これは本気だ! ホンダより新型原二5機種を史上発の同時発表!!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年5月29日 10時0分

これは本気だ! ホンダより新型原二5機種を史上発の同時発表!!


ホンダは、5月22日、来る6月14日を皮切りに発売する、クロスカブ、ズーマーX、17日のCBR125R、21日のグロム、7月4日のリード125を発表した。同日に5機種ものNEWモデルを発表するのは、ホンダ史上発の試み。それだけに、この原二5機種の発表からは、ホンダの国内市場に向けての強い意志が感じられる。

低迷する国内市場では、比較的堅調で日本では年間9万台の市場規模を持つホンダの原動機付二種だが、世界規模では年間1300万台の市場規模を持つ存在。いわばホンダの主力機種群だけに、その性能や環境性能(燃費性能)も高く、機種によってはスポーツ性も高いモデルも有り、注目と期待を集めるだけの存在に育っていて、なかなか侮れないモデル達でもある。ターゲットは、文字通りカブや125ccクラスでバイクに乗り始めたベテランライダーと、逆にようやく「3ナイ運動」から解放された10代のライダー達の両極。若い層は将来の国内の2輪市場を形成するための大切な存在で育成をも視野に入れてのこと。

ホンダの今回の5機種同時発表は、高い燃費性能、環境性能を特長して生活の足としての原付二種としてと同時に、高いスポーツ性や趣味性を活かしてバイクライフ、モーターライフへの足がかり的なの在として、国内の原付二種の普及と、取り巻く環境整備を含めて積極的に企業活動を行う強い意志の表れに他ならない。

この発表会の冒頭、新しく二輪事業本部長となった青山真二執行役員が挨拶とグローバル戦略の説明の後、国内でホンダの二輪車を販売統括する(株)ホンダモーターサイクルジャパン代表取締役社長の井内正晴氏が「省燃費性能や安価に加入できる任意保険(ファミリーバイク特約)、維持するのことの家計の負担を少なく、優れた機動性など都市部での通勤・通学、地方での移動手段として使い勝手のよい原付二種の普及がモビリティ全体の活性化に寄与できると」と語った。

事実、原付二種は小回りが利き、原付一種(50cc以下)にある速度30km/h制限や限られた交差点での2段階右折の必要がなく、タンデム走行も可能と活用範囲が広い。いわゆる原チャリと呼ばれて親しまれてきた原付一種は、30km/hの速度制限があり、四輪車との速度制限が合致せず、交通環境の中では危険性すら指摘されている。原付二種は四輪と同じ速度で走行が可能で、出足や加速にも優れ、交通の流れに乗ることができ、加えて、この5機種に代表されるように、ある程度の車格の実現により長距離に対応するなど利用者にとってはメリットが大きい。

税金や維持費用は原付一種と変わらず経済的。自動車用4輪の任意保険を契約していれば、ファミリーバイク特約を使って定額で任意保険に加入できるという利点もあり、経済性も高く、生活者の足として最適な乗り物でもある。

こうした原付二種のモビリティ社会でのポジショニングと特性により、ホンダは国内でのこのクラスを重要クラスと判断して、拡販と普及に力を入れる体制だが、そこにはさらに大きな意思を持って臨んでいる。

井内氏はさらに「アジア諸国や南米の新興国では125ccの2輪車が大衆の足として急速に普及、また、欧州連合(EU)で主要国では94年以降4輪車の免許で125cc以下を運転できる精度「B-A1」が導入され、生活に密着したモビリティとしての利用拡大が図られている。日本でも。利用環境整備を整えながら、ホンダの安全運転教育のノウハウの提供などを行い2輪文化の健全化に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

その背景には、海外では125ccクラスは主要な乗り物として活用されており、それは、経済性や利便性のみならず、二輪車の利用が都市部の渋滞緩和に役立ち、高い燃費性能と環境性能で、大気汚染においても有益なことが明らかになっていることもあり、EU諸国では。行政が乗り出し駐車場を整備し2輪の有効活用を図っていると言う実例の裏付けもある。

例えば、ロンドンでは2輪車の機動性、経済性、省スペース性、省エネルギー性などの利点が見直され、過密した都市交通に適した交通モードとして2輪車高く評価。税金免除やバス専用レーンの通行を認める遊軍措置。4輪の路上駐車スペースが役7000台に対して2輪車には6100台。2輪車の駐車スペースが重視されており、イタリア・ミラノでも交通渋滞や大気汚染の観点から2輪車は課金免除。2輪車の駐車場確保のため、路上駐車スペースから4輪車を地下駐車場に誘導し、2輪車の駐車スペースを確保。歩道上にも2輪車の駐車スペースを設置できるように条例を制定、無料で共用されていて、同様にフランスやドイツでも都市部の有効な交通手段として社会的に認識されている。

さらに、若者の2輪車、4輪車離れと言われて久しいが、16歳から原付二種に乗って、モビリティの恩恵に浴すれば、段階的な上昇移行で4輪車の購入までつながるのではないか。との観測もあり、ホンダはより強くこのクラスの普及をすすめて行く構えである。

しかし、実情は、EU諸国とは異なり、原付一種では認められている普通4輪免許への付帯もなく、また原付二種自体が、軽4輪車が辿ってきたような排気量や車体サイズのアップといった進化を許されていない現状も有り、こうした国内の環境の改善にもこれまで以上に積極的に働き掛けを行っていくとのこと。

日本には、世界に誇る2輪メーカーが4社(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ)もあり、全世界のバイクファンから常に羨望を集める国でもある。だが、2輪を取り巻く環境として他国に比べて非常に制約が多く、自由度が少ないのが現状だ。今や4輪車の中で大きな存在となった軽4輪車も時代のニーズに合わせて進化したからこそ今日の隆盛がある。2輪も時代の流れに合わせて変化・進化して行くのが当然の流れであろう。今後も、原付二種の存在そのものと同時にモビリティ社会での進化を注目していきたい。また、各モデルも個性的でなかなか楽しそうでもある。今後は個々に紹介して行きたい。

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