【訃報】元F1王者のジャック・ブラバム氏が88歳で永眠

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年5月21日 14時0分

【訃報】元F1王者のジャック・ブラバム氏が88歳で永眠


元フォーミュラ1レーサーで、3度のワールドチャンピオンに輝いたサー・ジャック・ブラバムが19日、オーストラリア・ゴールドコーストにある自宅で安らかに永遠の眠りについた。88歳だった。
F1のワールド・チャンピオンのタイトルを複数回にわたって手にしたことがあるドライバーは過去十数人しかいない。F1ファンにとってはありがたいことに、ベッテル、アロンソ、ハッキネン、ラウダ、プロスト、ピケ、フィッティパルディ、スチュワートと、その半数以上はいまだ健在だ。ミハエル・シューマッハは現在、入院治療中だが、セナ、ファンジオ、アスカリ、グラハム・ヒルはすでにこの世を後にした。そして残念ながらブラバムも、彼らのもとへと旅立ってしまった。

オーストラリア出身のブラバムは、ミジェットカーレースやヒルクライムからキャリアをスタートし、1955年のイギリスGPでクーパーからF1デビューを果たした。フォーミュラ2で数年費やしたあとの58年からはF1に集中するようになり、翌59年にモナコGPで初勝利を収めると、オーストラリア人として初めてワールドチャンピオンの座に就いた。60年、クーパーで2度目のタイトル獲得を果たすが、61年は結果が出せず自身のチーム、ブラバムを設立する。そして66年、3度目にして最後となるチャンピオンシップを制覇。ラウダ、ピケ、セナそしてスチュワートと並んで3回のドライバーズ・タイトルを獲得したブラバムだが、彼は自ら設立したチームでチャンピオンシップを制した唯一のドライバーであり、そのことが彼の偉業を特別なものにしている。

サー・ジャックは、その後何度もグランプリで優勝したが、70年にドライバーを引退し、チームを共同設立者のロン・トーラナックに売り渡すとオーストラリアへ帰国。チームは72年にバーニー・エクレストンへ売却され、その後も複数のオーナーの手に渡るが92年に消滅。ブラバム・チームでは、67年にデニス・ハルム、81年と83年にはネルソン・ピケが世界チャンピンとなった。ちなみにジャックの3人の息子ジェフ、ゲイリー、デビット、孫のマシューとサムもプロのレーシング・ドライバーになっている。

偉大なるサー・ジャックのご冥福を心から祈りたい。

By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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