プジョー「508」が2700万円! 新車の購入が解禁になったキューバで、新車価格が4倍に

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年1月7日 6時30分

プジョー「508」が2700万円! 新車の購入が解禁になったキューバで、新車価格が4倍に



先日、キューバで自動車の売買が政府の許可なしで可能になったというニュースお伝えしたが、これは1959年の革命以降初めてのことで、キューバにとっていい影響を及ぼすだろうと思われた。しかし、キューバ国民にとってはとんでもない事態になってしまったようだ。
ロイター通信によると、新車の購入が解禁されるやいなや、新車の販売価格が400パーセント以上上昇し、新車を買おうとと楽しみにしていた人々の期待は一気に失望へと変わったという。例えば、フォード「モンデオ」の典型的な競合車であるプジョー「508」の新車価格は何と26万2000ドル(約2747万円)に。欧州での販売価格とはまさに桁違いで、平均月収が20ドル(約2100円)の国では驚愕とも言える価格だ。

価格が急騰したのは新車だけではない。キューバの芸術家シーザー・ペレス氏へのロイター通信のインタビューによると、車種は不明だが2005年製のルノーの価格が2万5000ドル(約262万円)にもなっているという。ちなみに、海外では同年式の類似モデルが3000ドル(約31万円)で取引されている。ペレス氏はインタビューの中で「キューバ国民をバカにした無茶苦茶な価格だ。家族のために車を購入することは、もはや不可能だ」と嘆いている。

この価格の高騰について、カナダ人学者でラテンアメリカ事情に詳しいアナリストのジョン・カーク氏は「キューバに誕生したニューリッチを狙った政府による奢侈税(しゃしぜい。ぜいたくな品物やサービスに課せられる間接税)の影響ではないか」と見ている。ことの真意は分からないが、どうやら古い車を大切に乗ってきたキューバの文化がすぐに変わってしまうことはなさそうだ。

By Chris Paukert
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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