【試乗記】 「クロスオーバーの皮をかぶったスポーツカー」 ポルシェ「マカンターボ」

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年4月5日 14時0分

【試乗記】 「クロスオーバーの皮をかぶったスポーツカー」 ポルシェ「マカンターボ」



"ポルシェがラインナップ充実のためにコンパクトSUVを開発している"という話が聞こえてきたのは、2007年の5月のこと。当時、ドイツの自動車専門サイトに「ロクスター」とされるコンパクトSUVがスクープされ、このクルマは同じく当時開発中だったミドルクラスSUV、アウディ「Q5」がベースになるという噂が流れた。2010年9月、ポルシェは、その名称が「ケイジャン」となる可能性を示唆。それから数カ月の間、ケイジャンは依然として、"Q5をベースとした車になる見込み"と報じられていた。
約1年後の2011年8月には、開発初期のテスト車両が写真に捉えられたが、内部の構造はアウディのボディに隠され、新型モデルの本当の姿を知る手掛かりは得られなかった。その後2012年初頭に、ポルシェがその市販モデルの名称を「マカン」と発表した後でさえ、"サスペンションやブレーキ、エンジンは、ポルシェによってチューンアップされるものの、Q5と同じシャシーが採用される見込み"とメディアは報じていた。

このような経緯から、今だに多くの人がポルシェの新型車であるマカンを"大きく手を加えられたQ5"と考えているのも当然だろう。

ポルシェは、マカンに関するいくつかの謎を明かすべく、筆者を含め世界中のメディアやジャーナリストをドイツに招き、この新型クロスオーバー(欧州ではこれを"SUV"と呼んでいるが、そのプラットフォームからして、筆者を含む米国人にとっては、れっきとしたクロスオーバーだ)をじっくり見せてくれた。このポルシェのテクノロジーワークショップは、デザインやメカニカルな部分の解説が済んだ後、短時間の試乗でしめくくられた。有意義でためになった今回のワークショップは、筆者に全く新しい視点でマカンを見せてくれたのである。



マカンは、フォルクスワーゲン グループのモデルに広く取り入れられている、モジュラー・ロンギテューディナル・プラットフォーム(MLP)を採用している。これは、現在アウディ「A5」「A6」「A7」「A8」および「Q5」と共有するアーキテクチャーだ。このパフォーマンス重視のアーキテクチャーにより、クラッチの前にディファレンシャルとエンジンを縦置きすることができ、より良好な重量配分となる。フォルクスワーゲンはこの拡張性の高いMLPを、様々な長さのホイールベースに合わせて供給しているが、マカンの場合、ホイールベースはQ5とほぼ同じ2,805mmとなっている。

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