【人と車のテクノロジー展2013】SIM-Driveがインホイールモーター搭載のEV「SIM-CEL」を一般公開!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年6月6日 5時0分

【人と車のテクノロジー展2013】SIM-Driveがインホイールモーター搭載のEV「SIM-CEL」を一般公開!


Gallery: Sim-cell



EVのベンチャー企業である"シムドライブ"は自動車技術展の"人とくるまのテクノロジー展2013"でクーペタイプのEVである「SIM-CEL」(シム・セル)を一般公開した。同車はシムドライブが開発した先行開発車事業第3号車となっている。

シムドライブが開発した先行開発車は、第1号車両のSIM‐LEI(シム・レイ)、第2号車両の「SIM-WIL」(シム・ウィル)に次ぐ3台目となっている。これまでの車両が5ドアハッチバックであったのに対し、今回の「SIM-CEL」は、2名乗車の3ドクーペとなっている。

ボディサイズは全長4840×全幅1830×全高1400mm、車両重量1580kg、29.6kWhのリチウムイオン電池を搭載し、1充電航続距離は324kmだ。

突き抜ける加速感というコンセプトのもと、0-100km/hの加速が4.2秒を実現している。「トヨタ86」が6秒台、「GT-R」が2秒台なので、その中間クラスの加速力がある。

モーター内の構造を見直すことで最大トルクを従来モデルの700Nmから850Nmへ拡大させたことにより、加速度0.7G以上を達成している。

また、この加速力を達成していながら、世界最高レベルの効率となる電力消費量を達成しているという。ガソリン車でいうアイドリングストップ装置に相当する機能として、停車時にインバーターからの出力を停止し、停車時の電力消費を限りなく少なくする技術が搭載された。

加えて、モーター内部の摺動抵抗を従来比50%低減、空気抵抗値もCd値で0.199とするなど細かい部分の改良も加えられて電費性能を向上させたという。



大型モニターが搭載されるという部分は歴代の車両から踏襲されているが、インテリアはこれまでの車両に比べ、比較的オーソドックスなデザインに仕上げられている。質感もあり、このまま市販されてもよさそうな現実的な仕様となっている。


「SIM-CEL」は、従来の車両には搭載されていない"スマート・トランスポーテーション"としての機能が備わっている。"スマート・トランスポーテーション"とは、スマートハウス、スマートシティなどとEVをつなぐ概念としてシムドライブが提案している構想だ。

そ の目的はEVを中心とし、情報、エネルギー、サービスをつなぐことによりスマートなエネルギー利用を実現することだ。EVが大容量の電池を搭載しているこ とと、再生可能エネルギー安定利用のために電池を必要としていることが補完関係にあることに着目し、両者をより 積極的につなげる方法を考案し、EVを中心としたサービス体系構想として"SIM-iBee"確立した。


「SIM-CEL」には写真のような車両から電力を取り出す装置が用意させている。この装置を利用することで、"SIM-iBee"を利用することができる。


コ ア機能は、複数の発電と充電の予定情報から、組み合わせる発電・充電を特定し、実際の発電・充電時の電力量情報を管理することにより、充電電力量の発電種 類別の量を把握して可視化することにある。この可視化された量を放電時の指標として任意の需要家に対して他のサービスとの交換を可能にするのだ。

この仕組みにより、再生可能エネルギーとEVが相互の相乗効果で増えていくだけでなく、関連する多様なサービスや、電力設備投資の抑制など様々な効果をもたらす可能性が増えると想定される。

EVの普及がなかなか進まない状況ではあるが、太陽光発電を含めて再生可能エネルギーの普及には、これらの"スマート・トランスポーテーション"の考え方がキーとなってくるだろう。

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