【試乗記】「全くBMWではない!」 BMW「i3」でオランダを走る

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年12月28日 20時40分

【試乗記】「全くBMWではない!」 BMW「i3」でオランダを走る



BMWが世界に向けて発表した電気自動車「i3」。このBMWの挑戦を、私たちはただ想像することしかできない。i3は、新しいパワートレイン(電気モーターのみ。レンジ・エクステンダー搭載モデルもある)と製造方法(炭素繊維強化プラスチック)を採用した新ブランド(「i」ライン)であり、BMWとしては初めてとなる車両タイプ(シティカー)でもある。これほどまでに何もかもが従来のBMWとは異なるモデルにも関わらず、依然としてBMWは、i3がBMWの他モデルと馴染んでいるかのように説明している。しかし、実際はそうではない。全くもって違っている。きっとマーケティングや営業部門は非常に苦戦を強いられることになるのではないだろうか。
i3が素晴らしい車であるとされていることは、本当に困ったことである。もしも、このモデルが「BMWヘリテージ」を背負っていなければ、人々はこのモデルを絶賛しようと先を争っていただろう。i3は、我々が今まで運転してきたクルマの中で最もスムーズで、空間にゆとりがある洗練された電気自動車で、数多くのサプライズが隠されている。素晴らしいシティカーであり、近い将来にもっと増えるだろうカーシェアや、CO2排出量を気に掛けるドライバーを踏まえてデザインされている。しかし、BMWという名が付いているが故に、私たちはヨーロッパ仕様のi3でアムステルダム周辺の細い道や平坦な田舎道を走りながら、ふと"BMWのクルマ"って、電気自動車でもいいの? という疑問の答えを知りたくなるのだ。写真撮影をしている時に、パトカーが我々の横に来て止まった。完全に道を塞いでしまっていたので、筆者ともう1人のドライバーは、車を動かすように注意されると思っていたのだが、警察官はそこで目にしたi3についての話をあれこれ聞きたがっただけだった。さて、果たしてi3はBMWらしい走りを見せてくれるのだろうか?

これからその疑問に細かく答えていこう。最も重要なポイントとして、i3がBMWの新サブブランド「i」シリーズのモデルであることを忘れないでほしい。BMWの円形エンブレムが取り付けられているが、ミニ同様iシリーズはBMWとは全く別物である。何がBMWをBMWたらしめるのか。その答えは、日本語でいうところの「いろは」に当たる「ABC」同様に簡単だ。この場合は「BMW(ドイツ語で"Bayerische Motoren Werke"。英語で"Bavarian Motor Works")」と同じくらいにシンプルだと言うべきかもしれない。

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