【試乗記】「これまでとは違うが、ものすごくいいクルマ」新型ジープ「チェロキー」に乗る

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年11月30日 17時0分

【試乗記】「これまでとは違うが、ものすごくいいクルマ」新型ジープ「チェロキー」に乗る


かつて日本でも「XJ」型と呼ばれる2代目モデルが大ヒットした「ジープ・チェロキー」。その後、北米諸国では「リバティ」と名前を変え2世代に渡って作られていたが、2013年、なんと横置きエンジンのFF車「ダッジ・ダート」をベースとするSUVにフルモデルチェンジ(ということは、アルファ ロメオの「ジュリエッタ」とプラットフォームを共有していることになる)。大きく方向転換したにもかかわらず、北米では「チェロキー」の名前が復活した。日本発売に先駆け、本国Autoblog USの記者による複雑な思いが込められた試乗記をお届けしよう。

新型ジープ「チェロキー」について、読者の皆さんに伝えるべきことが3つある。第1は、新型チェロキーは"ものすごく"いいということだ。

1974年から2001年までの27年間、ジープはチェロキーを生産し、このブランドを築き上げた。12年前、北米ではチェロキーのネームプレートは遠くの丘へ転がっていき、そのまま隠居してしまった。そして、「リバティ(自由)」という含みのある名前のクルマが後を引き継いだ。

そのリバティも今はなくなったが、ファンの間でリバティが恋しがられることはほとんどない。大きな期待をかけられたクルマに取って代わられるからだ。そのクルマは、チェロキーの名を北米の人々に返してくれるだけでなく、年間の北米販売台数が170万台になるミッドサイズ・クロスオーバー・セグメントにジープを返り咲かせることを期待されたクルマだ。しかし、もっと伝統的な"ジープ"を望む人々は、金切り声をあげて懸念を訴え、特にメキシコのファンは、補助灯としっかり固定された堅牢なフロントアクスル、そして牽引ケーブルをつかみ、新型チェロキーを叩きのめして(あるいはウィンチで引っ張って)海へ戻そうとしている。

このことはジープの新たなミッドサイズ・クロスオーバーについて伝えるべき残りの2つを思い出させる。それは、「ジープ・チェロキーは死んだ」ということと、「ジープ・チェロキーは新たなクルマとして続いていく」だ。




まず、どのようにして我々がここにたどり着いたのか考えてみよう。リバティは北米以外では"チェロキー"と呼ばれ続けたが、「チェロキー神話の原型」とはほとんど関係がなかった。昔ならば、汚れたチェロキーを目にすることは、湯気が立つヤギの内臓の山の中から嬉しいニュースを見つけるような、縁起が良い日のしるしだとされた。一方、汚れたリバティを目にすることは、ドライバーが曲がる場所を間違えたか、ピクニックで公園に来てしまったことを暗示した。

Autoblog JP

トピックスRSS

ランキング