フィアット、オフロード性能を高めた「パンダ クロス」の画像と概要を発表!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年2月23日 12時15分

フィアット、オフロード性能を高めた「パンダ クロス」の画像と概要を発表!


フィアットは、3月4日に開幕するジュネーブ・モーターショーにおいて、「フィアット パンダ 4x4」をベースにオフロード性能を向上させた「フィアット パンダ クロス」をデビューさせると発表。その画像と概要を公開した。

1980年代に発売された初代以来、フィアットのスモールカー「パンダ」には「4x4」という4輪駆動モデルが用意されてきた。今回発表されたフィアット パンダ クロスは、3代目の現行型パンダ 4X4をベースに、車高を上げて大きなタイヤを装着し、最低地上高とアプローチ/デパーチャー・アングルを拡大することによって、オフロード走破性能をさらに高めたモデルだ。

もちろんそれだけではない。フロントに横置きされるエンジンには1速のギア比が低められた6速マニュアル・トランスミッションと、「トルク・オン・デマンド」と名付けられた4輪駆動システムが組み合わされ、路面状況に応じて前後に駆動力が配分される。ELD(エレクトロニック・ロッキング・ディフォレンシャル)とESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)を利用したこのシステムは、室内に用意された「テレイン・コントロール」セレクターによって、ドライバーが「オート」「ロック」「ヒル・ディセント」という3つのモードから選択できるという。「オート」はグリップ状態に合わせて自動的に前後輪にトルクを分配。オフロードを低速(50km/h以下)で走行するために使用する「ロック」モードでは、スリップした車輪にブレーキが掛かるので、グリップしている他の車輪がトラクションを得られる。「ヒル・ディセント」は急な斜面や激しく凹凸の多い坂道を下るときにハンドリングを最適化するというもの。

用意されるエンジンは2種類。0.9リッター2気筒ターボ「TwinAir」は、パンダ 4x4を5hp上回る最高出力90hp/5,500rpmと、最大トルク14.8kgm/1,900-3,000rpmを発揮。もう1つの1.3リッター直列4気筒「MultiJet II」ターボ・ディーゼルは、80hp/4,000rpmと19.4kgm/1,500rpmを発生する。



オンロードにおける快適性、ハンドリング、路面追従性、安全性と、高いオフロード性能を合わせ持つように開発されたというサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアは搭載する4輪駆動システムのスペースに合わせて設計されたトーションビーム式。先代パンダ クロスが採用していたセミトレーリングアーム式よりも、軽量で乗り心地と静粛性に優れているという。パンダ 4x4より一回り大きなタイヤは185/65R15。ドライとウェットを問わずオンロード上のハンドリングと、オフロードでの操縦性やトラクション性能を両立するために開発されたオールシーズン・タイヤを装着する。最低地上高はMultiJet II搭載車なら16cm(TwinAir搭載車は15cm)。アプローチ・アングルは24°で、デパーチャー・アングルが33°となっている。ちなみに現在日本で売れまくっているスズキの「ハスラー」は、アプローチ・アングル28°、デパーチャー・アングルが46°、最低地上高18cmと、パンダ クロスを凌ぐ。

パンダ 4x4より勇ましさを増したボディには、フロントにサテン・チタニウム塗装のスキッド・プレートと、その中に赤く塗られた2つのフックを装備して「オフロード・キャラクター」を主張する。リア・バンパーにもアンダーボディ・プロテクションを装着。無塗装樹脂がワイルドな顔は、フォグランプの位置が引き上げられている。

ジュネーブで一般公開されるときにヨーロッパとイギリス向けの価格が発表され、秋には販売開始になる予定だという。街乗りではお洒落で個性的、いざとなれば走破性も高いこのパンダ クロス。日本では普通のパンダより人気が出そうな気もするのだが(東京近郊に住む方なら、先日の大雪を思い出して欲しくなるかも知れない)、6速MTのみという仕様では導入が難しいだろうか。これまで数々の限定車でニッチな要望にも応えてくれた、フィアット クライスラー ジャパンに期待しよう。

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