フォルクスワーゲン、背が高くて室内が広い「ゴルフ スポーツバン」を2014年に発売!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年9月9日 19時0分

フォルクスワーゲン、背が高くて室内が広い「ゴルフ スポーツバン」を2014年に発売!


フォルクスワーゲンは、7代目「ゴルフ」をベースにしたミニバン仕様の「ゴルフ スポーツバン」を9月10日に開幕するフランクフルト・モーターショーで公開すると発表。その画像と概要を明らかにした。5代目ゴルフから派生した「ゴルフ プラス」の後継として、2014年中頃に発売される予定だという。

Gallery: Volkswagen Golf Sportsvan


 
第3のゴルフ

ゴルフ スポーツバンは、「MQB」と呼ばれる共有モジュールを採用する7代目ゴルフのハッチバック、ヴァリアントに続く第3のモデル。延長されたホイールベースと高く採られたルーフによる、広くて使い勝手のよい室内が特徴だ。

フォルクスワーゲンによれば、このゴルフ スポーツバンの前任車つまりゴルフ プラスがコンパクト・クラスで大きな成功を収めたのは、視界のよい高めに設定された着座位置や、前後方向に調整可能な後部のベンチシートなどが、クルマに高い利便性を求めるけれど古臭いミニバンはいらないという顧客に対し好評だったから、という。ゴルフ スポーツバンはこのコンセプトをさらに洗練させ、より運動性能を高め、独自の見た目を与えたモデルに仕上げたそうだ。



ホイールベースとルーフ高を拡大

柔軟性の高いMQBにより、ホイールベースはハッチバックのゴルフやヴァリアントよりも約50mm延長され、2,685mmとなった。ゴルフ プラスに比べると107mmも長い。全長は4,338mm。ゴルフ プラスより134mm、現行型ハッチバックより83mm長く、ヴァリアントよりは224mm短いサイズだ。フロント・オーバーハングを切り詰め、リア・オーバーハングを伸ばすことで、全長に対し荷室が拡大されているという。全幅はハッチバックやヴァリアントより8mmだけワイドな1,807mm。ゴルフ プラスより48mmも拡がった。ルーフレールを除く全高は1,578mm。ハッチバックより126mm、ヴァリアントより117mm高くなっている。これにより荷室の高さが拡大されただけでなく、着座位置を高く採ることができたそうだ。ゴルフ プラスと比べるとだいぶ長く、幅広くなっているが、全高だけは2mmほど低い。

以上のようにプロポーションが前任車よりもスポーティになっていることは確かだが、"スポーツ"を名乗るにはもう一つ理由がある。それはゴルフの高性能モデル「GTI」から譲り受けた電子制御ディファレンシャルロック「XDS+」が標準装備されていること。これによりスポーツバンは、コーナーをより速く、より狙ったとおりに抜けることが出来るという。

特徴はサイドに

フォルクスワーゲンによると、エクステリアの「引き締まったシェイプと正確に描かれたラインは、ゴルフのデザイン・クオリティをコンパクト・ミニバンに転用したもの」だという。サイドにはドア・ハンドルと一体化したキャラクター・ラインがテールランプにまで伸び、フロント・フェイスもよく見るとグリルやヘッドライトが標準モデルのゴルフと異なる。AピラーとDピラーの内側にはハッチバックよりもサイド・ウインドウが1つずつ多く設けられ、周囲に対する視界の確保に留意されている。



ゴルフ初の機能も

インテリア・デザインの特徴は、ダッシュボードの助手席側まで伸びた「ウイング」。操作系・計器類の配置はハッチバックのゴルフとほぼ共通だ。明るい雰囲気の「セラミック」インテリアがゴルフ・シリーズで初めて採用され、後部座席の上までカバーするスライディング・サンルーフをオプションで装備可能。「14way エルゴアクティブシート(4way ランバー・サポートとマッサージ機能付き)」や、ゴルフ初のステアリング・ヒーターもオプションで用意される。もう1つ新しい機能としては、「グーグル・アース」のようなインターネット上のサービスや情報を車内で利用できる「カー・ネット」というシステムが採用されるそうだ。同グループの「アウディ コネクト」のようなものだろうか。これからのトレンドになりそうだ。

広くて使い勝手の良い車内

シートの着座位置はゴルフ プラスより7mm低いが、ハッチバックやヴァリアントより26mmも高いという。ゴルフ プラスより全高が僅かに低くなったにも拘わらず、前席側の室内高は10mm拡大して1,017mm、後部座席側は32mm拡大して1,008mmに。ホイールベースとリア・オーバーハングが延長されたため、前席と後席の間も約30mmほど拡大。身長190cmの人が前席と後席に快適に座れるという。60:40に分割された後部シートは左右独立して最大180mm前後スライド可能。バックレストは40:20:40と3つ別々に可倒する。荷室容量は後部座席を標準的な位置にした状態で498リッター(ゴルフ プラスより74リッター拡大)。前側に寄せれば585リッター。後部座席を倒せば最大1,512リッター。おまけに助手席のバックレストを折り畳めば(オプション)荷室長が2,484mmに拡がり、長尺物も収容できる。



エンジンは6種類

エンジンのラインアップは、85ps、110ps、125ps、150psという4種類のガソリン直噴ターボ「TSI」と、110ps、150psの直噴ディーゼル「TDI」の6種類。日本導入の望みは薄いが、最も効率が良い110psの1.6リッターTDI「ブルーモーション」エンジンは、約27.0km/リッターというコンパクト・ミニバン・クラス最良の燃費を達成する見込みだという。全車ストップ・スタート・システム(アイドリング停止機構)を標準で装備し、オプションでデュアルクラッチ式トランスミッション「DSG」を組み合わせることも出来る(日本仕様はこちらになるだろう)。

トリム・グレードは(ヨーロッパで販売されている)ゴルフ同様、「トレンドライン」「コンフォートライン」「ハイライン」という3種類から選べ、XDS+や5インチ・タッチスクリーンなどは全グレードに標準装備。お馴染みのシティ・エマージェンシー・ブレーキをはじめとする先進安全装置はもちろん、さらにゴルフ・シリーズでこれも初採用となる「ブラインド・スポット・モニター」(駐車スペースから出るときに死角から来る他車などを検知・警告する)も装着可能となる。

2014年に発売予定

9月10日からフランクフルト・モーターショーで展示された後、ヨーロッパでは2014年中期に発売される予定だという。背が高くて室内が広い家族向けゴルフ。こんなモデルこそ、ディーゼル・エンジン搭載車が日本でも買えるといいのだが...。


By Hirokazu Kusakabe (Facebook)

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