【試乗記】"日常的に楽しめるスポーティさ"が魅力のコンパクトカー「フォード・フィエスタ」

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年1月13日 20時30分

【試乗記】"日常的に楽しめるスポーティさ"が魅力のコンパクトカー「フォード・フィエスタ」


2013年末の雪が舞い降る日、フォードが2月1日より日本で発売する新型「フィエスタ」の試乗会が箱根で開催された。すでに海外では注目の的となっている1.0リッター3気筒ターボを新たに搭載した、欧州フォードが中心となって開発されたこのBセグメント車は、スポーティで楽しくて快適な、なかなか魅力的コンパクトカーに仕上がっていた。

クルマにそれほど興味がない人なら、青い楕円に「Ford」のロゴが入ったエンブレムを見ると「マスタング」や「エクスプローラー」などの大柄なアメリカ車を思い浮かべる人が多いかも知れない。だが(英語ではなく)スペイン語で「祭り」という意味の名前を持つ「フィエスタ」は、1976年に誕生した初代モデル以来、フォードのヨーロッパ部門が中心に開発・生産してきたコンパクトカー。日本でも先代モデルが2008年まで販売されていたのだが、「輸入車のコンパクトカー」としてはドイツ、イタリア、フランスのライバルたちに比べると影が薄かった感は否めず、最近は輸入が途絶えたままだった。そんなフィエスタに、日本再上陸を予告する知らせが入ったのは2013年11月のこと。Autoblogでこのニュースをご紹介したときには意外と(失礼)多くのアクセスをいただき、日本における"欧州フォード製コンパクトカー"の潜在的な人気を我々も改めて知ることとなり、今回の試乗会に参加させていただいた次第である。



ちょうど日本で買えなくなった2008年にフルモデルチェンジされた現行型フィエスタは、「グローバル・プロダクト」としてヨーロッパだけでなく、北南米、アジア、太平洋地域を含む世界140ヶ国で展開されているという。2012年9月には大掛かりなマイナーチェンジを受けて現在のスタイルとなり、この年のBセグメントカー販売台数世界1位を記録したそうだ。海外では既にベストセラーとしての地位を築いているわけだが、日本導入が遅れたのは「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を2年連続で受賞した注目の1.0リッター直列3気筒ターボ「EcoBoost(エコブースト)」エンジンと、6速デュアル・クラッチ式トランスミッション「PowerShift(パワーシフト)」の組み合わせが用意されるのを待っていたから。当面の間、日本で買えるフィエスタのパワートレインはこの一種類のみとなる。

「トヨタ パッソと同じ1.0リッター3気筒」とか、「先代はマツダ デミオと兄弟車」なんてことを考えながら初めて新型フィエスタの実車を目にしたら、まずその堂々とした佇まいに驚かされた。フォード自身は「プレミアム・コンパクト」という流行のフレーズを使ってはいないが、「エコノミー」か「プレミアム」かといえば、フィエスタは間違いなく後者に属する、と見た人は思うはず。「キネティック(躍動的な)デザイン」と呼ばれるボディの造形は、マッシブに膨らんだフェンダーや後ろ下がりのルーフとその後端に装着された大型スポイラーが力強く、さらにイギリスの高級グランツーリスモを思わせるクロームのフロント・グリルがクラスを超えた存在感を主張する(されてしまう)。ボディ・カラーには「ブルーキャンディ」や「ホットマゼンタ」などの個性的なメタリック色が用意されているが、個人的には「フローズンホワイト」という名前の通りクールなソリッドの白が魅力的に映った。ボディに装着された前後スポイラーとサイドスカートの「ボディ・キット」は、日本仕様では標準装備となる。

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