【試乗記】「公道のラリーカーとして、これより素晴らしいクルマはない!」新型スバル「WRX」

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年3月15日 17時0分

【試乗記】「公道のラリーカーとして、これより素晴らしいクルマはない!」新型スバル「WRX」


日本では東京モーターショーが開催されていた2013年11月、アメリカのロサンゼルス・モーターショーで発表されたスバルの新型「WRX」。今回はAutoblog US版の記者によるその試乗記をお届けしよう。ただしこれはあくまでも「米国仕様」なので、(これまでと同様に)日本向け仕様はスペックやモデルラインアップが異なる可能性も高い。ご参考までにお読みいただきたい。

スバル「WRX」のハンドルを握る度に筆者は思うことがある。両親のどちらかが、トップ・シークレットを扱うスパイで、フィンランドで諜報活動をしていたらよかったのにと。 もし筆者が優秀なドライバーを生み出しているフィンランドで育ったら、子供の頃にラリーカーをコントロールする術を身につけ、プロのWRCドライバーとし て、スリリングでやりがいがある、素晴らしいキャリアを過ごすことができたのにと思うからだ。

スバルはWRXの試乗プログラムをカリフォルニア州北部の公道で実施した。これには、明確なメッセージがある。両側に木々が生い茂るこの山間道路は、いくらか危険な匂いがする。この長い道は、登ったかと思えばすく下がることの繰り返しで、見通しの悪いコーナーや水をかぶった路面に出くわすというロード・コンディションだった。そして言うまでもなく、ほとんどのコーナーの内側には雪や氷が残っていたり、砂利が散らばっていた。しかし、私はにやにや笑いを止めることができなかった。私と同乗者は2速と3速をシフトしながら走り、正確なステアリングのインプットと出来のよいブレーキのおかげで、安全に、そして、木に頭から突っ込むこともなくドライブを続けることができた。WRXは路面を余すところなく、凄まじいまでのバランスを保ちながら、この道を攻略していった。今回の試乗で、自分がどれほどこのクルマを愛していたのか、思い出させてくれた。

こうして100エーカーに拡がる森でスバルが情熱を注いできたWRXを体験したわけだが、それだけでは充分とは言えない。そこで、今度はカルフォルニア州の海岸沿いを走る1号線でWRXを満喫。長い試乗が終わって、私は理解した。スバルが「WRXは最高のドライビングをお届けします」と言っていることは、単なるPR用のたわごとではなかったということだ。もちろん、いくつかの妥協があるにはあるが...。




今までもWRXは決して姿形が美しいというクルマではなかった。新型は2013年にNYオートショーで発表した最高にホットなコンセプトカーをベースにしているはずにも拘わらず、今までの傾向を打ち破ることはなかった。そして、私は今までのWRXに試乗した時と同じセリフを言うことになる。運転している時に姿形は目に入らないと。スバルの幹部連中も、WRXを買う人はカッコイイから選ぶわけではないということが分かっている。

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