




フロント・フードの下に収まるエンジンは、2012年6月にヴァンキッシュに積まれてデビューした「AM11」型と呼ばれる新世代の自然吸気V型12気筒。5,935ccという排気量こそ従来と変わらないが、フルCNC加工が施された燃焼室、軽量中空カムシャフト、デュアル可変バルブタイミング、ノックセンシングなど、レース活動からフィードバックされた新技術が投入され、最高出力はラピードの477ps/6,000rpmから558ps/6,750rpmへ17パーセントも向上、最大トルクもまた、61.2kgm/5,000rpmから63.2kgm/5,000rpmに増大している。特に低回転域におけるトルク性能が改善されているそうで、アイドリングから4,000rpmまでの回転域で4.0kgm、2,500rpmでは5.1kgmも発生トルクが増強されているという。ヴァンキッシュ用のそれと比較すると、ピーク・パワーをやや抑えながらも、同じ最大トルクを500rpm低い回転数で発生させていることから、4ドア・モデルのラピードSに合わせて、街中で常用される回転域のトルクを重視したチューニングが施されていることが分かるだろう。




動力性能ももちろん向上しており、0-100km/h加速はラピードより0.3秒短縮されて4.9秒、最高速度は3km/h伸びて306km/hを記録したという。さらにこれだけパワーを上げたにも拘わらず、CO2発生量は従来の355g/kmから332g/kmに削減、ということは燃費も改善され、欧州複合サイクル・モードによる公式燃料消費量は8.46km/リッターと発表されている。

組み合わされるトランスミッションは6速AT「タッチトロニック2」のみの設定。リア車軸側に積むトランスアクスル・レイアウトを採用し、伝統通り後輪のみを駆動する。前後ともダブルウィッシュボーン式のサスペンションには走行状況や路面状態によってダンパーの減衰力を変化させる「ADS(アダプティブ・ダンピング・システム)」が搭載されており、「ノーマル」「スポーツ」に加えてサーキット走行を想定した「トラック」という3種類のモードから選択可能だ。



心臓部ともう一つ、ラピードSになって大きく変わった部分が「顔」。これまで他の現行アストンマーティン同様、上下2つに分割されていたフロント・グリルは、統合されて1つの大きな「フルグリル」に。もしも衝突した際には後方に動く「キーストーン」構造を採用し、最新の欧州歩行者保護基準にも適応しているというが、日本の路上を走るときにはナンバープレートがどこに付くのかちょっと心配。この新しいフロント・マスク合わせて、リアのトランクリッドに一体化された「フリップ」と呼ばれるダック・テール風スポイラーも、存在感が増した形状に変更されている。



高性能な "4シーター・スポーツカー" は他のメイクスにもあるが、これほど美しく調和が取れたスタイルを持つ "4ドア・スポーツカー" は希有な存在と言っていいだろう。全長5,020m × 全幅2,140mm(ドアミラーを含む)× 全高1,350mmという堂々たるボディ・サイズに見合う主張の強いフロント・グリルとさらなるパワーを与えられたラピードS。日本における発売日や価格は後日発表される予定だが、それまで以下のリンクから公式サイトをご覧になり、用意されたコンフィギュレーターでお好みの仕様を検討してみてはいかが? ジュネーブ現地から届いた写真や公式ビデオもどうぞ。


Aston Martin - The Official Website

The New Aston Martin Rapide S


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